子育て情報『セレクション、キャンプなど新しい環境、緊張しがちなときでも自分の得意なプレーをする方法』

2020年7月2日 12:00

セレクション、キャンプなど新しい環境、緊張しがちなときでも自分の得意なプレーをする方法

試合中に何度もアップダウンを繰り返すなど、豊富な運動量が持ち味の渡邉選手。ゴール前に駆け上がるスプリントは武器のひとつであり、試合で発揮するための努力は惜しまないそうです。

「技術はすぐにうまくはなりませんが、スプリントはトレーニングをすればするほど、走れるようになります。1試合に1、2回スプリントしてボールが来なくても、10回、15回と増やすことができれば、そのうちの1回が得点につながるかもしれません」

■チームのために動くことが自分の長所を存分に出すことにつながる

スプリントを得点につなげるためにポイントになるのが、味方からパスを呼び込むこと。とくにセレクションや急造チームなどでは、呼吸を合わせるのは難しいもの。渡邉選手は「だからこそ、味方の特徴を早く知ることが大事」と言葉に力を込めます。

「僕がトライアルやセレクションのときに心がけているのが、うまい選手の特徴を見極めて、共存することです。たとえば、中盤にボールを持ててパスも出せてという、司令塔タイプの選手がいた場合、その選手と同じように自分がボールを持つのは難しいですよね。
やりたいプレーが重なるので、プレーが合わなくなってしまいます」

たしかに、互いに自分の得意なプレーをしようとすることで連携がとれず、結果としてチームに悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。そうなると、個人の評価は下がってしまいます。

「上手な選手をライバル視するのではなく、その選手に合わせることを心がけています。パスが上手な選手がいて『この選手がキーマンだな』と思ったら、その選手から良いパスを引き出す動きをするんです。パスが得意な選手は、走っている選手がいればパスを出してくれます。これが共存です」

もし、その選手がボールを奪われたら、我先にと戻って守備をするそうです。チームが円滑に流れるためのサポートを惜しまず、自分の長所をどれだけ出すことができるか。それがセレクションやトライルの場ではポイントになるようです。


「サッカーで上を目指したい子どもたちは、セレクションやトライアルを受ける機会はたくさんあると思います。メンタル面で大切なのは『自分はこのプレーで勝負するんだ』という気持ちです。僕であればスプリントと運動量、プレースキック。この3つで勝負して、評価されなかったらしょうがないという気持ちでやっています」

■セレクションで緊張したら......

セレクションのときは緊張し、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。

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