8人制より幅もスペースもある中でどうプレーすればいいか、2年連続準決勝進出のヴィッセル神戸が「ワーチャレ」で感じた課題
今大会に出場しての収穫や今後の課題を語ってくれた坪内監督(C)新井賢一
――昨年(準優勝)に続きベスト4に残り、フクダ電子アリーナに立ちました。大会を振り返って感想をお願いします。
坪内有名なチームとたくさん試合ができましたし、来年から11人制に移行する中で、ヴィッセルとしてのやり方も含めた感覚がわかったのは良かったと思います。普段より、幅も深さもスペースもある中で、どうプレーしていけばいいのか。フィニッシュゾーンでの引き出しが少なかったと感じているので、次につなげていきたいです。
■いくらサッカーを頑張っても選手自身が身体のケアにおざなりでは上に行けない
――選手に話を聞くと、トレーナーさんがついてくれるおかげで、連戦の疲労感が少ないと言っていました。
坪内それはすごく大事なところですよね。いくらサッカーを頑張っても、そこがおざなりになると意味がないですし(体のケアも)やっていかないと、上には行けないよと、日頃から言っています。
「お菓子やアイスを食べていて、プロになれるの?なれないよね。じゃあ止めないとね」って。12歳という入り口の段階で言わないと「なんであのときに言わなかったんだ」となってしまいますから。気づいたときには戻れないので、小学生だからこそ言わなくてはいけないと思っています。
■選手たちが大会を通じてチームとしてうまくいったと感じる部分
ラウンド16終了後(大和DREAMSに3-1で勝利)、選手たちにも話をうかがいました。
インタビューを受けてくれたのは石丸悠羽くん(10番キャプテン)、岡田隼輝くん(9番)、三崎屋史虎くん(7番)。
試合の感想を語ってくれた選手たち(C)高瀬波音也
■選手たちが大会を通じてチームとしてうまくいったと感じる部分
――大和DREAMSに3-1で勝利しましたが、試合の感想を聞かせてください。
石丸チーム全体で守備にも攻撃にも参加して、ゴールに向かうことができていたと思います。
岡田いい形で試合に入ることができて、うまく試合を進められたと思います。三崎屋みんなが一丸となって、しっかり戦えたことがよかったです。
――今大会、チームとしてうまくいっている部分は?
石丸ボールを動かすところや、サイドチェンジをしてから縦パスを入れて、ゴールに向かうところです。チーム全体での攻撃、守備がうまくいっていると思います。