「何やってんだ!」と叫んでいた親たちが変わった サッカー少年の親の心得10か条とは
子ども自身が、サッカーが上手くなることや勝利を目指すことは大事なことですが、親御さんの方が熱が入ってのめりこんでしまっていることはありませんか。
子どもがサッカーを楽しんで自ら伸びていくために大事なことがあります。
クラブチーム、少年団などの所属先、チームの強弱やサッカーの上手い下手関係なく、全てのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」。
サカイクでは4月に希望チームを募り、10か条のチラシを保護者に配布してもらいました。その中のいくつかのチームに、保護者の反応を伺いました。
写真はサッカー少年のイメージ
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■ポジティブな声かけに変わった
教員でもあり、スポーツ少年団も代表を務めるAさんは、もともと子どもが悩み、自分で考えて答えを出すことが大事だという考えで、子どもたちに考えさせる指導をしていて、サカイクにも賛同していたそうです。
サカイクのSNSで10か条の存在を知り、特に第2条、3条、9条に共感してくれていたとの言います。
第2条:今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう
第3条:子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう
第9条:サッカー以外のことを大事にしよう
今回の応募の理由は、上記のような接し方の理由を理解していただくことと、保護者の皆さんに親のスタンスをご理解いただきたかったためだそう。
実際に配布してみて保護者の皆さんの反応はというと、特に試合での声かけが変わったとのこと。
以前は「何やってんだ」「下手くそ」と言った声が多かったそうですが、最近では試合に負けていたり我が子のプレーにちょっとイライラする様子はあっても、それを声に出さず、ポジティブな声援を送るようになり、チームの雰囲気が変わりつつあると教えてくれました。
第6条「ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう」が響いたようですね。かける言葉を変えるのは、親御さんにとっても取り組みやすいのかもしれません。
■チーム代表も「これ良いね」と賞賛、ラミネートして部室に掲げた
2人目は、幼少期からサッカーを始め現在でもシニアでプレーをするBさん。甥っ子がサッカーを始めたことで現在のスポーツ少年団で指導を始め、指導歴22年になるベテランコーチです。