子育て情報『守備のトレーニング、奪ってからのポジティブトランジションを上手くいかせるには どうすればいい?』

守備のトレーニング、奪ってからのポジティブトランジションを上手くいかせるには どうすればいい?

例えば2対1や3対1をやってみましょう。守備がひとりなので守る側は非常にハードです。スタミナが切れてくると集中して動けなくなってきます。そういった練習をやってください。

単なる走り込みはさせないでください。疲れていても、判断をしなくてはいけない状況に追い込むことで成長できるはずです。

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■「体を当てに行け」より「ボールを奪おう」という指示に変えて守備のやり方改善

2つ目は、守り方です。

体を当てろとか、押さえろという指導者は多いようですが、違う言い方をしてください。


それよりも「ちゃんと足を出しなさい」「ボールを取りに行きなさい」と伝えてください。体を当てに行ったり体を押さえにいくと、相手にドリブルですり抜けられることのほうが多いようです。

例えば、ジダン(元フランス代表)がやったことで有名になったマルセイユルーレットというターンがあります。

あのスキルは、相手とぶつかりそうなときにターンします。したがって、ディフェンス側はぶつかれなくなります。当然ながら先に体を入れてしまえばターンされないわけですが、ちょっとでも遅れてしまうとすり抜けられてしまう。そうすると追いつけません。

であれば、体を投げ出すのではなく、ボールを触りなさいと言ってあげたほうがいいというわけです。


フランスやドイツなど欧州の国々では、育成の段階で「足を出そう」「ボールを奪いに行こう」と伝えています。

一対一で厳しく相手に当たることを「デュエル」と表現したりします。この厳しくいくイメージの持ち方や守備については、この連載でも何度かお伝えしています。すでに180回近く続いているので関連記事がたくさんあります。検索機能を使って調べてみてください。

守備のトレーニング、奪ってからのポジティブトランジションを上手くいかせるには どうすればいい?


■ポジティブトランジションが上手くいかない原因は、ボールがない時の「判断力」かも

3つめ。

ご相談文にポジティブトランジションがうまくいかないと書かれています。それを考えると、周りをしっかり見て、早く判断してパスが出せる能力が必要なのかもしれません。


それはボールを持っている選手だけの問題ではなく、サポートする選手たちの判断力が重要です。自分たちがボールを持っているときに素早く動かないといけません。

そのためには、3対2の練習をおすすめします。守備が2人いるわけなので、3人が全員で動かないとパスが回りません。

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