放置すると危険!? “鉄欠乏性貧血”を軽く考えてはいけないワケ3つ
【ママからのご相談】
体調が優れない日が続いています。家の中のことをするだけで息が上がり、本当に疲れやすくなってしまいました。気になっていたので医師に相談すると、「症状から言って鉄欠乏性貧血ではないか」ということで、早速検査を受けました。
すると、ヘモグロビンの値が9.4ととても低く、治療が必要とのことでした。夫に話すと、「貧血って、あの朝礼とかで倒れちゃうやつでしょう?もっと食事をたくさん食べればいいのに」と言われ、傷つきました。
なぜ、貧血というと「たいしたことないもの」と思われてしまうのでしょうか?
私としてはこの一連の体調不良の原因が判明して、治療が必要と言われてすごくすっきりしたのですが、「たいしたことない病気」と夫が理解してくれないことが悲しいです。
●A. 貧血を軽く考えてはいけない理由を3つご紹介します
ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。
貧血と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「か弱い女性が突然フラっと倒れてしまう」というようなイメージを抱く人が多いと思います。
しかし、このような症状は『脳貧血 』と言われるもので、ご相談者様のような『鉄欠乏性貧血 』とは、似て非なるものなのです。
たとえば、小学校の朝礼の時間にクラスメイトが突然バタンと倒れて、保健室に運ばれちゃった!というようなことがあり、「貧血で倒れた」という教師の言葉を記憶しているとご主人のように勘違いをなさってしまうことも珍しくはないと思います。
しかし、これは脳への血液の流れが一瞬途切れることによって起こる症状で、急に血圧が下がったとき、あるいは心臓や血管系に問題がある人に起こると言われています。
貧血と脳貧血は自覚症状が似ていることから誤解されてしまうことが多いのですが、全く違うものなのだということをぜひこの機会に多くの男性の皆さんにも認識していただきたいところですね。
●鉄欠乏性貧血の自覚症状としてあらわれるもの
・血の気が引く
・だるい
・頭痛
・めまい
・顔色が悪い
・動機
・息切れ
これらの症状は一般的には本人のみにしかわからない具合の悪さだということ、その日のコンディションがたまたま悪いとか、風邪気味なのかもというレベルのこともあります。しかし、「たかが貧血」と侮ることなかれ!
放置すると非常に危険な貧血 。