欠席でもプレゼント必須? 子どものお誕生会トラブルを回避するコツ
名前も聞いたことのないようなクラスメートでもね』と少し怒った口調で話してくれました。
だから、出席するかどうかはよく考えて決めていたそうです。
ではプレゼントはどうしたかというと、『欠席でも、それほど親しくない相手でも、小さなプレゼントとカードは必ず渡すようにしていた』というTさん。
なぜなら、『ウチの子どもたちの誕生会に来てくれる人が減ってしまうから』とのこと。
なるほど、誕生会やプレゼントは“お互いさま”な感覚で均衡を保っている ところがあります。
欠席が多く、プレゼントを渡していないと、いざというとき自分たちの誕生会に来てくれる人が減ってしまうわけです。
●年々派手になるパーティーを見直すきっかけは子どもまかせ
「去年よりも大勢呼びたい」「友達の誕生会みたいにレストランでやりたい」。
子どもが小学生くらいになると、そんな希望を親に訴えてくるようになります。
親としては、誕生日だけに希望を叶えてあげたい気持ちはあっても、現実的に「キツイ」ことも多いのが正直なところ。
そんなときは『子どもにプランを立てさせてみるといい』と言うのは4人の子どもをこのコミュニティで育てあげたYさん。
『子どもの意見を聞いてそれを叶えてやろうなんて思ったら、破産しちゃうわよ』と笑いつつ、『だから、予算を決めて自分たちで計画を立てさせるのが一番!』と言い切ります。
これだと、大勢呼ぶならお菓子を買いこんでの公園ピクニックプラン、少人数なら自宅で好きなピザをオーダーしてビデオを見る、などに落ち着いていくそうです。
『親の負担は最小限で、子どもの経済観念も計画能力も育つでしょ?』と自慢げなTさんの子どもたちは、派手でなく予算も最小限のパーティーであっても、自分たちが計画した手作りパーティーというブランドに自信を持って楽しんでいた そうです。
●まとめとして
ママ社会にも子ども社会にも、妬みや競争心があります。誕生会はそれが良くも悪くも表面に出やすい機会。
だからこそ、呼ぶ側も呼ばれる側もマナーを守って、お祝いムードを盛り上げたいものです。
ここでご紹介したのは、海外在住者たちのお誕生会事情ですが、日本人社会にも十分当てはまると思います。
子どもの喜ぶ顔が楽しみな誕生会、暗い顔にさせないための参考にしてもらえれば幸いです。
●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
「まさかこんなことになるとは…」私が絶対にママ友を家に呼ばない理由