子育て情報『大会の格や規模について苦情を言ってくる親たちに、練習試合でも成長できることを伝える方法を教えて』

大会の格や規模について苦情を言ってくる親たちに、練習試合でも成長できることを伝える方法を教えて

小5~6年代だと、どのような方法がお薦めでしょうか。

<池上さんからのアドバイス>

ご相談ありがとうございます。

私が発信したことが何かの力になったのであれば、非常にうれしいことです。こちらから発信はするけれど、それについて読者の方から感想をいただくことは滅多にありません。伝えていただきありがとうございます。

■わが子しか見ない傾向にあるので難しいが、チームとしての成長に目を向けてくれるよう説明が必要

さて、本題です。保護者の方々が「練習試合ではこちらも対戦相手も本気度が低いので成長につながらない」とおっしゃっているとのこと。公式戦、練習試合にかかわらず、そもそも子どもの成長を読み取るのは簡単ではありません。
特に、素人目でうまくなっているかどうかはわかりづらいでしょう。

わかりやすいのはリフティングの数とか、挙げたゴールの数とか、どのくらい自主練をしたかなどがひとつの尺度になるのでしょうが、それは目に見える一部の事実にしかすぎません。特に、一人ひとりの保護者だから自分の子どもしか見ない傾向があるため、余計難しいかもしれません。

本来ならば、チームとしての成長に目を向けてほしい。そのためには、指導者から保護者への説明や解説をするとよいでしょう。

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■その年代でどうなってほしいのか説明をする

例えば小学生であれば、数的優位を理解して実践できるようにしたいので2対1や3対2の練習をしていることを説明してください。

「ドリブルよりも簡単に相手を抜き去ることができます。サッカーというスポーツがどのように成り立っているかを認知してもらうための練習です」

そんな説明をすると、保護者はそこに注目し始めます。
子どもに対して「最近パスが上手くなったね」とほめたり、認めてもらえるようなことにつながります。少しわかってくると「サッカーらしくなったね」といった感想も聞けるようになります。

■その日の「狙い」を事前に説明する

練習試合でも同じです。

「今日の練習ゲームは、こんな狙いでやっています」と事前に説明します。直接保護者に言わなくても「明日の試合はこれを目標にやろう」と子どもたちに伝えます。事前に試合にはそういった成長するための狙いや目標を立てて臨んでいることを保護者に伝えておけば、子どもたちが自分の親に伝えます。

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