デブは親のせい!? 子どもの夜更かしが“肥満”につながる根拠と対処法
つまり、幼少期に夜更かししていた子どもは、肥満になる確率が2.3倍も高くなった ということです。
●(2)睡眠不足の子どもは食欲を抑えられない
こちらはロンドン大学の研究ですが、1,008人の5歳児を対象に、“おやつ”を見せてどのくらい食べたがるのか反応を見る調査を行ったそうです。
すると、睡眠時間が11時間未満の子どもは12時間以上の子どもに比べて、お菓子をねだる度合いを示したスコアが1割近くも高くなったとのこと、また、同様にBMIの数値も高かった といいます。
この研究結果から、夜更かしは体内時計を狂わせて肥満体質にさせる原因になる、ということと、睡眠不足は食欲を抑制するホルモンが減少させて過食の原因になる 、ということが分かったそうです。
●子どもを夜更かしさせない方法3つ
●(1)親自身も早寝早起きを心がける
子どもが夜更かしをしてしまう原因には、親自身が夜更かししており、子どももその影響を受けて眠る時間がずれ込むということがあります。
そのため、なるべく親も早めに眠るようにしましょう。
また、人によっては夜遅くに晩酌をする親もいますが、お酒を飲みながらおつまみを食べている姿を見て、子どもも“おやつは夜食べてもいいんだ ”という意識になってしまいます。
こちらもなるべく控えるようにしたいです。
●(2)入眠儀式を作っておく
とはいえ、なかなか仕事や家事が忙しくて早寝なんてとてもできない、という人も多いでしょう。
その場合は、これをやれば必ず寝る、という入眠儀式を作っておくようにしましょう。
絵本の読み聞かせでもいいですし、歯磨きでもいいです。これをすれば子どもが“睡眠モード”に入る という習慣を作っておきましょう。
●(3)夜にスマホやテレビを見せない
これは当たり前ですが、夜にテレビやスマホを見せてはいけません。脳が興奮して睡眠に入りづらくなりますし、寝ても睡眠が浅くなると言われています。
最近ではスマホで動画を見せたりゲームさせたりしてスマホに子守りをさせる親もいますが、眠る1時間前には必ずやめさせましょう。
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いかがでしたか?
子どもに夜更かしさせると、将来的にデブになる確率が高くなることがお分かりいただけたでしょう。
逆に言えば今から努力すれば、その分子どもがデブになる確率を下げられるということでもあります。