女にキャリアは不要? 子どもを下流にする時代遅れな親の実態
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
私のところにご相談にいらっしゃる女性は仕事で忙しく何でも一人でやれてしまうという女性が多いです。
しかし一部には、30代で実家暮らし、収入が少ない女性もいます。
派遣社員やパートタイマーで手取りが10万円台という女性や、正社員ですが昇給のない事務職で手取り10万円台の仕事をしている方です。年収では300万円以下。
20代なら、また一時的ならそれぐらいの収入でもいいのかもしれませんが、30代女性の平均年収が390万円ぐらいなので、世間の同年齢の収入平均より100万円以上も差がついてしまっています。
「いつか結婚するし、結婚したら仕事は辞めるかもしれないからキャリアとか考えたことがなかった」という方が多いですね。
●子どもを下流にする時代遅れな親たち
もっとよく聞いていくと中には、「女の子だから正社員にならなくていい 。結婚相談所に入って結婚すればいいから」と時代錯誤なことを言われて育ったという30代女性がおりました。
正社員で仕事をしながら結婚して子どもを産んで復職してくる女性たちを見て、親に甘えて未来のことを考えていなかったことに愕然としたそうです。
『「週5日で働いていればいいんじゃない」と、働くことについて甘い親だった』というフリーター女性もおりました。
彼女はその後、一人暮らしを始めて正社員になり彼氏もできたのですが、彼女のお姉さんが今も実家暮らしのパートタイマーなのだそうです。
親が少々時代遅れな考え方でも、友だちや社会の影響を受けて「私はそういう生き方は選ばない」と反抗していればいいのですが。
就職はちゃんとして働いているけれども、親が勧める進路を選んだ方も。
『母から「あなたは民間じゃ無理。
公務員に向いている」と言われてそれを鵜呑みにし、公務員になりました。でも公務員だって忙しいし、しっかり主張するべきところはあるので、母がいう「公務員に向いている」ってそんなに気にしなくてもよかったかも』
『親が喜ぶので銀行に就職しました。実家を出て一人暮らしをしようとしたときに、母は「お前に一人暮らしはムリ」と反対しました』
進路を決めるいくつかの判断材料の一つが親の意向であってもいいと思うのですが、親の意見が占める割合が多い方は恋愛がうまくいかないことが多い 。「親は100%正しい」と思っていて反抗期がないのです。