子育て情報『気になるサッカーと勉強の両立。意味のある勉強の3つの仕方』

2023年3月14日 12:30

気になるサッカーと勉強の両立。意味のある勉強の3つの仕方

サッカーも同じで、自主練をする時間は限られます。その中で、いかにして効率よく学習し、上達するかを考えることが大切だと思っています」

目的意識を持つことで、いますべきことに意識が向き、それに対するフィードバックが生まれます。それを繰り返すことで、成長へとつながっていきます。

■3つ目のポイントは「目標からの逆算」

気になるサッカーと勉強の両立。意味のある勉強の3つの仕方

丹羽さんは「スポーツをしている子たちは、目標を立てることが日常になっているので、理解しやすいのではないでしょうか」と言います。 

「全国大会に出たい、レギュラーになりたいなど、スポーツをしている人は、何かしらの目標を立てると思います。目標を立てて終わりではなく、目標から現在地を逆算して、『達成するために、1ヶ月後にはどうなっていればいいだろう』といった視点を持つことが大切だと教えています」

アカトレでは目標設定の授業もあるそうで、「全国大会に出場するために、中間目標を立てたり、レギュラーになるために、レギュラーの選手と自分との違いを考えて、どうすればいいかを考えるといったアドバイスをしています」と話します。

アカトレで教えているのは「スポーツも勉強も頭を使ってやろう」ということ。それが文武両道につながっていきます。
頭を使って取り組むこと、目標を立てて、達成するためのプロセスを考えることなどは、社会に出てからも大いに役立つ能力です。

■勉強が好きになるきっかけづくり

気になるサッカーと勉強の両立。意味のある勉強の3つの仕方

丹羽さんたちがアカトレを立ち上げた背景には、「学校の成績が低いと、スポーツ目的で行きたい高校があったとしても、行けない可能性がある」という現実があります。

いくらサッカーが上手くても、学校の成績が低い子は入学できないといったケースはたくさんあります。

「僕もそうでしたが、スポーツしかして来なかった子は、勉強で苦労します。スポーツ推薦で進学するにしても、最低これぐらいの成績は必要というラインがあり、とくにサッカー推薦は、ある程度の成績が必要な傾向にあります」

サッカーの力はあるのに、学力が足りずに志望校に行けないとなると、悔やんでも悔みきれません。

丹羽さんたちは「本気でスポーツをしている子に対して、勉強で進む選択肢も作ってあげたい」という想いから、アカトレをいわゆる学習塾ではなく「学習サポート」という位置づけにしています。

カリキュラムは充実しており、現役阪大生が講師となって、各教科の内容を教える動画を制作。

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