子育て情報『国によって認識が違う? 現役ママに聞く“手を上げるしつけ”への賛否』

2016年11月12日 17:00

国によって認識が違う? 現役ママに聞く“手を上げるしつけ”への賛否

は、『一度も手をあげたことはない し、これからもあげることは絶対にない』と言い切ります。

「子どもが悪いことをしたときはどうやって叱りますか?」と質問すると、『何がどうして悪いのかを言って聞かせればわかってくれる』との答えです。

お邪魔したEさん宅では、最初、子どもたち2人は子ども部屋で静かに遊んでいて、その気配もほとんど感じられませんでした。

それというのも、大人同士の会話は子どもに聞かせるべきではないからという理由でEさんが2人に『ママたちは大事なお話があるから、部屋で静かに遊んでいてね』と言ったから。

お茶をいただく段になって現れた2人でしたが、それでも、お行儀の良さには驚かされました。

果たして、生来おとなしい性質だから言い聞かせるだけで済むのか、言い聞かせるというしつけ方がおとなしい子どもを育てたのか?と考えさせられました。

●海外における“手を上げるしつけ”への認識

海外における認識は国によって大きく異なります。非常におおまかな区別ですが、経済的な余裕がある欧米諸国などでは、子どものしつけは緩やか です。


親や大人たちが大まかで幅の広いガイドラインを敷き、子どもたちはその広い道の上を自由に進んでいきます。

日本ほど礼儀作法などに重きを置かないため、“しつけ”は日常生活を送るためのものというハードルの低さです。そのため、一般家庭では手を上げるような機会があまりないのです。

それどころか、「手を上げることは犯罪」との認識が強く、手を上げた事実が発見されれば通報されて逮捕される 可能性のある国もあります。そんなときに「これは愛の鉄拳だ」と主張しても通りません。

日本人などのモンゴル系人種の子どものお尻に浮かぶ蒙古斑。この存在があまり知られていなかったころは、親が幼児のお尻を叩いた証拠だとして通報逮捕されることも少なからずあったほどです。

ニュージーランド人のLさんとは、同年代の子どもがいる隣人として親しく付き合っています。
彼女が言うには、『ニュージーランドでは、どこかの家で子どもの泣き声が続くと、体罰かネグレクトが行われているかもと隣人たちが様子を見に行くのが当たり前』とのこと。

彼女自身、子どもに手をあげることに対して絶対反対の姿勢を持ち、公園やスーパーなどで子どもを乱暴に扱う親を見かけると、直接声をかけたり、警備員などに知らせたりなどの行動を取ります。

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