ボールコントロールの理由・意味、チームとしてどうプレーしたいか ワーチャレ優勝のバルサがトレーニングで意識していること
なにより「チームとしてどのようにプレーしたいか」が大切で、コントロールの理由、意味を子どもたちに教えることが重要だと考えています。ボールコントロールに意味を持たせること、コントロールの次のプレーを考えることを重視しています。
■大事なのはボールを保持することではなく、前進させゴールを狙うこと
U-12年代の指導で大事にしていることを教えてくれたジョルディ監督(C)新井賢一
――大会を通じて、バルサの選手はチャンスと見るや120%の力でプレーし、ゴールを奪っていました。その強度、迫力は素晴らしいものがありました。普段、どのようなアプローチで意識させているのでしょうか?
ジョルディバルサのプレーの仕方として「常にボールを保持していたい」という考えがあります。なのでボールを失った瞬間は「取り戻すために、必ず120%の力で行かなければいけない」と伝えています。
攻撃では相手の状況を見て、自分たちのプレーを変えていくことが重要です。例えば、ただパスを繋いでボールを保持するのではなく、相手がどこにいるのか、どこにスペースがあるのかを見ながらプレーしています。
大事なのはボールを保持することではなく、前進させること、そしてゴールを狙うことです。
■バルサの選手たちも大会を通じて11人制に慣れていった
――日本で7試合を戦いましたが、チームとして成長した部分はどのようなところでしょうか?
ジョルディバルサにとって『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』は、シーズン開幕前、新チーム立ち上げの時期の大会です。選手たちはそれまで7人制サッカーをしていました。この大会は11人制で行われるので、11人制ならではのスペースの使い方やポジショニングに慣れていきました。我々は大会に来る前、練習3回と練習試合を1度しただけでした。その頃から見ても、大会を通じて成長してくれたと思います。
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