暴言で子どもの脳が萎縮する? サッカーにも学力にも悪影響しかない理由
瀧先生にそう相談したところ、家庭での暴言からの心のリカバリー方法をアドバイスしてくれました。
子どもがサッカーでストレスを受けて帰宅したら、保護者のみなさんはできる限りたくさん褒めてあげるといいのだとか。お子さんの練習や試合を見に行けたなら、プレーや態度、頑張っていたことを具体的に褒めることを意識してみてください。
褒めるポイントがわからないなら、1日頑張って帰宅した子どものその1日を労い、認めてあげるといいそうです。それにより、子どもが日中外で受けたストレスを家庭でリリースできるようになります。
でも、「褒める」って難しい......。そうお思いの方のために、上手な褒め方の心得も伺いました。後編で詳しく解説します。
瀧 靖之(たき やすゆき)教授
東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センターセンター長および加齢医学研究所 臨床加齢医学研究分野 教授。医師。医学博士。東北大学医学部卒業、東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳のMRI画像は、これまでに16万人に上る。10万部を超えたベストセラー『生涯健康脳』(ソレイユ出版)、『回想脳脳が健康でいられる大切な習慣』(青春出版社)など著書多数。
東北大学スマート・エイジング・カレッジ
https://www.sairct.idac.tohoku.ac.jp/prof-yasuyuki-taki/
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