干物もケーキもNG!? がんを予防する“食”にまつわる正しい知識4選
どれだけ健康に良いものでも、毎日同じものを食べ続けるとリスクが伴います。
いいものをバランス良く。野菜ならばいろんな種類のものを織り交ぜる食生活を心がけるようにしましょう。
●Q:「ソーセージ」や「ハム」などの加工食品は避けたほうがいいんですよね?
A:答えはYESです。
子どもが大好きな「ソーセージ」と「ハム」。お弁当にも欠かせません。
でも、これらには“亜硝酸ナトリウム”というピンクの発色を促す添加物 が含まれており、発がん性が高いのです。
どうしても食べたい人は、「無添加」もしくは「無塩せき」と表示されているものを選びましょう。
そのほかにも、砂糖の代わりに使われている合成甘味料の「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムカリウム」「サッカリン」なども要注意です。
また、ジュースや食品などに赤や緑といった色をつける着色料「赤色3号」「緑色3号」「青色1号」「黄色4号」などにも強い発がん性が認められています。
色がきれいで甘いものは、子どもたちが好むものばかり。注意が必要です。不自然に色が鮮やかなものや合成甘味料は控えるようにしましょう。
●Q:「干物」と「ケーキ」。がんを誘発するのはどっち?
A:答えはどちらもです。
要は、塩辛いものと甘いものどちらも健康には良くないということです。
中でもがんにおいて圧倒的に問題となる調味料は“塩”です。
干物は一見カルシウムが取れて栄養満点なイメージがありますが、とにかく塩分が多いので要注意。
厚生労働省が塩漬けにした魚や干物、たらこなどの塩蔵食品は胃がんリスクが高まるという研究結果を公表しているくらいです。
塩は刺激が強く、胃をはじめとする内臓の細胞を傷つけます。目に海水が入ったとき痛いですよね?それぐらい塩の刺激は強烈なのです。
そして傷ついた体内細胞が修復作業をしようとしているときにエラーが起こると、がん細胞に変異してしまうのです。
日本人は味噌汁、漬物、塩蔵魚類(めざし、塩鮭、干物、塩辛、練りウニ、たらこ、いくら)を好む傾向にあるので、塩分を取りすぎていると感じる人はただちに控えるようにしましょう。一方で、ケーキなどの甘いものも危険です。
なかでも白砂糖はカルシウムを奪う働き があります。
カルシウムは胃がんや大腸ガンの発生や増殖を抑える効果があるので、甘いものを過剰に摂取していると自然にがんリスクが高まることになるのです。