最も流産しやすい時期!? プレママに立ちはだかる“妊娠9週の壁”とは
“妊娠9週の壁”という言葉をご存じですか?
妊娠9週、つまり3か月と2週目。お腹がふっくらしてきたり、胸が張って下着がキツくなってきたりと、少しずつ体つきが変わってくるころです。
そして、ママの証でもある“母子手帳”を手に入れることができるのもちょうどこの時期。赤ちゃんが宿ったことを改めて実感し、喜びを感じるプレママさんも多いですよね。
けれど安心してばかりはいられません。実は妊娠9週目は、大きなターニングポイントでもあるのです。
今回はプレママさんたちの前に立ちはだかる“妊娠9週目の壁”について解説してきましょう。
●妊娠9週目は、流産率が最も高い時期
流産は、妊娠7週から9週までの間が最も起こりやすいといわれています。
妊娠9週を何事もなく経過すれば、その後の流産率はグッと低くなります 。つまり、9週目はその妊娠が継続できるかどうかの第一関門ともいえるのです。
“妊娠9週の壁”と呼ばれているのは、こういった理由があるから。
また、つわりがピークに達するのも主にこのころです。それまであまり気にならなかった人にも、はっきりとした嗅覚過敏や激しい吐き気が現れるようになってきます。
そういった面でも、プレママさんたちにとっては厳しい“壁”といえるでしょう。
●心拍停止、耐え難いつわり……先輩ママたちの体験談
妊娠9週目に起きた体の変化などを、先輩ママたちに語ってもらいました。
『8週目、無事に心拍が確認できて喜んでいたのもつかの間。
次の検診では心拍が確認できず、流産していることがわかりました。赤ちゃんの大きさからいうと、ちょうど9週目くらいのときに心臓が止まってしまった そうです。ほんとに9週めの壁ってあるんだな……と愕然としました』(30代女性/2歳女児のママ)
『お腹が常に、チクチク痛かったですね。腹痛のときとも、生理痛のときとも違う、ホントにチクって内側から針でつつかれてるような独特の感じ 。赤ちゃんに何かあったのかと心配になりましたが、「子宮が膨張していくときの痛みで誰にでもあること、問題ない」と医師に説明されてホッとしました』(20代女性/1歳男児のママ)
『赤ちゃんは問題なく成長したんですが、つわりが耐えられないくらい酷くなった。毎日10回以上嘔吐を繰り返し、何をしていても気分が悪くて、ひたすら横になっているしかできなかった。水を飲んでも吐くので何も口にできず、脱水症状寸前で入院 した。