子育て情報『サッカーを通じて「自分で考えて動く力」が身につく理由とは? サカイクキャンプコーチに聞いた』

サッカーを通じて「自分で考えて動く力」が身につく理由とは? サカイクキャンプコーチに聞いた

この春からお子さんがサッカーを始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。数あるスポーツの中からサッカーを選んだ理由は何でしょう。サッカーを通して身に着けてほしいものは?それらはご家庭ごとに違うかもしれません。

運動能力をアップさせることだけでなく、心も成長させてくれるサッカー。サッカーを通じて子どもがどう変わっていくかを、日々子どもたちと触れ合っているシンキングサッカースクールのコーチたちに聞きました。

楽しんでプレーしたりチーム活動をするなかで体力やコミュニケーション力など、様々な力が自然と身に付くサッカーの魅力を存分にお伝えします。お子さんのサポートに役立ててください。
(取材・文:前田陽子)

目次

・楽しく身体を動かしながら運動能力が高まる
・ボール遊びもままならない現代だからこそ
・「ごめん」「ありがとう」が言える子になる、周りを思いやる力がつく
・常に状況が変化するスポーツだから、自分で考えて判断する力がつく


サッカーを通じて「自分で考えて動く力」が身につく理由とは? サカイクキャンプコーチに聞いた

サッカーで身につくこととは(写真は少年サッカーのイメージ)

■楽しく身体を動かしながら運動能力が高まる

子どもにとってのスポーツの魅力は「身体を動かすことの楽しさや勝つことの喜びなど、スポーツの楽しさが体験できること」とコーチたちは口を揃えます。


その中でも「サッカーはボールひとつがあればできるスポーツ。バスケットボールのように手でボールをつくのは子どもには難しく、野球は複雑なルールがありますが、サッカーはボールが蹴れればOKというシンプルさです。遊びの延長のようにできるので、子どもの最初のスポーツにぴったりです」と黒滝コーチは言います。

加えて、サッカーは身体全てを使うスポーツで、前後にはもちろん、横にも斜めにも走り、ジャンプもして、スローインでは手も使います。ボールを蹴りながら走ることを筆頭に、バックステップを踏んだり、相手を追いかけたりという非日常の動きの連続。その動きを続けることで、五感で察知したものを判断して筋肉を動かす過程をスムーズに行う、コーディネーション能力も身に付きます。

■ボール遊びもままならない現代だからこそ

また、暑くても寒くても一年中行うのもサッカーの特徴。持続的に運動するので自然と体力がつき、風邪などを引きにくくなります。
近所の公園では遊具も限定され、ボール遊びもままなりません。スクールに入ればコーチたち大人が見守っているという安心安全な環境も得られます。

外で遊ぶ時間が減っている現代だからこそ、オンラインではなく実際に人と会って一緒に運動することで得るものがたくさんあるはずです。

■「ごめん」「ありがとう」が言える子になる、周りを思いやる力がつく

サッカーは圧倒的にミスの多いスポーツで、誰かに補ってもらったり、誰かを助けたりしなければ成り立たちません。

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