男の子は特に注意! 子どもに多い交通事故の特徴と安全対策のコツ
広がらない。ふざけない 」を合言葉にしましょう。
好奇心旺盛で、楽しいことが大好きな子どもには難しいお約束ではありますね。下校時ともなれば、開放感でいっそう難しいかもしれません。
しかし、地道な家庭でのしつけが事故防止につながります。日頃から、親子で根気よく唱えましょう。
●駆け足横断が多い
道路の向こう側に友だちがいる。あるいは、家族がいる。
低学年が、高学年についていこうとして急いでいる。
理由はさまざまですが、子どもの飛び出し事故の典型です。駆け足横断はとにかく安全不確認になりやすい ものです。
子どもを一人で送り出すときには、時間に余裕を持たせ、慌てさせないこと。親が同伴のときにも、「ぐずぐずしないで早く渡って」などと急かさないようにしましょう。
●駐車車両の前後
駐車車両の陰から飛び出して交通事故に遭う……危険予測の分野ではテッパンともいえる事故のパターン です。特に、子どもは自分の姿がドライバーには見えていないということを予想しづらいものです。
駐車車両が危険だというだけではなく、「近寄らないように」と言い聞かせておきましょう。
●番外編(自宅のガレージ、商業施設の駐車場)
事故の発生件数としては交差点ほど多くはありません。しかし、子育て中のパパママにはぜひ気を付けていただきたい危険箇所です。
●自宅のガレージ
●>死角に注意
死角とは見えない部分のことです。運転教本によると、普通自動車の死角は、前方4m・運転席側1m・助手席側4m・後方12mです。
車のすぐそばで、小さな子どもが遊んでいれば、運転席からは見えません。
時折、自宅のガレージで親が子をひき、死なせてしまうという事故が報じられています。まず、乗車する前に必ず車の周囲を確認する習慣を身に付けましょう。
そして、子ども自身にも車には死角があることを教えておきましょう 。
まず、キーを抜いた状態で、子どもを運転席に座らせます(座高はクッションや座布団で調節しましょう)。
大人が車の死角部分に立った後、その場でしゃがんで見せましょう。百聞は一見にしかず。車のそばで遊んではいけない理由を納得してくれるはずです。
●>後追い防止
めでたく子どもが死角を理解できたからといって、安心はできません。
子どもは忘れやすいものです。子どもが一人で家を抜け出し、出かける親を追いかけてくるということがあります。