子育て情報『両備システムズ、広島県の新生児・小児の聴覚検査精度管理システムを構築 ~全国初、県内全域でシステムを利用した新生児・小児聴覚検査体制の整備を支援~』

2023年10月13日 14:00

両備システムズ、広島県の新生児・小児の聴覚検査精度管理システムを構築 ~全国初、県内全域でシステムを利用した新生児・小児聴覚検査体制の整備を支援~

株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 当社)は、2023年4月に運用開始された、広島県の新生児・小児聴覚検査精度管理システムの構築について、導入事例を公開しました。

両備システムズ、広島県の新生児・小児の聴覚検査精度管理システムを構築 ~全国初、県内全域でシステムを利用した新生児・小児聴覚検査体制の整備を支援~

広島県の新生児・小児の聴覚検査精度管理システムを構築

聴覚障害は、早期把握と適切な早期支援が行われることにより、聴覚障害による音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることから、厚生労働省は2021年度、全ての新生児で聴覚検査を実施するとの目標を盛り込んだ基本方針をまとめました。各都道府県においては、検査の実施体制及び精度管理体制、早期療育支援体制を整備する必要があります。広島県では県内市町と連携し、生まれて間もない新生児の「耳のきこえ」を検査する「新生児聴覚スクリーニング検査」の普及に継続的に取り組んできました。しかし、各関係機関の連携体制が整備されておらず、要精密検査となった新生児の受診状況や、難聴と診断された新生児や小児が療育・教育機関につながったか等、把握しきれていないことが課題となっていました。
そこで広島県は、当社が提供する多職種情報共有システム「ケアキャビネット」を導入し、市町、産科医療機関、耳鼻科医療機関、療育・教育機関とで検査結果の情報を共有しながら迅速に状況を把握し、その後のフォローアップにつなげるための体制を強化しました。
県内全域の医療機関と県・市町がリアルタイムに情報共有するシステムを利用し、県が一元的に新生児・小児聴覚検査の精度管理を行うのは、全国初*の取組みになります。

(*注釈:聴覚支援センターを設置し、聴覚検査結果の情報集約等を行っている団体はあるが、医療機関と市町をつなぐシステムを構築して県内全域で精度管理を行っている事例は全国初)

両備システムズ、広島県の新生児・小児の聴覚検査精度管理システムを構築 ~全国初、県内全域でシステムを利用した新生児・小児聴覚検査体制の整備を支援~

広島県の新生児・小児聴覚検査体制の仕組み

■導入の背景:漏れなく早く、難聴の疑いのある新生児を見つけ、迅速なケアを
聴覚障害は、早期把握と適切な早期支援が行われることにより、聴覚障害による音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることから、新生児は生後3日以内に「新生児聴覚スクリーニング検査」を受け、異常があれば、生後3ヶ月以内に専門病院で精密検査を受診し、生後6ヶ月以内に適切な療育や言語指導等の教育を受けることが望ましいとされています。この短い期間の中で、再検査が必要な新生児を誰一人見逃さずにフォローする為には、紙ベースでの情報連携では限界があり、クラウドを利用して簡単かつ速やかに情報共有ができるシステムが必要でした。

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