男の子は特に注意! 子どもに多い交通事故の特徴と安全対策のコツ
つまり、乗車前に車の周囲を確認しても、時間が経てば状況は変わるということです。
自宅のガレージから車を出す際には、必ず、家族間で子どもの監視役を決めておきましょう 。
●商業施設の駐車場
●>降車時は大人が先に!
子どもを先に車から降ろすのは大変危険です。やはり、うれしくて通路に飛び出したり、他の車の死角に入って事故に遭うことも考えられます。
まず、大人が先に降りることを習慣にしましょう。
●>目も手も離さない!
ママは両手に荷物いっぱい。そして、買い物中はじっとしていない子どもを叱りつけてぐったり……。そんな光景はどこの商業施設の駐車場でも珍しくないものです。
しかし、最後の力を振り絞って、お子さんを守りましょう。まず、片手でも空いていれば、必ず、子どもと手をつなぎましょう。
もしも、どうしても両手が塞がっているときは、“ れっしゃごっこ”やその他ママのアイデア で親の背後につかせましょう。
このとき、子どもの両手はお母さんの腰をしっかりつかむようにお約束しましょう。「二両編成でまいりまーす」「車駅に到着後、切り離し作業を行いまーす」などなど。
こんなセリフで、飛び出しやすい年頃の子どもは意外と乗ってくれるはずです。
しかし、それでも子どもが危険な行動に出てしまったら、すぐに荷物を手放せるように心の準備はお忘れなく。
子どもの交通事故防止は一日にしてならず。
簡単なことではありませんが、日々の努力が、きっとお子さんを救ってくれるはずです。
【参考文献】
・『交通事故学』石田敏郎・著
・『学科教本』『運転教本』中部日本自動車学校・発行
・『子どものための交通安全教育入門』大谷亮・金光義弘・谷口俊治・向井希宏・小川和久・山口直範(編)
・『ポケット六法』有斐閣・発行
【参考リンク】
・子供の交通人身事故発生状況~平成28年上半期~ | 警視庁(PDF)(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/vta.files/child.pdf)
・小学生の交通人身事故発生状況~平成28年上半期~ | 警視庁(PDF)(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/vta.files/schoolchildren.pdf)
●ライター/奈都木あや(元教習指導員)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)