事故やケガを阻止! “子ども乗せ自転車”の注意点と安全対策7つ
お子さんの命を守るため、必ず着用させましょう。
●(2)停めるとき
安定した場所に停め、降りたらハンドルロック。
国民生活センターが行った実験に、興味深いものがあります。ゆるやかな傾斜であっても、ハンドルを切った状態では前輪が動き出し、転倒することがある という結果でした。
自転車はハンドルが真っすぐになるように停めましょう。そして、ハンドルを安定させた状態で乗せ降ろしを行いましょう。
また、旋回抑制機構(ハンドルストッパー)のあるものは、必ず作動させておきましょう。ハンドルがくるっと回って、前輪が動きだしてしまう危険を抑えてくれます。
●(3)停めたあと
子どもを乗せたまま離れない。
転倒、または転倒しそうになった場面の調査では、18人(107人中)が「自転車にまたがったまま、停車中」という状態でした。
短時間であっても、お子さんを乗せたまま離れることはやめましょう。
●(4)子どもが2人いる場合
2人乗せる場合は、年長を後部座席、年少を前部座席。乗せるときは後部座席が先。降ろすときは、前部座席が先。
お子さんの体重にも注意が必要です。自転車協会は、『前の座席は15kg、後ろの座席は22kgを超えないように』としています。
自転車の取り扱い説明書でも確認しておきましょう。
●(5)ママの乗り方
・ケンケン乗りをしない
・かかとの低い靴で乗る
調査では、8割の人が子どもを乗せた自転車を重いと感じると答えています。
一人で乗るときに比べると安定が悪くなります。くれぐれもケンケン乗りはしないようにしましょう。
また、ワーキングマザーには耳の痛い忠告かもしれませんが、高いヒールでの乗車は避けましょう。そして、サドルは低めにし、地面に両足がつくようにしましょう。
●(6)走行・押し歩き中の注意
急な方向転換は転倒のもと。
転倒、または転倒しそうになった場面の調査では、走行中が26人、押し歩き中が17人(107人中)でした。
押し歩きではUターンや方向転換の際に危険な思いをしたとの回答がありました。走行中以外にも危険はあるということですね。
バランスを崩しやすくなるので、急な方向転換は避けましょう。そして、細かなハンドル操作が必要な狭い場所ではお子さんを降ろしてから取り回しをしましょう。
その他、段差や他の自転車とのすれ違い時に少しでも危険を感じたら、停まったり、降りたりして対応しましょう。