費用の目安は? 孤独なママをサポートする“産後ケア施設”の特徴
こんにちは。保育士でライターのyossyです。
産後のママは心身ともに不安定になるうえに、赤ちゃんの育児も始まります。睡眠時間が削られ、常に真剣勝負。夫や親族の手伝いが得られない人は、特に負担が大きいですね。
実家と離れて暮らしている人もいるでしょうし、近年は晩婚化が進んでおり、自身の両親が高齢化していて、手伝いを頼めないケースも増えているでしょう。
そんなときにママの助けになるのが“産後ケア施設 ”です。具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか?ご紹介します。
●ママと赤ちゃんの健康をサポート
産後のママや赤ちゃんを、日帰りもしくは宿泊でサポートしてくれる施設を、一般的に「産後ケア施設」「産後ケアセンター」などと呼びます。
例えば、下記のようなサービスをしてくれるのです。
・赤ちゃん、ママの体調チェック
・ママの休養のために赤ちゃんを預かる
・骨盤ケア
・母乳ケア
・育児アドバイス
場合によっては、エステ、アロママッサージなどのサービスがあることも 。
産後はママの体がダメージを負っていますし、育児もわからないことだらけです。そんなときにサポートが受けられるのはうれしいですね。
●1泊2日で2~3万円程度が相場
では、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
サービス内容や施設によって大きく異なりますが、首都圏の場合、1泊2日で2~3万円程度からが目安 のようです。
『日本産後ケア協会』のホームページから、施設の一覧と費用の目安がチェックできます。
一度見てみるといいでしょう。
●自治体の産後ケア事業がないかも確認を
世田谷区や横浜市など、産後ケア事業を行っている自治体もあります。
例えば世田谷区の場合、生後4か月未満の赤ちゃんとそのママを対象に、最大7日までサービスを利用できます。
育児不安や体調不良などがあり、家族の支援を受けられない人、といった条件も。
利用者の負担額は、原則下記の通りです。
・母子ショートステイ1泊2日:6,400円(1日3,200円)
・母子デイケア1日:2,060円
一般的にかかる費用の目安を考えると、かなり負担が軽減されていますね。ただし、人気のサービスなので、早めにリサーチをして問い合わせておく といいでしょう。●孤独なママを救うために
産後のママは体調面だけではなく、精神面でも負担が大きいものです。
特に、産後手伝ってもらえる人がいない場合や、家族がいても意見の相違などがある場合、非常に孤独感を感じるでしょう。