子育て情報『周りを見る余裕と試合運びが身につく! 新設U-10リーグの「特別な」レギュレーションとは』

2021年7月27日 14:19

周りを見る余裕と試合運びが身につく! 新設U-10リーグの「特別な」レギュレーションとは

本当の意味での選手ファーストを実現するためのリーグ戦として、一般社団法人あしたのためにプロジェクト「アシタノタメニリーグ・U‐10」を立ち上げました。

子ども達のためでなく「ただ消化するため」につくられている試合形式が多かったり、「大人が満足するため」にやっているような目的が形骸化してしまっている現状が多い中、ジュニア年代の試合として本来あるべき姿に戻そう、という思いがキッカケで作られたこのリーグは、子どもを伸ばすために考えられた他ではないレギュレーションが特長です。

一般社団法人あしたのためにプロジェクト代表理事の久保田大介さんに、リーグ立ち上げについての思いなどを伺いました。
(取材・文:松尾祐希)

目次

・U‐10年代は本当のフットボールの入り口
・出場機会を作るための25分ハーフ
・必ずしも8人でなくてOK、チームやピッチ状況に合わせて臨機応変に対応すればいい
・走り切れない試合時間にすることで、ペース配分や試合運び学ぶきっかけになる
・ボールを大事にすることはフットボールを知る第一歩


周りを見る余裕と試合運びが身につく! 新設U-10リーグの「特別な」レギュレーションとは

本当の意味での選手ファーストを実現するU‐10リーグが開幕(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)

■U‐10年代は本当のフットボールの入り口

――"アシタノタメニリーグ・U‐10"を創設された理由を教えて下さい。

理由はふたつあります。ひとつ目は10歳を一つの区切りとし、フットボーラーとしてのターニングポイントにしてほしかったからです。小学校4年生は10歳を迎え、そろそろフットボーラーとして一段ステージを上がってもおかしくない年齢。低学年の頃は遊びの中でサッカーに触れていく中で、4年生からはジュニアユース年代に進んでいく入口として競技に向き合ってほしかったんです。


そして、ふたつ目の理由はU‐10のリーグ戦がU‐12年代、U‐11年代と比較すると、リーグ戦の機会が多くはありません。そうした疑問を持っていたので、新たにリーグ戦を創設する際にどの年代で行うべきかをTwitter上でアンケートを取りました。すると、U‐12が最もリーグ戦を開催している年代でニーズがなく、逆にU‐10の需要があったんです。

そうしたふたつのことから、本当のフットボールの入り口として、U‐10年代でフットボールの本質に基づいたリーグ戦を創設しました。

「アシタノタメニリーグ・U-10」のレギュレーション

  • 基本は8人制だが、対戦チーム同士の合意があれば、人数変更もOK
  • ハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間とし、指導者はベンチから離れる。指導者は何か伝えたいことがあるならば、2分以内にまとめる力が必要になる。
  • 試合時間を長くし(25分ハーフ)、試合運びに緩急をつけることを学ぶ。

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