2025年2月号へるす出版「小児看護」におれんじハウスの医療的ケア児保育の歩みや社会課題に取り組む法人として掲載!
認定NPO法人おれんじハウス(神奈川県横浜市、理事長:中陳 亮太)は、2025年2月号へるす出版「小児看護」2025年2月号(2025年1月20日刊行)の特集ページ「みんなで育つ環境づくり~保育・教育現場でのインクルージョンと看護~」で「おれんじハウスによる医療的ケア児の居場所づくり~すべてのこどもに“その子らしさ”を」をテーマに、おれんじハウスの医療的ケア児保育の歩みや社会課題に取り組む法人として掲載されました。
へるす出版 小児看護 2025年2月号:
https://www.herusu-shuppan.co.jp/sn202502/
■医療的ケア児の課題と取り組み
医療的ケア児は医療の進歩により年々増加し、令和3年に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」に基づいて各自治体で対応が進められてきました。さらに令和5年4月にこども家庭庁が創設されると同時に「こども基本法」が施行され、“こどもまんなか社会”をつくるための政策として医療的ケア児についても明記されるようになりました。
【参考】“こどもまんなか社会”をつくるための政策<こども家庭庁ホームページ>
医療的ケア児等とその家族に対する支援施策|こども家庭庁
URL:
https://www.cfa.go.jp/policies/shougaijishien/care-ji-shien
しかし、保育園や児童発達支援施設等での受け入れが進んでおらず、医療的ケア児や重症心身障がい児が利用できる社会インフラが少ないのが現状です。
当グループは2018年から医療的ケア児が入園できる保育園や無料一時保育施設での保育、こども専門の訪問看護ステーションや産前産後ヘルパー等の事業を運営しており、在宅から通所施設までお子様とご家族のニーズに応じたトータル支援を行なってきました。特に保育ソーシャルワークを通して医療的ケア児の就園に注力しています。

インクルーシブ保育の様子
■おれんじハウスの「医療的ケア児の居場所づくり」について
おれんじハウスでは、「すべての家族に子育てのよろこびを すべてのこどもに“その子らしさ”を」をビジョンとして、事業の枠組みを超えて様々な「医療的ケア児の居場所づくり」に取り組んでいます。医療的ケアが必要であっても安心して過ごせるインクルーシブな「こどもまんなか社会」を実現するために、こどもの育ちに関する専門的な知識やスキルを備えた経験豊富な職員の連携が可能にする法人の強みを活かし、地域の子育て環境づくりの取り組みとして、これまでに以下のような活動を行ってきました。