サッカーのクロスを徹底解説! 基礎から応用、練習方法まで
サッカーにおいて、クロス(センタリング)は攻撃の手段として非常に重要な武器となります。
正確なクロスは、ゴール前にいる味方に決定的なチャンスを演出するだけでなく、相手チームの守備陣形を崩し、試合の流れを大きく変える力も秘めています。
この記事では、これからクロスを練習する初心者の方から、さらにレベルアップを目指したい経験者の方まで、知っておくべきクロスの基礎知識から応用技術、効果的な練習方法までを徹底解説していきます。
<目次>
1.クロスとは何か?
2.クロスの種類と特徴
3.クロスの重要性
4.クロスを成功させるコツ
まずは、クロスの基本的な知識を3つに分けて解説してきましょう。
クロスとは何か?
クロスとは、サイドから相手ゴール前に向かって送るパスの一種です。主に、サイドを突破した選手が、ゴール前に走り込んでいる味方選手に合わせるために蹴られます。
クロスは、グラウンダーのボールを鋭く送るものから、高い弾道のボールを山なりに送るものまで、様々な種類があります。状況に応じて、適切なクロスを選択することが重要です。
クロスの種類と特徴
クロスには、大きく分けて以下の3つの種類があります。
グラウンダーのクロス
グラウンダーのクロスは、地面を這うように低い弾道で送るクロスです。ディフェンダーにカットされにくく、ゴール前に走り込んでいる味方選手に合わせやすいというメリットがあります。また、ダイレクトでシュートを打ちやすいのも特徴です。
一方で、相手ディフェンダーに足元に入られると容易にクリアされてしまう可能性があり、精度の高いキックが求められます。
浮き球のクロス
浮き球のクロスは、空中を高く飛んでいくクロスです。相手ディフェンダーの頭上を越えてゴール前にいる味方選手にパスを送ることができるため、身長の高い選手がいる場合などに有効です。また、滞空時間が長いため、味方選手がゴール前に走り込む時間を稼ぐこともできます。
ただし、風などの影響を受けやすく、コントロールが難しいというデメリットもあります。
そのため、正確なキックと状況判断が求められます。
アーリークロス
アーリークロスとは、ゴールラインから遠い位置から早めにクロスを上げることを指します。相手ディフェンスが整う前にクロスを上げることができるため、奇襲攻撃として有効です。また、ゴール前に走り込んでいる味方選手だけでなく、ペナルティエリアの外からシュートを狙っている味方に合わせることもできます。