何歳から摂取OK? カフェインが子どもにとって害になる理由
ちなみに、体内のカフェイン量が体重1kgあたり200mgを超えると致死量にあたる とされます。
1日の摂取量としては500mgを超えると急性中毒症状 を起こす可能性もあります。
恐ろしいことに、ラージサイズのコーヒーを4杯程度で500mgを摂取できてしまいます。
●カフェインは意外なものにも潜んでいる
カフェインを含むものといえばコーヒーが代表的です。でも、カフェインはそのほかの多くの飲食品に含まれています。
一般的な飲料に含まれるカフェイン量では、トップ争いがコーヒーと紅茶、続いてコーラ、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、玄米茶、番茶と続きます。
煎茶の場合、玉露や抹茶の含有量次第でカフェイン量は急増 し、一躍トップに踊りでます。
また、食品にもカフェインは含まれています。
代表的なのがチョコレート。板チョコ1枚にコーヒー1杯の5分の1程度のカフェインが含まれていることがあります。同じくココアにも含まれています。
チョコレートやココアが使われたお菓子やドリンクに危険なほどのカフェインが含まれているわけではありませんが、ノンカフェインではないことを知っておきましょう。
●まとめとして
このように、“カフェイン=コーヒー”という認識は必ずしも正確ではありません。
紅茶をはじめとするお茶類にも、茶葉の種類によってはコーヒー以上のカフェインが含まれていることがあります。
特にお茶類を夏場の水分補給として大量に飲ませるには、十分な注意が必要なのが分かります。
カフェインは嗜好品に多く含まれる傾向があります。
体に悪いこともあれば、良いこともあります。嗜好品とはそういうものかもしれません。
そして、たとえ嗜好品であっても、大人は自分で量やタイミングを調整することができますが、子どもは時として飲み過ぎたり食べ過ぎたりしてしまいます。
大人が正しい知識を持ってしっかりと監督してあげる必要があるのです。
【参考リンク】
・東京都食品安全FAQ(http://food-faq.jp.net/modules/faq/?action=Detail&faqid=50)
●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
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