事故やケガを阻止! “子ども乗せ自転車”の注意点と安全対策7つ
こんにちは。元教習指導員の奈都木あやです。
近年、自転車にお子さんを乗せて走るママ&パパの姿がずいぶんと増えました。
自動車は停める場所に困るし、バスはちょっと不便。だけど、歩いて行くには遠すぎる。そんなときに便利なのが自転車というわけですね。
今や、自転車は子育てになくてはならないアイテムだという方も多いことでしょう。
しかし、その反面、ヒヤリとしたという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、親子で安心して乗れるように、その注意点と安全対策をご紹介します。
●子ども乗せエピソード
まずは、自転車にまつわるエピソードを子育て中のママに聞いてみました。
『子ども2人を電動アシスト自転車に乗せて、どこまでも行きます。1日で往復約15km走ることもあります。おかげで、骨密度が上がりました!※バッテリー残量に注意』(40代ママ)
『坂の途中にある見通しの悪い交差点で、出合い頭に自動車とぶつかりかけてバランスを崩し、転倒 しました。子どもは奇跡的に無傷だったけれど、私は手を擦りむきました』(30代ママ)
『スピードを出し過ぎてカーブで転倒 しました。娘はあごを、私は腕を擦りむきました』(30代ママ)
微笑ましいエピソードもあれば、危険なケースも少なからずあるようです。
●法律上の注意点
私のママ友(東京都在住)が数か月前に、3人目のお子さんを出産しました。子宝に恵まれて幸せいっぱいの彼女ですが、目下の悩みは自転車です。
第1子は小学1年生。第2子は5歳。そして、第3子は10か月。
赤ちゃんもだいぶ大きくなったので、そろそろ自転車で移動したいけれど、3人乗せても大丈夫かしら?というお悩みです。
では、さっそく道路交通法を確認してみましょう!
道路交通法は、原則として、自転車の二人乗り運転を禁止しています。
しかし、例外があります。『公安委員会は、必要があると認めるときは、乗車人数を定めることができる』というものです。
つまり、2人以上乗れるかどうかは各都道府県によって違う ということです。
その一例として、東京都の場合(東京都道路交通規則)をご紹介します。
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・16歳以上の運転者が幼児用座席に幼児(6歳未満。以下同じ)1人を乗せるとき
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さらに、幼児1人をバンドやおんぶ紐などで背負って運転することができます。