【監修記事】赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりに効果あり!『ルーティーン』をはじめてみませんか♪
夜くらいゆっくりしたいと思ってはいるものの、子どもがなかなか眠らず、ついイライラしてしまう。やっと寝たと思ったら夜泣きもあって心身ともにヘトヘト。寝かしつけにかかる時間が短くなり、夜泣きが減れば、どれほどラクになることか…。 そんなママたちにオススメなのが、『ルーティーン』!
今回は入眠儀式ともいわれるルーティーンについてご紹介します。
赤ちゃんは〝いつも同じ〟が安心
ねんねルーティーンとは、寝る前に毎日同じ流れで同じ行動をすることをいいます。
大人は時計を見て〝そろそろ寝る時間だな〟と分かりますが、赤ちゃんは時計が読めないので、急に寝かしつけをされてもまだ眠る気持ちになっていないことがあります。そこで、寝る前の行動を毎日同じにすると、「次はお風呂かな」「おっぱいかな」「このあとはねんねだな」と、赤ちゃんは次の行動の見通しを立てることができるので、寝るための心の準備ができるようになります。
実際にアメリカの心理学者が7~36ヵ月の乳幼児を対象に行ったルーティーンの対照実験注1 によると、ルーティーンを行ったグループでは、子どもたちの寝つきが早くなり、夜間覚醒が減少したという研究結果が報告されました。
このように、ルーティーンが寝ぐずりや夜泣きに効果的であることは、研究でも示されています。
注1/Mindell JA, Telofski LS, Wiegand B, Kurtz ES (2009)A nightly bedtime routine: impact on sleep in young children and maternal mood. Sleep, 32(5), 599-606.
基本的なルーティーンの流れ
ルーティーンの一例。参考にしながら、自分流のルーティーンを決めてみてください。
上の画像の基本的なルーティーンの流れをみると、1つ1つは普段からやっていることですよね。大切なことは、これらを毎日だいたい同じ時間に同じ流れでやること。
眠気を誘う「メラトニン」というホルモンは明るい光を浴びると分泌が抑えられてしまうので、寝る1時間ほど前から照明の明るさを少し落とし、テレビなども控えるようにしましょう。お風呂に入ると体温が上がりますが、その後体温が下がるときに眠くなるので、寝る直前よりも1時間くらい前に入るのがオススメです。