大手不動産会社で約20年、主に秘書として勤務。新入社員から社長まで、様々な人間、恋愛模様を見る。衛生管理者の資格取得後、社員のヘルスケアも担当したことがきっかけで心理学を学び、退職後心理カウンセラーとして活動。エキサイト「お悩み相談室」や、紹介による個人対面などのカウンセリング、心理テスト作成、コラムの執筆を行っている。
子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを取り上げてきた心理カウンセラー・佐藤栄子先生があなたのお悩みを解決します。
先日、何かのテレビドラマだったと思うのですが、仕事が忙しくデートする時間がしばらくとれなかった女性が、恋人と久々に食事をしたら、いきなり彼から「アプローチしてきた女性とつい出来心で付き合ったら彼女が妊娠してしまった。責任をとるので別れてほしい」と切り出され唖然とするシーンがありました。 それを見ていた私の娘が「えー、ひどい!こんなのありえない!」と憤慨していましたが、ドラマの世界でなくても「彼女の妊娠を機に結婚に踏み切る」ことは結構あると思います。 付き合いが長くなってきて、結婚するでも別れるでもなく、何となく惰性? で続いているカップルなどには、「子供ができた」という事実が背中を押してくれて結婚に至ることもあるでしょう。また、以前と比べて親世代の「デキ婚」に対する見方がかなり変わってきていることもあります。 一昔前なら「順番が違う!」と眉をひそめられたでしょうけど、非婚率が上昇している昨今では「早く孫の顔が見たい」と願う親世代が「きちんと結婚するのであればまあいいか」と寛容になってきていることも影響しているように思います。ですので、「彼に結婚を決断させるため」という意味では、妊娠という事実を作り上げることはかなり成功率が高いといえます。 が、だからといって…あなたが片思いしている男性がいたとして、その彼に対し「そろそろ結婚もしたいし子供もほしいから、いっそのことわざと妊娠してしまえ!」というアプローチをかけるのは私はオススメできません。もし実行できたとしたら、確かに「結婚」に持ち込める確率は高くなるでしょう。しかし「結婚生活」を持続させるために、かなりの努力と忍耐力を要する覚悟が必要になるからです。 女性と違い男性は、結婚前と後でさほど生活が変わらないこともあり、勢いやタイミングで結婚を決めることがあります。男性に結婚を決意した理由を聞いてみると「そろそろ結婚してもいいかなと思ったとき、彼女が好意を持ってくれてアプローチしてきたから」と答える方が割といます。ですので、「彼女の妊娠」もそのタイミングと考えられて、結婚を決意させることはできるかもしれません。 しかし一方、女性は体内ですでに子供を育てていることもあり、「女性マインド」から「母親マインド」に気持ちを変換するのがたやすい一方、男性はその切り替えが(本人が子供を熱望していた場合は別として)なかなかできません。実際子供が生まれて、目の前にその姿を見せられてもまだピンとこないかもしれません。 デキ婚の場合は結婚後出産までの時間が短いので、よけいに気持ちの切り替えがしづらく、その後の育児がいかに大変かということまで男性は考えられません。その結果、育児が始まっても「俺は結婚して責任はとったんだからあとはよろしく」とばかり、育児に協力しないうえ今まで通り自分の面倒も見てもらおうとするケースが多くなるのです。 それは女性にとって体力的にもかなりの負担となります。とはいえ「育児は大変なのだからアナタも手伝って!」と言ったとしても、彼は心のどこかで「オマエが結婚を迫ってきたから結婚したのに…」という思いがありますから、毎日育児で余裕がなくなればなくなるほど、彼も不満をため込んでいきます。 結果、家の外でウサ晴らし→家より外のほうが伸び伸びして気楽→帰宅が遅くなる→奥さんに責められて、ますます関係悪化ということが出産後に結構起こりえるのです。 もし、「デキ婚」を狙うとしたら、それがゴールなのではなく「彼が結婚してくれたことへの感謝」の気持ちを常に忘れず、家には大きな子供(=夫)と小さい子供(=赤ちゃん)がいると思って、二人の世話を同時にやってやる!くらいの気概をもって臨むか、出産前に「育児は楽しい、子供はかわいい」と彼を洗脳して「子はかすがい」という意識を植え付けたほうがいいかもしれません。 いずれにしても「デキ婚」が幸せなものになるかならないかは、女性の努力によるところが大きいので、よく考えてみてくださいね。
2015年06月06日フランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーブ。20世紀の映画界において「世界一美しい」と称賛され、70代となった今もなお、輝いている女性です。 私はドヌーブのファッションや佇まいがとても好きなのですが、先日たまたま彼女について書かれた記事を読む機会があり、ドヌーブが20歳のころ、息子までもうけた恋人の映画監督ロジェ・ヴァディムが彼女をフッて、アメリカの女優ジェーン・フォンダに心変わりしたことにショックを受け、腹いせに別の男性と結婚したことを知りました。 映画監督と女優の恋愛ですから、一般人の男女関係とはまた違った難しさがあったのかもしれませんが、その記事を読んで私が最初に感じたのは「ドヌーブほど美しくて、仕事の才能に恵まれた女性でも、一人の男性をずっと魅了し続けるというのは難しいんだなあ」ということでした。 美人であることは、恋愛をスタートさせるという点において、強力な武器になりえるでしょう。しかし、その関係を継続させるためには、また違った武器が必要なのかもしれませんね。 私は今まで仕事でもプライベートでも、多くのご夫婦、カップルとお会いしてきましたが、パートナーと長年良好な関係を保ち、愛されている女性には共通点があるように思っています。 まず、「男のように考え、女のように行動するところ」です。 ここでいう「男のように」とは、一般的に男性が得意とされる論理、分析を司る「左脳的思考」、「女のように」とは女性が得意とされる共感、想像を司る「右脳的思考」という意味です。 たとえば、夫の帰りが最近遅いとします。女性は「こっちは食事を作って待っているのに、なぜ帰りが遅いんだろう。連絡ぐらい入れてくれてもいいのに。もしかして浮気でもしてる?」と考え、考えているうちに腹もたってきて、夫が帰ってきたらつい帰宅が遅いことを責めてしまいがちです。 愛される女性はまず、左脳的思考で「なぜ帰りが遅いんだろう? 仕事が忙しい? 部下を飲みに連れて行ってフォローしている? もしかして浮気かも?」→「いずれにしても早く家に帰れない状況が続いているなら、心身ともに疲れているだろうから、まずは家で寛げる状態を整えておこう」と、状況を把握、分析したうえで、夫が帰ってきたら笑顔で迎えたり、「お疲れ様」といって労ったりと、右脳が司る共感的な態度を取り、折を見て帰宅の遅い理由を尋ねるといった対応をします。 どんなことにおいても相手に対し「最初に自分の思いありき」の対応はせず、その感情はなぜ起こるのかを考えてから、相手が自分の意見を受け入れやすいような状況を作り出し、改善を図るのです。 男性は「自分にとって居心地のいい場所」を求めるので、家庭が心地よければ必ずそこに戻ってきますから、結果、長く愛されることになります。 前述したドヌーブは、とても男前? な性格だとよく言われるので、思考も行動も男性のようで、一歩下がって男性をたてたり、優しく包みこむような行動はしなかったのかもしれませんね。 では、どうすればそのような思考ができるようになるのでしょうか。 それは「もし自分が男性だったら、今どう考えるか、行動するか」を意識することです。 自分の思いばかりにとらわれず、相手の側にたって物事を考えるようにすると、相手が何をしてほしいか、自分が今とるべき行動が冷静に見えてきます。 日常、仕事で男性を観察しているとそのようなヒントがたくさんあります。 以前、私が会社で働いていたとき、職場の男性が「家に帰ってから奥さんの話を聞くのが苦痛だけど、聞かなければキレて責められるのでそれもイヤだ」という話をしていたのを聞き「奥さんがかわいそう。話くらい聞けばいいのに…」と思っていたのですが、その後自分の仕事が忙しくなり、残業が続くと心身ともに疲れてきて、帰宅したら一刻も早く眠りたいと思う日が続き、ふと「ああ、あの男性はこんな気持ちだったんだろうなあ」としみじみ感じたことがありました。 相手の状況に理解を示しながらも自分の要求を通すことができるようになると、お互いストレスがなく、良好な関係を保っていけますね。 そしてもうひとつは、「自分の外見に対し、ダレないところ」です。 「美人は三日見れば飽きる」といいますが、美人じゃなくてもやはり飽きます。飽きればどうしても他のものに興味がいってしまいます。美人ではなくても、髪や肌のお手入れをきちんと行いメイクも研究し、体型維持にも気を配っている方は、いい意味での緊張感を漂わせています。その緊張感が相手との関係をダレさせないのだと思います。 ちなみに、結婚10年目の今でも夫とラブラブな私の友人は、夫の目の前ではアクビやオナラ、美容パックや鼻をかむというような「カッコ悪い行動」を未だにしたことがないそうです。一緒にいる時間が長ければ長いほど、これは難しいことだと思うのですが、徹底しているなといつも感心しています。 せっかく何かのご縁があって恋人や夫婦になったのですから、あなたもぜひ、彼にずっと愛される女性でいつづけてくださいね。
2015年06月02日付き合っていた彼の様子がなんとなくおかしいなと思っていたら、突然「ほかに好きな人ができた。別れたい」と切り出されて大パニック…なんて経験ありませんか。 頭では理解できても心は納得できず、いつまでも別れた彼のことが忘れられないとき、なんとかして彼の気持ちを取り戻したい、ヨリを戻したいと願うのは当然だと思います。 このような相談はとても多いです。その経過を振り返ってみると、一旦別れた彼と復縁するケースは、あくまでも私の感覚値になりますが1割くらいにでしょう。 ここで「たった1割か…」とガックリしないでください。その一方で、復縁に失敗しても、その後より自分にフィットする相手と出会い、幸せになっている方もこれまた多いのです。ということは、実際に復縁できるか否かは別として、それに向けた行動が、結果的に自身の恋愛においてはいい結果をもたらすのではないかと私は思っています。 では、どのような行動をするべきか、具体的にお話ししていきましょう。 1.彼に「聞かない」 今でもなぜ彼が自分から離れていったのか、ほかの人を好きになったのか、確たる理由がわからなくて悶々としていたとしても、絶対、彼にその疑問を投げかけてはいけません。「私のどこがいけなかったの」とか「彼女のどんなところが好きになったの」と彼に聞いたところで、彼がホンネをあなたに伝えることはほとんどないでしょう。なぜならどのように答えたとしても、まだ自分に気持ちが向いているあなたを納得させることは難しいからです。 むしろ、その質問をすることで彼が心の底に感じている後ろめたさを炙り出してしまい、ますますあなたと向き合うことを億劫にさせてしまいます。 2.彼の前から姿を消す 「復縁」をテーマに書かれた記事を読むと、ほとんどに「彼は死んだものと思って連絡はとらない、自分も彼の行きそうなところには行かず、彼の視界から自分をなくすこと」というようなことが書かれていますが、これは本当にその通りと思います。別れを切り出された段階で、彼のなかのあなたに対する印象はマイナスになっています。その状態で彼とかかわればかかわるほど、マイナスポイントは増えていくばかりです。まずはゼロポイントにまで戻さなくてはいけません。そのためには、いったん自分の存在を彼の前から消してしまうのが最善の策です。 3.外見を変える 男性が別れたいと思う原因は、突き詰めれば「飽きた」か「重い」に集約されます。彼の女性に対するニーズが「現在の」あなたと合致していないのですね。だからといって、彼の現在の彼女が清楚タイプだからと、自分も清楚タイプになろうとする必要はありませんが、今のあなたのままでは復縁が難しいということになります。 そこで、まずは外見を変えてみることをお勧めします。髪を切る、普段着ない服を着る、メイクを変える、ダイエットするなどで、外見が変わると驚くほど人は心のありかたも変わってきます。新しいことにトライしているときはいい緊張感が表情に出ますし、何より、自分が新しい外見の自分を気に入ると、自然と朗らかになり行動も自信あふれたものになります。 4.男性と話す機会を持つ 外見を変えたついでに、彼への思いで凝り固まっている「ココロ」をほぐして軽くしていくために、色々な男性と話す機会を持ちましょう。相手は恋愛対象にならなくてもかまいません。甥っ子や学校の先生、商店街のおじさんなどでもいいのです。今まで「男性」といえば彼のことしか頭になかったでしょうから、つい目の前の男性と彼を比較してしまうこともあると思いますが、その時こそ「世の中にはさまざまな男性がいるのに、自分は彼のどこが良くてこんなに執着しているのか」を考えましょう。本当に復活を願う価値のある男性なのかも、冷静になれるこの時こそよく考えてみてください。 5.彼から連絡がきても飛びつかない 別れて3か月から半年くらいたってから、不意に彼から連絡が来ることがあります。 このときに「やっぱり彼は戻ってきてくれた!」とばかり、喜び爆発で飛びついてはいけません。 この時点では彼は、あなたのことが少し気がかりなものの、すぐにヨリを戻そうとまで気持ちが盛り上がっていません。「今どうしているのかな」とご機嫌伺いでの連絡と思ったほうがいいでしょう。にこやかに対応しつつ、会う約束をしようなど考えず、さらっと流したほうが、彼に「やっぱりいいオンナだったのかな、別れて失敗だったかな」と思わせることができます。 6.彼のいない生活に慣れてきたころ連絡する 彼から連絡が来ることなく、あなたから連絡することもなく時が過ぎ、一人の生活が充実してきて、あなたの心の中で「彼は今も好きだけど、彼がいなくてもわりと平気かな」とふと思えるくらいになったら、彼に連絡をとってみましょう。 その状態のあなたは、彼との別れでどんなに思っても叶わないことがあることを知り、その切なさや寂しさに一人で向かいあい、折り合いをつけてきました。そのトレーニングで心がかなり鍛えられたあなたは、以前よりずっと女性としての魅力に深みを増しているはずです。 それが今の彼に届いたなら、また復縁もできる可能性が高まります。 そして残念ながら、その時点でも彼がほかの女性と付き合っているならば、一旦諦めて、次の恋を探したほうがいいでしょう。 もし、本当に彼とあなたに縁があれば、また再会のチャンスが訪れるでしょうし、より魅力的になったあなたにはもっとふさわしいパートナーがいるのかもしれません。 いずれにしても、別れた彼を取り戻せるかどうかの結論を出すには、相当の時間がかかることは否めません。 しかし、復縁を願い、一人で自分を磨く時間は、必ずあなたを成長させます。 結果にこだわらず、まずは行動してみることをおススメします。
2015年05月02日最近は「離婚」に対する心理的社会的抵抗感がかなり少なくなってきたようで、私が受けるカウンセリングのご相談の中でも、離婚に関する案件は多いです。 離婚するべきかしないべきかについては、これは本当にケースバイケースで、かなりじっくりと双方のお考えを検討しなくてはならない問題です。いずれにしても、離婚するということは物理的にも精神的にもかなりハードなプロセスをクリアしていかなくてはなりませんから、できればそのような状況を避けられるにこしたことはありませんよね。 ところで皆様は、「離婚経験のある男性」というとどんなイメージをお持ちでしょうか。なんとなく「人としてどこか欠陥があるのでは…」とネガティブな印象を持ってしまうの方も多いのではないでしょうか。私は20代の頃そう思っていたのですが、年齢を経て多くのバツイチ男性とお会いしてきた過去を振り返ると、多くの方は感じが良く、「いい人」という印象でした。 「いい人なのになぜ離婚するの?」と不思議に思われた方もいらっしゃるでしょう。たぶん彼らは「恋愛するにはいい人」なのです。ほとんどの方はルックスも悪くなくオシャレで話題も豊富で面白く、とても魅力的です。一緒にいると楽しくて、あっという間に時間が過ぎていくのですが、あまり「結婚」には向かないタイプだったのでしょうね。 恋愛向きと思われる男性のポイントは… 1.女性に熱烈アプローチすることをいとわない 彼らにとって恋愛は最高のゲームの一つです。女性が「これってドラマや漫画のなかだけの出来事では?」と思うような壁ドン的行動やセリフを臆面もなく繰り出します。 連絡もマメにくれます。最初はからかわれている?と思った女性も、いつの間にか引き込まれて、彼があなたとの恋愛ゲームに飽きはじめたころに夢中になってしまいます。 2.気前がいい 人当たりもよく一緒にいて楽しい彼らは女性だけでなく、男性の友人も多いです。遊びの約束はほとんど断らず、金払いもよくケチケチしていないのでますます人が寄ってきます。 彼がお付き合いに忙しく、気が付くとデートが月1回だけだったなんてことも起こります。 3.熱中している趣味がある 彼らは好きなこと、興味を持ったことにはとことん情熱を注ぎます。中には趣味が仕事になってしまう人もいるくらいです。熱中できるものを持っている男性は魅力的ですから、この点でも周りに人が集まるタイプといえますね。 上記のように、いいことずくめに見える恋愛向き男性ですが、結婚相手という観点からだと 1.熱烈アプローチをいとわない→仕事へのエネルギーが一旦止まっているかも?職場の評価は? 2.気前がよい→貯金はできている?交際費にお金を使いすぎでは? 3.熱中できる趣味がある→家のことはほっぽり出して休日は趣味オンリー?また、お金もかかりすぎなのでは? というように、若干「?」と思える部分が少なくありません。 すでにお気づきかと思いますが、恋愛向きの男性というのは「自分が」「楽しく過ごす」ことに人生の軸を置いているのですね。最近、スザンヌさんと斉藤和巳さんの離婚が話題になりましたが、もしかすると斉藤さんも結婚向きではなく、恋愛向きの男性だったのかもしれません。スザンヌさんの「夫婦にはなれたけど、家族にはなれなかった」というコメントがとても印象的でした。 楽しく毎日を過ごしたいと思うこと自体は悪いことではありませんが、結婚は「他人との共同生活」です。自分「だけ」が楽しく過ごせればいいわけではありません。逆に言えば、結婚に向いている男性というのは「退屈ともいえる安定した毎日の繰り返し」に耐える習慣があり、自分と同様に他人を大切に思える人です。離婚を経験してこのことに気づく男性もいるので、2回目の結婚はうまくいくというケースも結構あります。 では、結婚向きの男性はどこで見分けるか?「毎月貯金をする習慣」がある男性ならまず最低条件はクリアでしょう。貯金しようと思うには自制心が必要ですし、将来自分の身に何か起こった時、金銭的に周りに頼らないようにしておこうという心構えは、自分も他人も大切にする考えのあらわれといえます。 とはいえ、よほど親しくない限り「貯金しているの?」なんて聞けませんよね。 もう一つポイントがあります。 「仕事の日報や経費精算伝票を、期日通りにミスなく提出できている」男性なら、もし恋愛向き3条件に合致していたとしても結婚に向いていると思います。 日報や経費精算は正直面倒ですが、会社のルールとしてやらねばなりませんし、立替費用がある場合はお金が戻ってきませんから自分が損をしてしまいます。しかも期日を守らなければ経理部門に迷惑がかかるでしょう。 このような、毎日、毎月繰り返し行われる退屈なルーティンワークをきちんとこなせる男性なら、家庭でも同様な対応ができると思います。 もし会社に気になる男性がいたら、会社への提出物をそっとチェックしてみるのもいいかもしれませんよ。
2015年05月01日「今度の休みに、うちの実家に遊びに来ない?」もし彼から、いきなりこのようなお誘いを受けたら、あなたはどう感じるでしょうか。実家といえば、彼のご両親が住んでいる。ということは、初めてご両親に紹介される!? 彼にきちんと「恋人」として認めてもらえているうれしさと同時に、「もし彼のご両親に悪い印象を持たれたらどうしよう…」と不安な気持ちにもなるのではないでしょうか。 いつの時代も、女性にとって「彼ママ」はコワい存在ですよね。もしかすると将来、嫁姑の関係になり、末永くお付き合いをすることになるかもしれないのですから、できれば良い印象を持ってもらい、良好な関係を築きたいものです。 でも、安心してください。昔と違い、子どもの数が少なくなっている昨今は、それだけ母親が子どもひとり一人に手をかけているため、息子と母親の精神的距離が近い親子が増えています。それはどういうことかというと、「母親の嗜好、価値観を息子がよく理解している」ということ。すなわち、「この女性なら母親とたぶんうまくやれそうだ」と彼が判断したからこそ、実家に招待しているわけです。オーディションにたとえるなら、書類審査には通ったというところでしょう。では実際、面接審査=「彼ママ」に会うことになったら、どんな点に気を付ければよいのでしょうか。 ■お姑さん世代が息子の彼女に対して一番求めていること じつはお姑さん世代は、よほど非常識なものでなければ、あなたの言葉遣いやお行儀、服装などはそれほど気にしていません。まだ若いのだから、自分とセンスが違ったり、少々敬語を間違うのは仕方ないと、わりと寛容に受け止めています。 一番大切なのは、「あなたの彼に対する態度」です。 以前、結婚を控えた息子さんを持つ友人が「自分はダンナに家のゴミ出しをしてもらっているけど、息子がお嫁さんにゴミ出しをさせられるのは許せない。自分はやらせているのに息子はダメなんてエゴじゃないかと言われても、許せないものは許せないの」と語っていましたが、私はこれこそ、「姑のホンネ」と思いました。 たとえはあまり良くありませんが、母親にとって息子は、文字通り心血注いでつくりあげた「芸術作品」です。ですから、息子の彼女には同じ女性として「彼という作品」を愛でてほしい、大切に扱ってほしいという思いがあると同時に、「この作品を作った自分を認めてほしい」という思いもあるのです。よく、彼ママに会ったら彼の小さい頃の話を延々と聞かされた! といった話を聞きますが、それはこういった思いが強いからだと思います。 ■彼ママの前でどんな態度をとれば好かれるの? 彼ママに会ったら、具体的なエピソードをあげて、彼のいいところをホメましょう。また、いつもは「○○(彼の名前)」と呼び捨てにしていたり、あだ名で呼んでいたとしても、彼ママの前では「○○さん」と言うほうが無難です。そして普段はやっていなくても、彼に料理をとってあげたり、飲み物を注いであげたりと、かいがいしいところを見せると、「この娘なら(自分と同様に)息子を大切にしてくれる」と安心し、「いいお嫁さんになる」と思ってもらえるでしょう。 彼がひとりっ子、もしくは男兄弟しかいない場合は、少し注意が必要です。彼ママ自身の育った家庭環境にもよりますが、娘を育てたことがない母親は「女の子はこうあるべき」といった理想像を持っていて、息子の彼女に対するチェックが厳しいことがあります。 話をしていて、彼の話よりあなたに対する質問が多いときは、ややその傾向がありますので、まずは「素敵なティーカップですね」とか「お料理がとてもおいしいです」などとホメつつ、どのような娘をよしとしているのか、さりげなくリサーチしていきましょう。 ■ポイントは彼ママの自己重要感を満たすこと 人は「誰かに必要とされている」という“自己重要感”を持つことで精神的な充実感を感じます。子供は母親的役割を絶対に必要としますので、子育てにおいて女性は自己重要感を得やすいのですが、息子の彼女(嫁)は母親から見ると、その役割を奪われるのではないかと不安にさせる存在です。その不安が強くなると、息子の彼女には色々とケチをつけたくなるのでしょうね。 ですから彼ママには「人生の先輩」として、また、「彼という男性を育てた女性」としての敬意を示し、彼とともに“頼りにしている姿勢”を見せると、彼ママは自己重要感を満たせて「なかなか素直ないい娘じゃない」と良い印象を持ってもらえると思います。 彼ママといえども、「相手を受け入れる姿勢を見せる、理解しようと努める」という人間関係の基本は同じです。あまり構えることなく、笑顔を忘れず、このゴールデンウィークのお休み中にでも、勇気を出して彼の実家を訪問してみましょう! 彼の実家に行って、お姑さんともいい関係が築けそうなら、結婚はもうすぐ目の前! 具体的な結婚式の準備を始めてもいいかも。『 東京ウエディングコレクション 』なら、式場選びや結婚指輪、ドレスなどの情報をネットで探せて便利です。彼とはもちろん、お姑さんにもアドバイスをもらいながら一緒に探すと、より仲が深まるかもしれませんよ。 ・結婚したくなったら“ウエコレ” 結婚準備・結婚式場選びなら東京ウエディングコレクションにおまかせ! 公式サイト
2015年04月24日子供の学力を上げる手法の一つに、「ピグマリオン効果」というものがあります。これは、アメリカの教育心理学者であるローゼンタールが発表したもの。 彼の実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたことから、他者からの期待値が人の成長を決定づける大きな要因のひとつになるのだという考え方のことを言います。簡単に言うと「ホメて伸ばそう」ということです。 普通に考えても、毎日「あなたはダメだ」と言われ続けている人と「あなたはできる」と言われ続けている人ならば、物事に対する取り組み姿勢やチャレンジしてみようという積極性などに大きな違いが出てくることは明らかです。 となれば、あなたの彼(夫)にもこれを利用しないテはありません。彼にはイキイキと仕事を頑張ってほしいですものね。仕事で成果が出せればお給料を上げるチャンスにも恵まれますし。 しかし一方で、ピグマリオン効果には疑問を持っている人も実際は多いです。よく言われるのが「期待ばかりかけていると、まだ努力もせず何の力もない状態なのに、自分は何でもできると勘違いしてしまうのではないか」ということ。 確かに「あなたはやればできる!」と言われ続けている学生が、実際は勉強していないのに「自分はやればできるんだ」と思っているだけでは何の成果も出ないですからね。その上、他人の期待に本人が応えきれず精神的に追い詰められてしまったら逆効果となってしまいます。 話は変わりますが、最近、転職アドバイザーをしている友人と会いました。今は男女ともに転職が当たり前ですから、彼女も毎日いろいろな方のご相談を受け、とても忙しいそう。そんな中で、今でも記憶に残る数年前のできごとを話してくれました。 外資系企業でバリバリと仕事をしたいという男性の転職相談。そこそこのキャリアも語学力もある方で、おそらく転職先は見つかるだろうということで面会のアポを入れたら、ご夫婦でいらしたとのこと。 面談が始まり、具体的な転職先の話をしだした途端、奥さまが「もっと高給な仕事がいい」と言い出したそうです。 違う業界の会社ならばより高給な仕事はありましたが、ご主人様の考えているキャリアパスと照らし合わせると合致しないのでは…と話し、男性は納得。しかし、奥さまは「あなたはもっと稼げる力がある!」「あなたはすごい事務処理能力があるんだから、仕事選びで遠慮しちゃダメ!」と、終始夫を鼓舞し続け、結局その日は何も決まらず帰ったそうです。 「その男性は何を目標に、どうなりたくて仕事に臨んでいるのかさっぱりわからなかった。奥さまがご主人様をすごく尊敬していることは理解できるし、実際、仕事する能力は高い男性なんだと思うけど、あれじゃ転職が決まらない気がした」と彼女は言っていました。 「男性をホメて伸ばす」ときに、気をつけなくてはならない点がここにあると、私は思いました。具体的にまとめると、次のようになります。 1.自分の期待と相手の意思を混同しない 例えばあなたが「将来はセレブと結婚して優雅な専業主婦になりたい」という願いを持っていたとします。そこに彼が「僕は将来、金持ちになって早期リタイアしたい」と言ったとしたら…。 表面上はお互いの目指すところが合致しているので、「彼の目標=自分の目標」と思い込みがちです。すると、いつのまにか彼は自分の願いを叶えるための「手段」となり、前述の奥さまのように、彼が仕事で何を成しえたいかということは置いておいて、「収入を上げる」ことだけに執着してしまうようになります。彼の願望と自分の期待は別物と心得ておく冷静さが必要です。 2.彼の目指すゴールではなく、プロセスに対し勇気づける 彼が「僕は将来、社長になりたい」という目標を持っていたとします。あなたは「きっとあなたならできると思う!」と勇気づけるでしょう。しかしそれは一足飛びに「社長になる」ことに対してではなく、「社長になるために学ぶであろうステップ一つ一つを超えていくことができる」ことに対して行いましょう。 そこを忘れてしまうと、もし今の会社で彼が何かうまくいかないことがあったとき、本来はそこで踏みとどまって学ぶべきことがまだ多くあるのに「あなたの能力を生かせない会社が悪い! あなたは社長になる力があるんだから。いっそのことそんな会社見切りをつけて独立しちゃえば? そうすれば社長になれるし!」などと、あまり有益ではないアドバイスをしてしまうことがあります。 3.彼の欠点や足りないところも冷静に把握しながら、いいところだけホメる 「あなたはできる! 大丈夫」と言われると彼は安心するでしょう。しかし、「どこがどう良くて、何ができるのか」がわからないと、幼児のような万能感だけが植えつけられ、前述した学生のように「まだ何も勉強していないのにすごく頭がいい(であろう)自分」に満足するようになってしまいます。 ピグマリオン効果を期待するなら「プレゼンはうまくなってきたよね。もう少し話し方をゆっくりさせたら、もっと説得力が出るよ」といったように、具体的に何が良くて、どこを改善していけばいいのか明確にしましょう。 女性は付き合う男性によって人生変わるといいますが、男性も同じだと思います。お互い、いい影響を与えあえる関係でいたいものですね。
2015年04月09日素敵な彼との出会いがあって、お互いの気持ちも高まり、いざ「結婚しよう!」となったとき、親からダメ出しされたとしたら…すごく困ってしまいますよね。気づけば私もどちらかというと親の立場に近い年齢となり、様々なカップルを見てまいりましたが、結婚を親に反対されるケースは意外と多くありました。 では、反対を押し切って結婚したカップルはやはり破綻し、親が賛成した場合はうまくいくのかというと、必ずしもそうではありませんが、もしあなたがそのような状況に陥ったときにどうしたらいいのか、私の見聞きした経験をもとにお話ししたいと思います。 ■彼の親に反対されている場合 現在の親世代はまだ「我が家にお嫁さんを“もらう”」という認識をお持ちの方が多いので、お嫁さんとなる女性は、基本的にはその家の習慣に慣れ、合わせるものだと考えています。 ですから、何がしか気に入らないことがもしあなたにあったとしても、あなたが「何でもやりますので教えてください」という謙虚なスタンスを保ち、結婚後、彼の実家に行ったときだけは“精神修行”と思って、せっせと義両親の言いつけをこなしていれば、たとえ好かれはしなくても、それほど心配することはありません。 そのうち孫でもできれば、いい意味であなたへの関心は一気に薄くなりますのでラクになっていくでしょう。夫と子どもだけの里帰りでも許されるようになるかもしれません。このようなお考えの親世代は「嫁は他人だが、息子と孫は血縁→息子と孫が大事」というスタンスなので、それを利用して自分は距離をおいていればいいのです。 ただし、これは彼がきちんと“精神的に親離れしていること”が絶対条件です。親の気持ちにも配慮しつつ、最終的には妻であるあなたの味方にたってくれる男性でないと、後々あなたが精神的に追い込まれ、キツくなりますので、結婚前にその点は確認しておいたほうがいいと思います。 ■自分の親に反対されている場合 これは手の内がある程度わかるだけに、説得が大変かもしれません。しかし、考えようによっては、彼の交渉能力=ビジネスセンスをチェックするまたとないチャンスにもなります。 あなたの親がなぜ反対しているのかを知り(=クライエントのニーズの把握)、それについて自分の考えはどうなのか、自分の良さは何かを知り(=自社製品のメリット・デメリットを正確に分析)、あなたの親に誠実に伝えて理解を得るよう努力する(=適確なプレゼンテーションでクライエントの心をつかむ)という一連の行動は、ビジネスの場でも一緒です。 もちろん、そこまでしてもあなたと結婚したいという強い意思があるのか、誠実な人なのかを確認することもできます。 もし、本当にあなたが結婚するに値する素敵な男性であれば、(よほど人に対して偏狭な見方をするご両親でなければ)、おそらくご両親を納得させてくれるでしょう。そこまでできない男性であれば、今後何か問題が起こったときもあまり頼りにならないかもしれません。 ■「彼は本当に大丈夫?」と確認したほうがいい場合 彼の年収や勤務先、学歴や容姿など目に見えているところは申し分ないのに、なぜか親が違和感を覚える(とくに母親が)といったとき、後々問題が発覚することが多かったように思います。たとえば、隠れて付き合っている女性がいるとか、ギャンブル好きで借金を抱えているとか、極度のマザコンであったことがわかったということなどが、私が聞いたケースではありました。娘に幸せになってほしいと願っている親の「勘」は侮れないとつくづく感じます。 長い結婚生活のなかではしばしば問題や試練が訪れます。それを二人で克服しながら、夫婦は絆を強めていきます。まずは、最初の試練である「親の反対」、二人で頑張って乗り切ってください。
2015年04月05日彼が自分に隠れてほかの女性と付き合っていた…という事実。このことが女性に与える精神的ダメージは、世界の終りに匹敵するくらいの衝撃だと思います。 そして発覚後、彼と話し合い、彼が謝罪し元のさやにおさまって一件落着! となったとしても、一度心に受けた衝撃はそう簡単に消え去ることはありません。 「毎日朝昼晩、必ずLINEすること」 「飲み会は週1回だけ参加OK、しかも必ず9時までには家に帰ること」 「会社の集まりであっても、若い女の子がいる場には参加しないこと」 などなど、彼に色々な条件を課してみて、それを守ってくれていても「またいつか違う女性に心を奪われるのではないか」といった不安がいつも渦巻き、自分が苦しくなってしまうことも多々あります。 そのうち、何度彼に謝られても不安は払拭できず、つい彼をいつまでも責め立ててしまい、結局別れることになったという話もよく聞きます。本当は彼を失いたくないと思っているのに、彼が自分から離れたくなるような、いわば思いとは逆の行動をしてしまうのですよね。それだけ「彼に裏切られた」という心の傷は深いのだと思います。当然ですよね。 「好きな男性に裏切られた」トラウマって克服できるものでしょうか。 私は、「傷ついたあなたが何を一番大切にしているか」で、その可否が分かれると思います。 克服できないケースとして多いのは、一番大切にしているものが「あなた自身のプライド」である場合です。いったん傷ついたプライドは、彼がどんなに謝ろうが態度を変えようが、そうそう修復できるものではありません。 「これだけ自分が苦しいんだから、その原因を作った彼も同じように苦しめなくては気が済まない」とばかり、彼に過酷な要求を突きつけたうえ、それがかなわなければ彼を責めます。 裏を返せば本当は「苦しい気持ちを共有してほしいほど相手に愛されたい」という思いがあるのですが、そこまでがまん強く付き合ってくれる男性もなかなかいないでしょう。結果、別れることになり、トラウマは克服できないまま、「もう男性なんて信じられない」と心を閉ざしてしまったりします。 逆に克服できるケースとして多いのは、一番大切にしているものが「あなた自身の彼への思い」である場合です。 「彼のあなたへの思い」を信じるのではなく、「彼を好きだと思っている自分の気持ちを信じているか」がトラウマ克服のカギとなります。 どのような人間関係であっても、他人に何かを期待したときは大なり小なり失望することが起きます。相手は自分と違う人間なので必ず見解の相違があり、他人が自分の思い通りに動くことはほとんどないからです。 彼に裏切られたことに失望するのは当然です。しかし、「彼は謝罪しているし、そんな彼を好きになったのは自分だから、今回の彼の過ちは許そう」と思えれば、苦しい気持ちを抱えていたとしても、前を向いたお付き合いができるでしょう。 例えば「今後は毎日連絡すること」というルールを決めたとしても、自分のプライドを満たすためであったら、「連絡して当然」という態度で接したり、守られなければ責めたりしてしまいますが、彼への思いがあるならば「忙しくても今日も忘れずに連絡してくれてありがとう」という接し方をするでしょう。もし自分が男性であったとしたら、どちらの女性とつきあっていきたいかは明白ですよね。 もしあなたの彼に「裏切られた!」という事態が起こったら、ここは冷静に自分自身の気持ちを振り返ってみてください。相手との関わり方を見直すいい機会ととらえてくださいね。
2015年03月27日私がまだ結婚していないとき、ある新婚の先輩のお家にお邪魔する機会がありました。キッチンで片づけの手伝いをしているとき、私が「○○さんすごくお幸せそうでうらやましいです! 幸せな結婚のコツってなんですか?」とたずねると、彼女は少し考えて「二番目に好きな人と結婚することかなあ」といいました。 私は驚いて「結婚って、一番好きな人とするものではないのですか?」と聞き返したのですが、それに対する先輩の答えは「恋愛なら一番好きな人がいいのだけど、結婚して生活をともにすると、カッコいいところばかり見てるわけにいかないから、必ずがっかりすることが起きるでしょ。 そうしたら相手に対する自分の思い入れが強いだけに、イヤになる気持ちも一気に高まると思うの。だから結婚なら二番目に好きな人、ようは気持ちが盛り上がりすぎていない相手としたほうがうまくいくと思う」でした。ちなみに先輩のご主人様も彼女からすると「二番目に好きな人」だけど「今すごく幸せ」なのだと…。 私は帰り道、先輩の話を思い返し悶々と考えました。恋愛の先に結婚があるとすれば、やはり一番好きな人と結婚できるのが幸せだと思うけど…二番目に好きな人って、いわゆる「キープ君」ってこと? そもそも恋愛しているときは一番も二番もないような…などなど、疑問は深まるばかりで納得できないものの、すごく好きな人には思い入れが強すぎる分、がっかりしたときの落ち込みぶりも激しくなりそうなのは何となく理解できました。 そしてそれから数十年(?)たち、今年銀婚式を迎える友人(前述の先輩女性とは別です)と先日ランチしました。 私は彼女の結婚式にも出席していたので、昔話にしばし花が咲いたのですが、そのとき彼女が「私、すごく好きだった彼とは結局結婚できなくて、今でも彼のことを思い出すんだけど、振り返ってみればやっぱりこれで(彼と結婚しなくて)よかったのかなって思う。今が幸せだし、まあ色々細かいことはあるけど、夫も基本はいい人だし」といったのです。 久々に私は「結婚は二番目に好きな人とすべし理論」のことを思い出し、そのことを話してみました。そして、お互いアラフィフが目前に迫り、色々な経験を経てきたからかひとつ気づいたことがありました。 恋愛でずっと印象に残るような、非常に惹かれる相手というのは、「自分と真逆」か「自分とすごく似ている」タイプが多いのではないかと思います。 恋愛すると自分の考え、好み、人生に対する願望などを自ずと考えるようになりますので、自分自身に対する理解も深めることができますが、恋愛経験がまだ少ない時期は、自分が持っていないものに対し憧れる気持ちが強いので、似ているタイプより、真逆のタイプに惹かれるケースがおそらく多いのではないでしょうか。 しかし結婚は「日常生活の積み重ね」です。真逆のタイプとは非日常の時間を楽しむことはできますが、いざ日常生活となると相容れないことが多くなりそうです。 だから「大好き→結婚」と進む過程でうまくいかなくなるのかもしれません。「初めて付き合った人とそのまま結婚した」というケースは、ラッキーなことに自分とすごく似ている価値観の人と真っ先に出会えたのでしょうね。 そして大好きなのに結婚に至らず破局した場合、憧れていた気持ちが強ければ強いほど強烈に心に残るので、彼以上の人はいないと思ってしまいます。しかし、その後自分の考えや人生の方向性が固まってきて、段々と「自分が結婚できる」男性を選択するようになるのでしょうね。 なので、自分の好みや価値観が確立してから出会った、「一番好きな男性」であれば、二番目でなくてもうまくいくのだと思います。 あなたが結婚したい彼は「今までで一番好きな人」でしょうか。そうであってもなくても、結婚生活そのものはお互いの努力で必ず幸せなものにしていけますから、どうぞご安心くださいね!
2015年03月13日先日、何人かのママ友達とランチをしたとき、「妻がオッサンになりました」というコミックエッセイ(あさ出版)がすごく面白いという話になりました。 読んだ友人の話によると、恋愛中は清楚で可愛かった奥さんが、結婚して年月が経つごとに昔の面影がなくなり、行動がどんどんオッサン化していることを夫の視点から描かれた内容で、思わず「あー、これわかる!」「自分もこういうことやっている!」と頷いてしまったそうなのです。 それを聞いて、思わず私を含めてその場にいたママ友はビックリしてしまいました。目の前にいる彼女は「オッサン」とはかけ離れた美女です。お家に伺ったこともありますが、掃除は行き届き、お料理も上手! お子さんも行儀がよくてとてもいい子たちで、まさに「良妻賢母を絵に書いたような、理想的な専業主婦」なのです。 そこで私は「あの…あなたが家でオッサンになっているとはとても思えない。家事も育児も完璧にやってるじゃない! オッサン妻って家事に手を抜いて、ラクしてるうちに太ったりしちゃうわけでしょう。全然違うと思うけど」といいました。 すると彼女は首を振り「オッサン妻ってあなたがいうように、ラクしようとしているうちにそうなってしまうタイプと、いい奥さんになろうと頑張っているうちにそうなってしまうタイプがあるんだと思う。ただどちらも“自分のオンナの部分を自ら捨ててしまっているオッサン”であることは一緒なんだよね」と、彼女自身の経験を話してくれました。 もともと頑張り屋の彼女ですが、出産後は慣れない子育てと家事の両立に一人で悪戦苦闘していたそう。ちょうどその頃ご主人様の仕事が忙しかったこともあり、ただでさえ大変な状態の夫に子供のことで更なる負担をかけてはいけない! という気遣いと責任感から、夫が夜ぐっすり眠れるように寝室も別にして子供の夜泣きや授乳に備え、夫の健康も考えて栄養バランスのとれた食事を作り、掃除洗濯も手抜きせず、子供がいるからといって夫の世話をないがしろにしないように頑張っていたとのこと。 なんていい奥さんなんだろう! と感動してしまいましたが、ここからが問題なのです。 初めての育児と家事を一人で抱え込むのは実際とても大変なこと。おのずと時間に追われる毎日となります。そうすると当然、自分自身のことを気にかける余裕がなくなります。体も疲れるので、お化粧する時間が10分あったとしたらその時間は少し横になりたいと思うのも無理はありません。 そして子供にミルクを吐かれてもすぐ洗えるような服ばかり着るようになり、スカートは動きにくいのでパンツ一辺倒。しかも「これから子供のために貯金もしないと…」と考えたら、節約しなくてはという思いが先に立ち、つい美容院に行く回数も減らしてしまい、メイク道具も買わなくなって、だんだんメイクもしなくなり、気づいたら彼女は「疲れたオッサン妻」になっていたそうなのです。 そんななか、なんとご主人様の浮気が発覚! こんなに家族のために頑張ってきたのに! と怒った彼女がご主人様を問い詰めると「家庭に不満があったわけではないけれど、子供ができてから家政婦さんと暮らしているみたいで…」といわれ、その言葉にショックを受けるとともに大きな気づきがあったそうです。 彼女いわく「たしかに私はいい奥さんになろうとすごく頑張っていた。“家事や育児で忙しいんだから、自分のことは後回しで当然”と思っていた。今思えば、あれだけ完璧に家事や育児を一人でやろうとしたら、自分のことまではとても手が回らなかった。 でも、夫の浮気がわかったとき、何のために自分はそこまで頑張っているんだろうと考え直させられた。もちろん、浮気を肯定する気はないけれど、忙しさを理由に女性としてのお手入れをサボってラクしていたのも事実だなと反省したの。 それからは、家事には少し手抜きしても、肌や髪のケアをきちんとするようにしたり、夫にお願いして子供を見てもらっている間に、デパートをブラブラして流行のチェックをするようになって、今は家庭円満。子供も成長して手がかからなくなってきたしね」 友人の話を聞いて、とても考えさせられました。やっぱり彼女は「良妻賢母」でした。でもそうなろうと頑張りすぎると、逆に夫婦円満な状態から遠ざかってしまうこともあるというのは皮肉ですよね。 これから結婚を考えている方が、「理想的な奥さん」もじつはオッサン妻に陥りやすいことを念頭におきながら上記のコミックエッセイを読んでみると、結婚生活の参考になることがあるかもしれませんね。ご興味があればぜひどうぞ!
2015年02月22日最近、アラフォーの友人ふたりに彼ができました。一人の彼は高校時代の同窓生、もう一人の彼は以前働いていた会社の先輩なのですが、お付き合いのきっかけが似ているのが面白いと思いました。 ふたりとも、1.「たまたま彼のことを知っている人と知り合いになった」2.「その人が彼と自分を引き合わせてくれた」3.「それをきっかけにお付き合いに発展した」そうで、「彼とは高校を卒業して(会社をやめて)からずっと会っていなかった。当時は普通の友達で、異性として意識したことはなく、まさか付き合うことになるとは思っていなかった」とのことでした。 ふたりの場合は、「友だちといえども久しく会っていない相手」だったから、その間にお互いが成長して変わったり、相手に対して持っていたイメージが実際とは違ったといった要因もあったのでしょうけど、普通は「男性といったん友人関係になってしまうと、その後恋愛関係に持ち込むのは難しい」といわれますよね。実際、私の周りでも、相手に告白しそびれて、友人関係を保ちながら悶々とした思いを抱えている女性は多いです。 とはいえ、なんとか友だち達から彼女へのランクアップを図りたい! と思った場合はどうすればいいでしょうか。 よくいわれるのが「彼に対して意外な面を見せる」テクです。たとえば、いつも明るいキャラなら彼の前で涙を見せて男性の保護本能をくすぐる、逆におとなしい印象なら、明るく振る舞うなどですね。 このテクは確かに「あり」だと思います。が、これが功を奏するのは「つきあってはいないが一応、彼に“女性”として意識されている」ケースだと思います。男友だちに近いような関係だと「なんだよ、○○らしくないじゃん」とスルーされる可能性が高いです。 また、「お正月やクリスマスなど、人恋しくなるイベント時に誘ってみる」ということもよくいわれますが、これも両刃の剣です。つきあってはいないけど、少しは好意を持たれていそうな関係ならばうまくいくケースもありますが、そうでなければもし一緒に過ごせても「予定がなかったのでとりあえず間に合わせのオンナと過ごしたイケてないクリスマス」という印象を彼に植えつけることになりかねません。そうなったら今後恋人への浮上は難しくなるでしょう。 友人ふたりの馴れ初めを聞いていて、私はもう一つヒントをもらった気がしました。それは「彼の“人生の節目”の時期にそばにいること」です。 先に述べた友人の一人はある資格試験のため猛勉強し合格したのですが、じつは高校の同窓生であった彼も偶然、同じ試験を受けて合格していました。その勉強を通じて知り合った人が、たまたま彼のことを知っていて同窓生だということがわかり、引き合わせてくれたのです。 また、もう一人の友人は趣味のサークルで知り合った人がたまたま彼の会社(=自分も以前働いていた会社)と仕事上取引があり彼のことをよく知っていて、その人が引き合わせてくれたのですが、ちょうどその時期、彼は大きな取引をまとめて昇進が決まっていたそうなのです。 このように、仕事で大きなヤマを超えた、試験に合格した、など、彼の人生や生活のなかでターニングポイントとなるような出来事があったとき、そばにいて祝福してくれたり、励ましてくれる女性がいたら、自分の気持ちの昂揚感も手伝って、その女性に好意を持ちやすくなるのではと思いました。 もしくは逆に、親が亡くなったなど、辛く悲しい出来事に遭遇しているときも、気持ちによりそってくれる女性がいればその女性に感謝とともに心を開くこともあるでしょう。 もしあなたに、友だちから恋愛関係にステップアップしたい男性がいるとしたら、日々つかず離れず彼のことを観察していて、「ここぞ!」という彼の人生の節目に思い切りアピールしてみてはいかがでしょうか。(もちろん、その時点で彼に恋人がいないことが前提ではありますが) 毎日何らかのアプローチをするより、あなたに対する彼の印象を大きく変えられるることができるチャンスになると思いますよ!
2015年02月08日私が以前、秘書として働いていたころ、上司の知人でとても素敵なおじ様がいらっしゃいました。 仮にAさんと呼びますが、Aさんはルックス、社会的地位、財力どれも申し分ない上、穏やかで優しくて、まさに「ダンディーな紳士」を絵に書いたような方でした。当時、私は上司の会食にも同行していましたので、Aさんと上司のアポイントメントをいつも密かに楽しみにしていました。 何度かお会いするうちにAさんはプライベートなお話もしてくださるようになり、ある日奥様のことをとても褒めていらしたので、私は「Aさんが選んだ女性なら、きっと素晴らしい方なのだと思いますが、Aさんのような素敵な男性と結婚するにはどうしたらいいのでしょうか。今後のために教えてください!」とお聞きしてみました。 するとAさんは「素敵な女性になればいい。極上のオトコは極上のオンナしか相手にしないんだから」と身もふたもないお答えをくださいました。 さらに「ゾウとネズミは結婚しないでしょ。人間界も同じで、相手とレベルが同程度でなければまず惹かれない。まあ、男は単純だから、美人=極上と思ってる奴も多い。だけど自分とレベルが合わなければやっぱりうまくいかなくなるもんだよ。芸能人のカップルとか、よくあるでしょ。パッと結婚してパッと離婚しちゃうとか。あれは多分、外見と中身のレベルのズレに気づいちゃうんだと思うんだよね~」というお話を伺って、なるほど! と思いました。 確かに「こんなにキレイで仕事もできていい人なのに、どうして離婚しちゃうんだろう」とか、逆に「この人ならもっといい人と結婚できそうなのに、どうしてあんなダメな男性が好きなんだろう」ということって普段よく目にしますよね。Aさんは「魂のレベルが合っている人同士」という表現をされていましたが、周りからはわからないけれど何かお互い惹かれる(もしくは何か違うと感じる)ものがあるのでしょうね。 そしてさらにAさんは、「遊びでもそういう男性に付き合ってもらいたいなら、はっきり言って美人でスタイルが良くなれば可能だけど、ずっと付き合いたいならそれだけではダメ」ともおっしゃいました。 成功している男性はパワーがあるから、自分を成長させたい、より良くしたいという思いも強く、それが人間の器を大きくしてさらに成功していく。もしパートナーの女性がその成長スピードに色々な意味でついてこれなくなると、これまたうまくいかなくなるのだそうです。 「たとえば5年前にお互いのレベルが合っていて結婚したとする。男が仕事などを通じて、どんどん成長してレベルを上げていったとしたら、またその新しいステージでの出会いがある。その時、女のほうが5年前と変わらない場所にいたとしたら、それはダメだよね」とおっしゃるのでつい「でも女性は子どもができたりすると、仕事だってあきらめなくちゃいけなくなることもあるから、一緒に成長なんて難しいじゃないですか!」と反論してしまいました。 するとAさんは「魂のレベルの成長は、別に仕事だけでできるわけではない。一生懸命子育てしながら、夫の面倒も手を抜かずに見てあげるとか、夫の仕事に興味を持って関連した本を読んでみるとか、いくらでも成長する手立てはあるんだよ」と教えてくださいました。 あれから数十年たち、私は当時のAさんの年齢と同じくらいになりました。今振り返ってみると、Aさんのおっしゃっていた意味がようやくわかってきました。パートナーと長くいい関係を保っているカップルは、確かにお互い「努力」しています。いい意味での緊張感があり、成長を続けているのだろうなと感じます。 その一番の秘訣は「相手に対して興味を失わないこと、相手に興味を持たれる自分でいること」なのではないかと最近しみじみ思っています。 今はどこでどうなさっているのか全くわからなくなってしまったAさんですが、いつかまたお会いしてお話を伺ってみたいなと思う今日この頃でした。
2015年01月17日2014ユーキャン新語・流行語大賞候補にノミネートされている「こじらせ女子」。自分の女子力に自信がなく、女子的魅力をうまくアピールできない人を表す言葉だそうで、必然的に恋愛に縁遠くなってしまう傾向があるようですね。 しかし、自他ともに? 認める女子力の高さを持っているにもかかわらず、恋愛面ではなぜか「こじらせ女子」のごとく、男性に縁がない女性も最近多いように思います。 高嶺の花というほど近寄りがたい美人ではなく、ヘアもメイクもそこそこに決まっていてキレイ、ファッションセンスもよくて性格も悪くない。なのにまったく男性の影がない! という女性、あなたの周りにもいませんか。 自分ではそんなつもりもないのに、女子力をこじらせてしまっている場合、知らないうちに「男性お断りオーラ」を放っていることがあります。そのオーラはどんな時に最大限放出するのか、私が実際に見て感じたところは以下の3つです。 ■その1.「お察しください」な女性になっている時 例えば合コンで男性に「お休みの日は何してるの?」と聞かれたとします。人に話せるようなことをしていないな…とか、あまり自分のことを話さず謎を残しておいたほうが魅力的かな…とか色々な考えを巡らせた結果「ご想像にお任せします」「何だろう? 何していそうに見えますか?」といった答えをしてしまう時。 確かに「最初から自分のプライベートをペラペラ話してしまうと、男性があなたをもっと知りたいと思う気持ちをそいでしまうのでNG」というのは、恋愛セオリーでは「あり」だと思います。 しかし、一方でめんどくさがりな面があるのが男性。よほどの一目ぼれでもない限り、あなたがお休みに何をしているのかわざわざ想像しようとはしませんし、逆に「あ、他人に言いたくない、隠したいことでもあるのかも」と思われ、引かれてしまう確率のほうが高くなります。 ■その2.ひとり「でも」大丈夫ではなく、ひとり「で」大丈夫な女性になっている時 群れている女性が男性にとって魅力的に見えることってあまりないと思います。大勢でいられると、声をかけたくてもかけられないですしね。 最近はカフェやレストラン、映画館などで一人ひとりの時間を楽しんでいる女性をよく見かけます。私も一人ひとりで行動できる女性は素敵だと思います。 ただし、これも行き過ぎると逆に男性を遠ざける要因となってしまいます。「ひとりでいる」のは他人を気遣う必要がないため、気楽な面があります。その気楽さに慣れてしまうと、行動がなんでも自己完結しがちになってきて自然と「ひとりにしてくれオーラ」を発してしまいます。 また、熱中できる趣味があることも大変いいこと。しかし、例えばアイドルの追っかけなど、現実世界から逃避できることが楽しい趣味「だけ」しかないというのも、じわじわと「ひとりにしてくれオーラ」がにじみ出てきます。できれば趣味は、他人(男性)と楽しさを共有することができるものも持っていたほうがいいでしょう。 いずれにしても「一人ひとりはラクだな…」という思いが心をかすめることが多くなってきたときは要注意です。 ■その3.モデルルームな女性になっている時 住宅販売場のモデルルーム。実際に足を運んでみるとそこには素敵な空間! オシャレなインテリア、きちんと片付いた部屋…「あーここに住みたい!」という気持ちになりますよね。 では、もしあなたが「このモデルルームの部屋に住んでいい。ただし、部屋の状態をこのままキープすること」と言われたら、住み続けることができるでしょうか。疲れて帰って服を脱ぎ散らすことなく、使った食器はすぐ洗って片づける…できなくはないでしょうけど、住んでいてけっこう疲れますよね。 キレイであるために、「キレイでない状態」を寄せ付けないのです。男性と会っていても一時間ごとにお手洗いに行き、メイクを直したりしてしまうタイプ。キレイであることはいいのですが、「かかわらずに見ているだけのほうがいい」と思われると恋のチャンスも遠のいてしまいます。 いかがでしょうか。あなたも知らないうちに「男性お断りオーラ」を発していないか、チェックしてみてください。
2015年01月10日同い年の友人夫妻が、結婚披露宴で初の「仲人」を務めることになりました。あ~もうそんなことお願いされる年齢なのね…と思いつつ、友人と披露宴話で盛り上がっていましたら、彼が「何かいいお祝いの言葉がないかと探していたら、こんな詩を見つけた」と教えてくれたものがこれでした。 二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい 互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい 正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい 『祝婚歌』 吉野 弘(詩人)(一部抜粋) いやーホントにその通り! と感動しました。実際はなかなかこのように考えることができず、ついケンカの種を蒔いてしまうものです。 ところでこの詩を読んで、さらに思い出したことがありました。田辺聖子さんがお書きになった小説で、趣味のサークルが一緒の男性に、家庭のグチをこぼす主婦の話があります(すみません、タイトルは失念してしまいました)。 彼女の夫は浮気をしており、そのため彼女は「自分はきちんと家庭を守り、妻としての役目を完璧に果たしているにもかかわらず、家庭を顧みない悪い夫」のことをいつもこきおろし、自分がかわいそうだと嘆いています。 そしてさまざまなエピソードを話すたび、必ず最後に「あたしの言うこと、間違ってる?」とサークルの男性に聞くのです。男性は必ず「…いえ、間違ってません。」と答え、女性は満足するのですが、サークルからの帰り道、男性は一人「ダンナさんが浮気する気持ち、わかるなあ…」と呟くのです。 小説の中で彼女の語る「家庭での自分」は、確かに良妻賢母を絵にかいたような素晴らしさなのです。もし私もこの女性に「あたしの言うこと、間違ってる?」と聞かれたら「もちろん、間違ってません。」と答えるでしょう。 でも、人は誰しも完璧ではありません。まして同じ生活を共にする夫婦であれば、お互いの至らなさを受け入れる「余裕」がなければ、つい相手を「なぜ○○しないの、できないの」と追いつめてしまいそうです。 幸せな結婚生活を送るためには「正しいこと」が必ずしも夫婦間の正答にはならない。なぜなら上記の詩にあるように「正しいことを言うときは相手を傷つけやすいもの」であり、相手を傷つけることは結婚生活に決してプラスにはならないからです。 共働きだから家事は半々の約束で結婚したのに、気付いたら自分ばかりがやっている。約束と違う! きちんと家事は半分やってほしい! と正しく夫に言ってみたとしても、それができないダンナさん側からしたら、自分が悪いとわかっているだけに辛くなり、家にいる時間も心が休まりませんよね。 真面目で頑張り屋さんのあなた。そんなあなただからこそ、彼は安心してあなたを人生のパートナーに選ぶことでしょう。ただし、結婚したら「まあいいか」と少しユルむ気持ちも必要です。 この詩は円満な結婚生活のコツがギュッと詰まっていると実感します。もう少しで銀婚式を迎える私自身も、初心に帰る思いがしました。
2014年12月23日先日、最近5年ほど恋愛していないという30代半ば女性と話をする機会がありました。彼女曰く、その前は2年ほど付き合っていた男性がいたのですが、その男性とは彼女がフラれるかたちで別れたため、その痛手がなかなか消えず仕事に没頭していて気が付いたら5年もたっていたそうなのです。 「私、男性と真剣に付き合ったのはその人が初めてだったんです。恋愛経験は多いほうが男性を見る目が養われるって言いますよね? 私みたいに一人としか付き合ったことがないまま30代半ばになってしまうと、いざ結婚を考えたときにヘンな男に引っかかってしまいそうな気がして怖いんです」と彼女は切実に訴えていました。 確かに、色々な男性とお付き合いをすれば、それなりに男性のことを知ることができるという面はあるでしょう。恋愛における気持ちの押し引きや、言葉の駆け引きにも慣れてきますしね。 というわけで、恋愛を「楽しむ」という意味では経験が多いほうがいいと言えます。しかし、「幸せな結婚ができる相手を見つける」という意味ではどうでしょうか。 ちなみに、女性は結婚するまでに、だいたい何人くらいの男性とお付き合いするものなのでしょう。 結婚式場口コミサイト「みんなのウエディング」が行ったアンケート結果を見ると、 1位 3人 (19.4%) 2位 10人以上 (14.9%) 3位 2人 (14.3%) 4位 1人 (13.1%) 5位 4人 (11%) となっています。実際に結婚した年齢によっても違うでしょうし、上記の人数を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれでしょうが、6割近くの方が「4人以下」である一方、「10人以上」が2位という結果なのがとても興味深かったです。 「自分にとってベストなパートナーを見つけるために、恋愛経験は多いほうがいい」というのはウソでもあり、ホントでもあるということですね。 私は人数に関係なく、結婚相手に巡り合えた方達には一つ共通項があると思っています。それは、この人と付き合おう! と決意したときに「自分を幸せにしてくれる人」ではなく「自分が幸せにしてあげたい人」を選んでいることではないかと思います。 どうやったら相手を幸せにできるか、色々と試行錯誤しているうちに、人としての思いやりや配慮、相手の人生も受け入れる覚悟のようなものが培われていく一方、「相手さえ幸せなら自分はどうでもいい」といった自己犠牲的な恋愛も長続きはしないので、自分が結婚に求めることなども明確になっていきます。 それを長い期間をかけ、一人の男性と深くかかわることで会得するのか、様々なタイプの男性とかかわることで会得したのかの違いが人数の差で現れるのでしょう。 ですので、上述した女性もきっと素敵なパートナーを見つけると私は思っています。失恋した気持ちを吹っ切るために長い時間を要するほど、一人の男性を好きになれる「恋愛感性」があるのですから、怖がらずに次の恋愛に踏み出していってほしいなと願っています。 もしあなたも恋愛経験が少ないことで「自分には結婚相手が見つからないのでは…」と心配になっているとしたら、そんな必要はありませんよ! これからパーティーシーズン、どんどんお出かけして、たくさんの出会いをゲットしましょう!
2014年12月05日先日、アラフォー独身女性の友人と話す機会がありました。彼女は今、ものすごく結婚したいということで、結婚に向けて色々努力しているそうなのですが、なかなかうまくいかないようです。 「ここ1年、縁結び神社と名の付く神社や、恋愛に効くといわれるパワースポットにはかなり通い詰めてお祈りもしているのに全然出会いがないの! よく“真剣に願えば思いは叶う”っていうじゃない? あれはやっぱりウソよねー」とため息交じりに語っていました。 確かに巷で読まれている成功哲学の本には「願いは叶う」「思ったことは本当になるから、ポジティブな考えを持とう」「イメージトレーニングで成功に導く」といったような、「あなたの思考は現実化する」と説くものはたくさんありますね。 もちろん、ただ頭で考えるだけでなにも行動に移さなければ、その思いが現実化することはありません。「結婚したい」と言いながら家にこもって誰とも会わない生活をしていたら、それは無理というものです。 しかし前述の彼女はとても精力的に? 結婚に向けて活動しています。年齢こそアラフォーですが、外見は若々しく美容にも手を抜いていません。仕事で少々疲れていても、出会いがありそうな集まりには必ず顔をだす努力も怠りません。なのになぜ、彼女の思いは叶わないのでしょうか。 心理学やコーチングの勉強をしていると、よくこの話題が出るのですが、私個人の考えとしては「思考は現実化する」は「結構あり」だと思っています。とはいってもうまくいかない理由もまた、この「一見ポジティブな思考」の中身にあると思っています。その“思考”は、あなた自身がホントに望んでいることなのでしょうか。 先ほどの彼女の例に戻りましょう。私は彼女に「ところでどうして突然、結婚したいと思うようになったのか」を聞いてみました。彼女は仕事でもとても活躍しており、外から見ていると結婚を焦る理由がわからなかったのです。 なので、よくよく話を聞いてみると…彼女のご両親が最近体調がすぐれないことが多く、以前と違い元気がなくなってきたそうなのです。そのせいか、彼女に「いつまでもひとりで好き勝手やっていないで、そろそろ結婚も考えたらどうか」としょっちゅう言うようになったとのこと。 順調ではある仕事も、彼女のなかで少しマンネリ感が出てきたところもあり、何より現在の親の姿を見ていて「早く花嫁姿を見せたほうが親孝行なのではないか」「将来、病気になったとき自分ひとりではやはり不安」といった思いが強まり、結婚しよう! と思い立ったのだそうです。 さらに彼女は言いました。「今まで、こうなりたい! と強い思いを持って努力すれば、大抵のことはうまくできてきたから、結婚もその気になってがんばれば何とかなるかなと思っていたけど、相手のあることはなかなか思い通りにならない。結局、将来頼りになるのは結婚相手じゃなくて自分自身なのかなあと最近感じてきたわ…」 まとめると、彼女はホントは「結婚」を望んでいるのではなく「親を安心させたい、同時に将来ひとりでは不安を感じる自分を安心させたい」ことを望んでいて、その手段として「結婚」を選んでいるのですね。 だからおそらく、いざ結婚相手候補の男性が表れても「親が納得しなさそう」「仕事が不安定で将来が不安」などと「親(もしくは安心したい自分)から見た理想の結婚像」の条件にはまらないと、どんどん切り捨てていっているのではないかと思います。 いくら「思いが強い」といっても、「親の価値観」や「将来への不安」など、別のバイアスがかかっていると、自分のホンネとは違う部分もあったりして、その思いがなかなか現実化しないかもしれません。 ただし「不安を感じる自分を安心させたい」ために「結局頼りになるのは男性ではなく自分自身」ということがわかってきて、いたずらに不安は感じなくなってきているようですから、その意味ではまさに「思考は現実化している」といえます。もしあなたに「真剣に願っているのに叶わないコト」があったとしたら、それはホントにあなた自身が願っていることなのか? をご自身の心に聞いてみてください。 そして、婚活中の彼女から話しを聞いたのは2ヵ月ほど前なのですが、つい先日彼女から連絡があり、彼ができたとのこと! 「願えば叶う」を信じてみてもいいのかも知れませんね。
2014年11月17日最近は異常気象や予測できない事故、少子高齢化に伴う社会構造の変化など、何かと不安になるニュースが多くなってきています。女性の私たちとしては、頼りがいのある男性にパートナーになってもらいたいですよね。頼りになる男性とは、一言でいえば「危機的状況になっても冷静に対処し切り抜けられる人」です。 11月22日(土)公開となる絶対泣ける映画 『インターステラー』 では、世界的な食糧危機に陥り、地球の寿命が尽きかけていることを知った人類が、新天地の星を求めて宇宙に旅立つ壮大なストーリーが描かれます。 その重大な責務を負った主人公クーパーの、娘を持つ父として、そして人類の未来を担うリーダーとして、どんな困難に直面しても冷静かつ勇敢に立ち向かっていく姿に、女性ならこんな人に守ってもらいたいと思うはず。 ですが普段そうそう映画のような状況は起こりませんから、目の前の男性がホントに頼りになるのかどうか、見分けるのはとても難しいことです。そこで、普段の生活からチェックできる「いざ!というとき頼りになる男性の特徴」をまとめてみました。 最後を見届ける男性 女性が男性に対し「頼りになるわ~」と実感するのは、キャンプやバーベキューなど、アウトドアイベントの時が多いのではないでしょうか。確かに自然の中でのサバイバル能力は、頼れる男性のマストアイテムと言えます。 ですが、ただキャンプ慣れしているだけではなく、本当に頼れる男性は、食事の後片付けや火の始末など、「最後によく働く」のです。食べるまでは火をおこしたり食材を運んだり、せっせと働いていても、いざ食べ始めたら酔っぱらって後始末は他人任せ…ではアウトです。何事も最後が肝心。一番地味ですが重要な仕事を全うしているかがポイントです。 応援される男性 頼りになる男性が何かを成し遂げようとするときは、それがかなり無謀なことであっても、例外なく応援する人が出てくるので、結果うまくいくことが多いです。 頼りになる男性は、「自分はひとりで生きているわけではない、周囲と支えあっているのだ」ということをわかっているので、相手が誰であろうと「感謝」の気持ちを忘れません。たまたま乗り合わせたタクシーの運転手、ふと立ち寄ったコンビニの店員などにもきちんと「ありがとう」と声をかけます。 たとえ、その時しか会わないだろう相手であっても礼を尽くす習慣が、いざ! というとき彼を助けてくれるファンを増やすのです。 捨てられる男性 頼りになる男性は決断力があります。決断するというのは、何かを選択すること。自分にとって本当に大切なものを選び、選ばなかったものを切り捨てる潔さがあるのです。 「彼女とデートもしたいけど、趣味のサーフィンにも行きたい。でも会社の同期と飲みにも行きたい。飲みにも行きたいけど車も欲しい。でもそんなにお金がない。どうしよう…」とすべてを抱えようとしたら、結局すべてを失うことにもなりかねません。 何事も捨てられずに溜め込んでしまう男性は、いざというときの決断力が鈍っているかもしれません。 熱くて冷たい男性 頼りになる男性はいざ! というとき、頭で考えながら自分もすばやく行動に移します。気合だけで闇雲に行動してもいい結果は出ないし、クールに思考を巡らせてばかりいても何も変えられません。慎重ではありますが臆病ではなく、大胆ではありますが無鉄砲ではありません。 この特徴が一番わかるのは、旅行などで見知らぬ土地に行ったときの態度や、今までの経験が全く役に立たない仕事を任されたときなどです。旅行でもトラブルが起こった時ほど、真価が試されますので、行ったことのない場所に行ってみてもいいかもしれませんね。 さきほど紹介した 『インターステラー』 の主人公クーパーの行動には、上記に挙げたような「いざ!というとき頼りになる男性」を見極めるヒントが満載。そして、人類の最大の危機を救うため、そして愛する家族を守るため、アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒー演じる元エンジニアの主人公が、未知なる世界で繰り広げる冒険と感動のストーリーに、最後の最後までハラハラドキドキさせられます。 「必ず、帰ってくる。」と誓った主人公と、その娘の絆を描いたシーンに涙しない人はいないはず! 果たして、宇宙を超えた父と娘の約束は守られるのか? ぜひ映画館に足を運んで、その壮大な物語の結末、真に頼れる男というのはどういうものかを考えてみてはいかがでしょうか? また、こちらのテストであなたの彼の“ヒーロー度”もチェックしてみてくださいね。 >>彼はいざというとき頼りになる? ヒーロー度テスト 『インターステラー』 11月22日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー 公式サイト 配給:ワーナー・ブラザース映画 (C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月12日お付き合いをしていて、あれ? なんだか彼の様子がおかしいな…と思っていたら「ごめん、しばらく距離を置きたい」といった話をされることってありますよね。こういう時、自分自身も彼とのお付き合いに疑問を感じはじめていたとしたら、「ああ、やっぱり彼もそう思っていたのか」とすぐに納得しますから、「距離」はやがて「自然消滅→別れ」につながることが多いと思います。 しかし、あなた自身は彼と距離を置くどころか、もっと親密になりたいと思っていた矢先にこう切り出されたとしたら…どうにも受け入れられないですよね。「距離」ってなにをもってして「距離」というの? 毎日は連絡しないとか? じゃあ2日に1回ならいいの? ホントは別れたいとか? だったらなぜそう言わないの? などなど、様々な思いが頭を駆け巡り、結局「どういうことなの!?」と彼を責めてもっと気まずくなってしまったりすることもあるでしょう。なぜ彼は「もう別れよう」ではなく「距離を置きたい」と言うのでしょうか。 最悪のシナリオとしては、彼が「ホントは今すぐ別れたいんだけど、逆上されてストーカーになられても困る」と警戒していて、別れへのソフトランディングを目論んでいるケースです。例えば、他に好きな女性ができてしまったといった場合ですね。 もしこのケースに当てはまるのであれば、かなり前から彼はあなたへの連絡を絶とうと試みていたはずですから、冷静にこの3ヵ月くらいの彼とのやりとりを振り返ってみてください。そうではなく、つい最近も会ったり連絡をとりあっていたにもかかわらず…といった時は、ふたつのケースが考えられます。 ひとつは彼自身に問題がある場合です。例えばすごく仕事が忙しくなっていて精神的な余裕がなく、あなたとの関係にまで気を配ることができなくなっているような状況です。もうひとつは、あなたの彼に対する関わり方に問題がある場合です。 あなたが「彼のため♪」と思ってしていたことが、実は彼が望んでいたことと違っていたり、逆に彼の優しさにあぐらをかいて、ワガママいっぱいに振舞って彼を振り回していたといったような、いわば、あなたが「自分のためだけに恋愛している」前のめり感が強い状況にあるときです。(私が今まで受けた恋愛相談の経験値では、7割くらいがこちらに当てはまるように思います。) ただ、いずれのケースであっても彼が何らかの理由で、あなたとハッキリ「別れたい」と決断するまでには至っておらず、一抹の迷いを抱えているものの今のままならおそらく「彼との未来はない」と言える状況であると言えます。そういう状況になったらどうすればいいでしょうか。 私は、「どんなに彼に連絡がとりたくなっても、最低1ヵ月は絶対にとらない」ことをお勧めします。SNSもチェックしたくなるでしょうが、それもあえてやらない。彼が距離を置きたいと思っているときに連絡をとろうとするのは、まず間違いなくマイナスの印象しか持たれません。辛いかもしれませんが、ここでしばらく、あなたの存在を消しているほうが得策です。 「1ヵ月も連絡しなかったら、彼の気持ちの中から本当に自分が消えてしまうのでは…」と不安に思う必要はありません。もし、それで本当に消えたとしたなら、残念ですが彼とあなたはそれまでの関係だったということになります。 また逆に、「1ヵ月も連絡しないなんて寂しくて無理! 代わりに他の男性に連絡してしまいそう」というように、あなたが我慢できないとしたなら、彼そのものではなく寂しさを回避するための相手だったということなので、これまたそれまでの関係であったと気づくでしょう。 そして、彼との連絡を絶っている間に、自分の行動を振り返り、本当に彼と付き合いたいのか、彼は何を求めていたのかを考えましょう。また、それと同時に、今まで彼中心に生活が回っていたとしたら、自分自身の生活を充実させることに時間を使いましょう。 おそらく今までは「彼を失いたくない」という一心で切羽詰った気持ちでいることが多かったでしょうから、ここで少し、精神的な余裕を取り戻す時間が必要です。そして、「別に彼がいなくても平気かも…」と思える自分になったと感じたら、彼に連絡をとってみます。 その時の彼の状況で結果がどちらに出るかはもちろんわかりません。しかし、会わなかった期間に、彼が本当に必要なのか自分に問いただす時間があなたには必要でしたし、結果、やっぱり彼が必要だったのにそのまま連絡がとれなくなったとしても、「様々な我慢」に耐えたあなたは以前より確実にいいオンナになっていますから、次の恋愛が期待できます。 彼に「距離を置こう」と言われたら、オンナの脱皮時期がきたと思ってせっせと自分を磨く時間にしましょう!
2014年11月10日もし、彼の携帯が机にぽーんと置いてあったとしたら…あなたは彼の携帯、中身を見ようとするでしょうか。恋愛トラブル相談を振り返ると、その発端が「相手の携帯をチェックした」というケースは確かに多いです。 最近、なんとなく彼の様子がおかしい、怪しい…何か隠してることがあるのでは? といったん思い始めたら、とことん追求したくなる気持ちもわからなくはありません。彼の携帯をチェックしてみたい! でももし、チェックして他の女性の名前がゾロゾロ出てきたとしたら、それはそれで立ち直れないくらい傷つくかもしれない。 だけどこのままモヤモヤしているのもなんだか嫌だ。やっぱり彼の携帯の中身を確かめよう!でも…と永遠のループにはまるのも、これはこれで辛いですよね。不安になる気持ちも本当によくわかります。 もしも、「どうしても彼の携帯を見たい!」という衝動にかられたときには、まず自分の心に「見たあとに自分はどうしたいのか」を問いかけていただきたいと思うのです。冷静に考えてみましょう。普通に仕事をして、普通に友達がいる彼が「あなた以外の女性の連絡先を携帯に登録していない」はずはないのです。 ご自身の携帯アドレスを振り返れば、特別な好意がなくても登録している男性が何人かいますよね。彼も同じだと思います。でも、彼の携帯を見てしまったら自分のことはさておき、疑心暗鬼になって彼を問い詰めたくなりますよね。 本当に彼にやましいことがあるならば、それがわかったことにより別れ話に発展することはあるでしょう。しかし、もともと何もやましいことがない彼でも携帯を見られて責められたとしたら「なぜそんなに自分を疑うのか?」→「自分を信じない彼女と一緒にいる意味があるのか?」→「がっかりした、もういい、新しい彼女を見つけよう」と思っても不思議ではありません。いずれにしても、彼とは別れ話になります。 ということは「彼の携帯を見る」のは「彼と別れる覚悟がある」ときだけにしたほうがいいということになります。これは結婚後、夫の浮気を疑った時にも同様のことが言えますね。 どんなに彼に怪しい行動が増えてきているとしても、今すぐに彼と別れる気がないなら私は携帯チェックはやめておいたほうがいいと思います。そして、その前にやることがあります。自分は彼にとって魅力のある存在であるかどうか、改めて自分自身をチェックして、改善すべきところはしていく努力をしたほうが、末長く幸せをつかめるチャンスが多くなります。 お付き合いが長くなると、どうしてもお互いのワガママが出てくるものです。「彼の携帯チェックしたい病」が顔を出しているときは、お付き合いが馴れ合いになっていたり、相手のことを思いやれなくなっているときだと自覚し、わが身を振り返るよい機会ととらえましょう。
2014年10月21日恋愛マンガや恋愛小説って、男性が女性にいろいろなきっかけを通じてアプローチしてきて、そのうち女性もだんだん彼に興味を持ち、様々な試練や出来事を経て男性が女性に「オマエに決めた!」的な台詞→ハッピーエンドを迎えるという筋書きが多いと思います。 そういえば、松田聖子さんの「未来の花嫁」という歌のなかでも「プロポーズはまだなの いつまで待たせるの 瞳で私 聞いてるのよ」という歌詞があります。彼に対する想いは決まっているのに、自分からはそれを言い出さない…女性としてはなんとなく心情が理解できますよね。 では、恋愛や結婚において、本当に女性はイニシアティブをとらず、男性からのアプローチを待ったほうがいいのでしょうか。女性のほうから男性にアプローチしていくとうまくいかないのでしょうか。 ある女性は「自分のほうが最初に好きだという気持ちを示したら、その先ずっと相手に優位に立たれる気がする。“そっちが勝手に俺のこと好きなんでしょ”みたいな。でも確かにそうだから、少々冷たくされても文句が言えない。だいたい自分の恋愛パターンはこれで、けっこう辛い」と言います。確かにそういうケースはよくありますね。 また女性の場合、つい「好き」という純粋な気持ちが前面に出すぎるアプローチをして、男性が引いてしまうということもあります。ほどほどに加減するというのも難しいものです。 先日、パーティーやイベントなどのプロデュースを行っている知人と話していて、テレビの集団お見合い番組の話になったのですが、知人曰く「実際、婚活パーティーなどでは、男性より女性のほうが積極的に声をかけている」そうなのです。「最近の男性は傷つくのを恐れているのか、自分のほうからはなかなか女性に近寄っていかない」とか。(やはり草食男子が増えているのはホントなんですね…) といった話を、ある女性の友人にしてみました。彼女は昔から恋愛上手で、「私、○○さんがいいなと思っている」と言っていた男性とはだいたい両想いになっているのですが、彼女も「その通り! よほど遊び慣れた男性でない限り、男性からのアプローチは来ない」と言うのです。 だからといって、やみくもに女性からアプローチすればいいわけではなく、両想いになるには秘訣があるそうです。それは「女性のほうからアプローチしたとしても、最終的には男性が自分のほうから彼女を選んだと思わせる(錯覚させる?)」とのこと。彼女の場合は… 1.まずはさりげなく、「顔を合わせる回数を増やす」(彼が出没しそうなところをリサーチ) 2.彼が自分を認識し始めたら、言葉を交わすときは必ず笑顔 3.言葉を交わすとき、彼の何かを必ず褒める(これは心理学の「返報性の法則」でも説明できます。自分に好意を向けられると、相手にも同様の感情を持つようになりますから少なくとも嫌われることはなくなります) 4.彼の興味があることをさりげなく聞き出す(心理学にも「傾聴スキル」というものがありますが、聞き上手はそれだけで好感を持たれます) 5.それについて、ある程度話ができるように勉強して話題を作る 6.彼女がいるかはあえて聞かない(聞くとアプローチしづらくなる)が、よほど彼女とラブラブでない限り、寂しい気持ちになる(心にスキができる?)時があるので、その時に誘ってもらえるように自分をいつもスタンバイしておく のだそうです。なるほど、そうやって自分がいいなと思う男性を手に入れてきたんだなーと私が思っていると、最後に彼女が言ったのは「実は私も昔はなかなかうまくいかなくて、たくさん失敗してきているの。」 「でも、これを繰り返すうちに、“自分が好きになるタイプの男性”がわかってきて、さらにその中で“自分のような女性を好きになるタイプ”の男性がなんとなくわかるようになった。だから、最近はいつも両想いになっているように見えるのかもね。」ということでした。 やはり、恋愛上手になるにはそれなりの経験が必要だということですね。ということは、どんどん男性にアプローチする女性のほうが幸せも手に入れやすいということです。まさに「恋せよ乙女」ですね。 うまくいかなくても気にしない! 気になる男性がいたら、密かなアプローチを開始してみてはいかがでしょうか。
2014年10月04日先日、企業の社員採用や教育研修のコンサルタントをしている男性にお会いしました。その時に聞いた話が面白かったので皆様にもお伝えしようと思います。 彼は色々な企業の社員の方に対して、どのように個々のビジネス能力を磨くかということについてアドバイスをしてきたそうなのですが、彼曰く「ゲームセンターにUFOキャッチャーってあるでしょ。あれをやってもらうと、コイツは仕事できるようになるな、ビジネスのセンスあるなっていうのがだいたいわかる」とのこと。 (ただし、UFOキャッチャーマニアはゲームの攻略法を知っているので、そのケースは除外とのことです。念のため…) 「そういう人は、1回トライしただけで中の商品をとることができるということですか?」と聞いてみたら、それは違うのだそうです。普段ゲームをやり慣れていない人にはなかなか難しいことのようですね。 「もちろん、商品がとれるのはいいんだけど、本当は商品をとることが重要なのではなく、その取り組み方がポイントなんだ」ということで、教えていただいたポイントは以下の3点です。 ■ポイント1.見極め力 デキる人はまず、商品の山をひと通り見て、アームの形も確認して、どのあたりに狙いを定めれば商品がとれそうかアタリをつけます。まずはこの「数多くある案件からいけそうだと思えるものを見極める力」が大事で、これを見誤ると成果をだすのが難しくなります。 ■ポイント2.決断力 アタリをつけたら、正確にそのポイントまでアームを動かします。ここで「あっ、もう少しこっちのほうが良かったかも?」など、他のことに気を取られたり、どこまで動かすかを一瞬迷ったりすると、ポイントを外してしまいます。ここ! と決めたら迷わない決断力が大切です。 ■ポイント3.あきらめ力 先に書いたように、UFOキャッチャーは慣れていない人が1回のトライで成功するのはなかなか難しいゲームのようです。 かといってすぐに「ダメだ」と投げ出すのも、「何とかして商品をとってやる!」と、どんどんお金をつぎ込むのもビジネスセンス的には今ひとつで、もしうまくいかなかった場合「これ以上はお金をかけてもムリだな」と引き際を判断する眼も大事なのだそうです。 確かにゲーム代=会社の経費と考えると、事業がうまくいかないとき、どこまで費用をかけるか、どこで撤退を見極めるかという判断は必要になってきますものね。 教育研修コンサルタントの彼はUFOキャッチャーのウインドウ越しに、デコボコと積まれた色々な商品の山を見ていると「ビジネスの世界もこんなふうに山あり谷ありなんだよなあ。うまくいった! と思ってもアームからすり抜けるように失敗することもあるし、宝が埋もれていることもあるし…」としみじみ感じるのだそうです。 最近、ゲームセンターなんて行っていないわーというあなた。さりげなく彼を誘ってUFOキャッチャーにトライしてもらい、将来彼は出世するのかな? とひそかに観察するのも楽しいかもしれませんよ!
2014年09月27日私が今まで受けてきた恋愛相談の中で一番多いのは「不倫」に関するものです。 しかも相談者は男性女性ほぼ同数、立場も「不倫している側」「不倫されている側」でほぼ同数です。 この現状を鑑みても、「不倫」はどの立場になってもとても心が痛む悩みだと思います。おいそれと周囲には相談ができないので、一人で悶々と考え込んでしまうことも多いのでしょうね。お気持ちはすごく理解できます。 ところで、不倫の恋ってそもそも「実る」ものなのでしょうか。 私が相談を受けた数百件の中での話ですが、「配偶者と離婚して不倫相手と結婚し、その後再度離婚もせず円満に暮らしている」カップルは2組です。これを多いと思うか少ないと感じるかはあなた次第ですが、この2組には驚くほど共通点がありました。ちなみにそれを挙げますと… ・不倫している女性が精神的にも経済的にも自立している →彼といつかは結婚したいという思いはあっても、「結婚そのものを」したいという願望はない。いざとなれば一生独身でもいられる精神的な強さと経済的な基盤がある。 ・相手の生活を第一に尊重して決してお互い踏み込まない →どんなに好きであっても、無理やり会う時間を増やそうとはせずにとてもクールな対応。「相手を困らせるようなことは絶対しない」というスタンスを守る。 ・どんなに好きでも、いつでも別れる覚悟がお互いにある →もし相手が家庭に戻ることを決めたら、もしくは他に好きな人ができたならそこで終わり。相手の幸せを考えて潔く身を引く覚悟をもっている。 ・離婚が成立し再婚するまで10年以上かかっている →離婚は今までのしがらみもあり、成立まで時間がかかるがそれに対して焦りがない。 ・男性が、相手を得るために失うものがあっても躊躇していない →男性は仕事に対する影響や世間体などを気にする傾向が強いが、相手のためならそれらを捨てることができるくらいの思いがあった。 ・離婚した家族に対する経済的精神的フォローができている →再婚後も子供の養育費を二人で捻出したり、子供と会う時間を必ず設けるなど、2組とも離婚した元家族に対し誠意のある対応をしようと努力している。 上記のような関係であれば、もしかすると「不倫の恋も実る」可能性があるといえるかもしれません。 しかし、私が知っている限りではこの2組のカップルは非常に稀なケースであり、一般的な男女はほとんど上記の要件にあてはまらないのではないでしょうか。このことから私自身は、不倫の恋の成就はかなり難しいと感じます。 好きな気持ちは止められるものではないかもしれませんが、不倫においては「どんなに辛くても、あえて身を引くことが相手に対する一番の愛情」だと思います。 あなたを待っている独身のお相手はたくさんいるはずです。ぜひ「正統派の恋愛」を楽しんでくださいね。
2014年09月02日「究極の選択話」ってよくしますよね。「お金持ちのブサメンと、貧乏なイケメンならどっちと付き合う?」とか…。そこまで極端ではなくても、恋愛の場面では「どっちにしたらいいんだろう…」と悩むことってあると思います。 私がよく伺うケースとして「すごく好きなところもないが、これといってイヤなところもない男性が自分のことを好きだと言ってくれている。経済的に安定している職業(会社)だから結婚には向いていそう。自分も早く結婚したいと思っているが、このままお付き合いしてもいいのだろうか」といったものがあります。 またこちらとは逆で「話も合うし、一緒にいて楽しくてとても好きな男性がいるのだが、収入が不安定。彼と結婚したい気持ちはあるものの、彼が今の仕事のままなら子供も持てないかもしれない。結婚を考えるなら彼とは別れたほうがいいのか」というケースも多いです。 結婚は現実的な生活の延長にありますから、確かに男性の経済力は気になりますよね。あなただったらどうするでしょうか? 私がいままで多くのカップルの結婚、離婚を見てきてまず思うのは「お金が第一の理由で男性を選んだら、後々後悔するケースが多い」ということです。 当然のことですが、お金は自分自身で稼いだものでなければ自分の自由に使うことはしづらいものです。すごくリッチな男性であっても、結婚後の生活費については僅かしか出さないということもあります。 また、夫の実家が不動産などの資産を多く持っていることをあてにして結婚したら、不動産はすべてお兄さんが相続することになっているといわれて愕然としたり、夫の親から「資産は減らすな。増やすことだけ考えて、子供に引き継げ」と言われたり…特に、代々資産を持っているようなお家ではこういう考え方は珍しくありません。 そしてどんな人の人生も長い間に変化していきます。もちろん男性の経済力だって、良くも悪くも変化します。 もし悪くなったときに、それでも彼と一緒にいたい! と思える気持ちがなければ結婚生活はうまくいかなくなるでしょう。 良くなったとしたら、それに従い外からの誘惑も多くなりますから、彼があなたより自分を大事に思ってくれる女性を見つけてしまい、あなたと別れる決心をする可能性も高くなります。 ですので、上記の前者のケースであれば、彼のすべてが好きとはいえなくても、「この点は男性として尊敬できる!」と思えるものをあなたが見つけられるかどうかが、今後のお付き合いのカギといえそうです。 では逆に、「彼自身は好きだが経済力に不安がある」パターンはどうでしょうか。 この場合は、彼が自分の将来をどう考えているか、将来に対する明快なビジョンがあり、あなたがそれを応援したい気持ちになれるかどうかがポイントといえます。 とはいえ、彼のビジョンは彼のもの。あなたが彼の人生を代わることはできませんから、どこまであなたが手助けできるか、自分の中で腹を決めておきましょう。 結婚するに値する男性であれば、今は収入が低くても、あなたに頼ろうという姿勢は見せず、自分の進みたい方向に向けて「正しい努力」をするはずです。そして何より、彼があなたを大切に思っているなら、自分のためにあなたが苦労するような状況をよしとしないでしょう。 結婚すると、愛情の形は年月を重ねて変わっていくものですが、お互いに対する信頼と尊敬の気持ちがあれば、どんな形でも結婚生活は円満であると私は思います。 どっちにしよう…と悩んだときは、目先の状況だけで決めずに、じっくり自分の心と会話してみてくださいね。
2014年08月30日雑誌のインタビュー記事で、キレイな女優さんなどが「美の秘訣は?」という質問に対し「特別なことは何もしていません。」と答えていることってよくありますよね。 画像:(c)Subbotina Anna - Fotolia.com 「ウソでしょー、“特別”の基準が高いだけで、エステや美容外科のお世話になっていなければそこまでキレイをキープできないはず」と思わず心の中で叫びたくなります。 美人というのは本来、「たまたまキレイな顔立ちで生まれた」ということだから、美しくなる努力をする必要はないともいえますが、ホントに「何もしていない」のでしょうか。 ところで美人といえば以前、秘書の仕事をしていた私の周りには、それはそれはいろいろなタイプの美しい先輩・同僚・後輩がいました。その時の記憶をたどっても、確かに皆エステに行ったり高価な化粧品を使っていたりするわけではありませんでした。 しかも仕事は役員の予定に左右されるため残業は当たり前でプライベートの予定も入れづらく、食事はデスクで仕事の合間にささっと食べるような生活で、周りがイメージするような優雅さとは程遠い毎日でした。 でも皆さんとてもキレイでした。そして現在に至るまで、多くのキレイな女性達にお会いして、一つ思ったことがあります。 美人はたいてい「美しさを保つために特に何もしていない」と自分で思っていますし実際、本当に普通のお手入れしかしていない方が多いように見受けられますが、彼女達の毎日の生活習慣が「美しさ」を作っていると感じるのです。 例えば、昼休みにお化粧直しをするとき、手順は同じなのにいつも自分が早く終わることに気付いた私は、何気なくキレイな先輩のお化粧直しを見ていると、一つ一つの動作が丁寧なのです。よって仕上がりも当然、美しくなるわけです。 江戸っ子を絵にかいたようなチャキチャキとした明るい美人の友人からもらった葉書の字があまりに美しくて感動したこともありました。 また、お買い物に行くと、私などはつい「もう時間ないし、お値段も手ごろだからこれでいいわ」と適当な品を選んでしまうのですが、キレイな友人は身の回りの品物を選ぶのに妥協がありません。本当に「これがいい」と思えるものを見つけるまで探すのです。 そして一番「なるほど!」と思ったのは、妥協なく身の回りの品を厳選することに関連しますが、美人のお家は例外なく片付いていて、個性はあるものの見ていて気持ちがいい空間であることです。 住空間が人に与える影響は大きいです。本人の心の中がまず形となって表れるのも住空間だとも言われます。 小さいころから「美しい自分」を見ている美人は、おそらく自分にかかわるものすべてを美しいものにしたいと自然に思うのかもしれません。美しいものに囲まれて暮らし、美しい所作で過ごしている毎日の積み重ねが、本人自身の美しさに輝きを添えているのではないかと私は感じます。 逆を言えば、自分の周りを美しく整えつつ、美容面も少し努力すれば、美しく生まれなかったとしてもキレイになれる可能性があるということですよね。 先日久々に会った友人、彼女はどちらかというと地味なタイプであまりお化粧もせず、仕事一筋だったのですが、2年前に上司だった外国人男性と結婚してから別人かと思うほどキレイになりました。 彼女いわく、ご主人は「美」に対する要求が高く、歯ブラシ一つにもこだわりがあるそう。ゆえにお家はまるでモデルルームのように整っていて、当然のことながら、妻にも美しくあってほしいという思いがあり、「もっと痩せたほうがいい」「ヘアスタイルを変えてみたらもっと素敵になるよ」と次々提案してくるので、今まで行ったことのないスポーツジムやヘアサロンに頑張って通っていると言っていました。 日本人の男性でそこまで奥様に言ってくれる方はあまりいないのが残念ですが、美しいものに囲まれた環境もさることながら、何より男性の(厳しい)視線は女性を磨くものだなとも実感しました。 ともあれまずはお部屋の掃除からスタートして、あなたもより美しくなってみませんか?
2014年08月02日男性に「どんな女性が好き?」という質問をすると、人それぞれ好みはあるでしょうが「優しい女性」を挙げる人は多いですよね。女性だって、好きな男性には優しくしたくなるのが当たり前です。しかし! 一方でその「優しさ」が、恋愛の発展を妨げているのでは…と感じることがあります。 画像:(c)yo- - Fotolia.com 少し前にお会いしたある女性の話です。彼女には、付き合って1年半ほどになる彼がいますが、日曜日の午後は夕食の食材を買って彼の家に行き、一週間分の掃除&洗濯をして、夕食を作って彼の帰り(週末は趣味関係の外出でほとんど不在だそうです)を待っています。 彼が帰ってきたら一緒に夕食を食べて洗い物をして、話しているうちに彼が眠そうになってくるので、「また来週ね」と帰る生活を、この一年半ほぼ続けているとのこと。 彼女は彼との結婚を望んでおり、だからこそ掃除や洗濯も苦にならないし、彼から合鍵を渡されているということは、彼から信頼されていて大切に思われているはずだと話していました。 確かに、合鍵を渡されているのは彼からの「いつでも自分の部屋に入っていいよ」というメッセージとも取れます。彼女が信頼されていることは間違いないでしょう。 ちなみに彼と結婚するにあたり、今何かネックになっていることはあるのか尋ねてみると特にないそうで、喧嘩もしたことがなく関係は良好であると言うのです。 話を聞いていて、なんとなくこの二人は結婚しないような気がしました。なぜか? 彼は、おそらく今のままで十分快適であり、いろいろ面倒くさい手続きを踏んでまで結婚に至る理由がないのではないかと思ったからです。 そしてこの「快適な状況」をつくっているのは、他ならぬ彼女の愛情であり優しさなのですが、私はその優しさに彼がすっかり甘やかされている様子が目に浮かびました。 彼にとって彼女は、どちらかというと「お母さん」に近い、「無償で自分の世話を焼いてくれる、頼れる家政婦さん」のような存在であって、「恋人」とは少し違うように感じるのです。 お母さんといえば、育児書などによく「子供に『甘えさせる』のはいいが『甘やかす』のはダメ」というフレーズが出てきます。これは「子供にとっては辛いことであったとしても、成長のために自分で会得していかなければいけないことを、先回りして親がやってあげたり、いつまでも手を出していてはいけない」というですが、同じことは男性との関係にも言えるのではないでしょうか。 彼のお誕生日にとびきりの料理を作ってあげるとか、病気のときに掃除してあげるのはいいと思うのですが、本来食事の支度や住環境を整えるのは、その人本人がすべきことです。 彼女のように、そこまで引き受けてしまうということはある意味、彼を一人の男性として尊重しておらず、母親的なやり方で相手を支配しよう(=結婚させよう)として、結果的に結婚から遠ざかっているように思います。 同様に「仕事をして生活費を得る」ことも、大人なら自分で行うことですよね。例えば、何らかの理由で金銭的に誰かに頼らざるをえない状況になったとしても、自立している男性なら、早くそこから抜け出そうと頑張るはずです。まして、彼女のお財布をあてにしようなどとは思わないでしょう。 どんな男性でも、女性に甘えたい、精神的に支えられたいという気持ちは少なからず持っています。彼が自分の弱いところをさらけ出せる相手として、あなたが優しさを発揮するのはとてもいいことですが、子供の世話をするお母さんのように甘やかしては彼自身をダメにしてしまうこともあるのです。 彼のことがとても好きで、つい彼の面倒を見てしまいたくなるあなた。その優しい気持ちをぜひ、二人にとって良い方向に使ってあげてくださいね。
2014年07月19日「キミは僕がいなくても一人でやっていける人だから」男性が、女性と別れる理由としてよく使われるセリフです。 これって、男性から持ち上げられている…ような気持ちに一瞬なってしまいますが、よく考えると「自分は男性から必要とされないのか!」と言いたくなる、サビシイ言葉ですよね。 先日「半年つきあった彼にこのセリフを突き付けられてフラれてしまった」という女性のお話を伺いました。 彼より年上だったこともあり、重たい女と思われたくない、結婚を焦っていると思われたくないと考えるあまり、かなり彼に対してクールに振る舞っていたそうです。「それがいけなかったのかもしれないけど、かといって彼に甘えていたらそれはそれでうっとうしいと思われたかもしれないし…ホントに男性の気持ちってわかりません!」と彼女は憤っていました。 しかし! 一方で「一人で生きていけそうな人だから」彼女との結婚を決めたという男性のお話も伺う機会があったのです。彼は仕事が忙しく、没頭している趣味もあって、あまり頻繁にデートできなかったそうですが「彼女はほっといても一人で平気そうなところが、家庭もしっかり守ってくれるように思えた」と言うのです。 先に書いた、フラれた女性の名誉? のために書きますが、彼女自身はとても素敵な女性です。美人で周囲に気を配れる優しい女性で「この女性が魅力的ではなかったからフラれた」のではないと私は断言できます。 では、同じセリフのもと、なぜ結果が分かれたのか? そのヒントは、結婚を決めた男性の話にありました。実は「彼女はほっといても一人で…」の話の冒頭に「いつも楽しそうで」という言葉が付いていたのです。 フラれたほうの女性は相手を気遣うあまり、自分の「会いたい」「○○してほしい」という気持ちに蓋をしすぎて、ある意味「やせ我慢している」ように彼には伝わっていたのかもしれません。 あなたも経験ありませんか。すごく親切にしてくれる人がいて、とてもありがたく感謝の気持ちもあるんだけど、なぜかうっすらとその人に対して「すまなさ」「申し訳なさ」を感じてしまったこと。 これは、その人が「自分のことは後回し、犠牲にしてでもあなたに親切にしている」ことが何となく伝わるからなのです。もしこの人が、他人に親切にすることで、自分が嬉しい、楽しいと純粋に思える人であるならば、おそらくあなたもそのような気持ちは持たないでしょう。 彼女をフッた彼は、彼女の我慢に居心地の悪さをうっすらと感じ、自分を頼ってこない彼女の本心がわからなくなってしまったのかもしれませんね。 「一人でも生きていける(と思われる)女性」が愛されるには、自分の気持ちも相手の状況も同じように大切にできることがポイントのように思います。相手に甘えることはあっても依存しない関係ですね。 そして、男性に「こいつやるな!」と思わせる何かを持っていることです。たとえば前述の男性は「彼女は料理が上手で、しかも作るのが早くてすごい!」と絶賛していました。が、どんな料理か聞いてみると、買ってきたお惣菜に少し手を加えているだけでは…と思えるものばかりでした。 とはいえ、手作りかどうかが重要なのではありません。彼に「すごい!」と思わせていることが大事なのです。「本当に一人でも生きていける女性」は、二人で生きる人生も充実させることができます。 あなたもやせ我慢することなく、自分も相手も大事にしてあげてくださいね!
2014年07月04日先日、様々な大学の女子学生向け就活支援セミナーや講義などを行っている後輩女性と、久しぶりにランチする機会がありました。彼女いわく、最近の女子大生は厳しい就職難に直面していることもあり、以前よりも専業主婦願望がすごく強くなっているとのこと。 「これからの世の中、男性だって右肩上がりにお給料が上がるとは限らないし、女性も仕事を持っていたほうがいいのに…セミナーでもなかなか就活へのモチベーションを上げるのが大変なんです」という彼女の話に頷きつつ、「結婚して家庭に入るのと、そのまま仕事を続けるのではどちらが幸せなんだろう」と考えてしまいました。 「専業主婦がいいのか兼業主婦がいいのか」これはよくネットや雑誌でも意見が真っ二つに分かれるテーマです。これから結婚するとしたら、あなたはどちらの道を選びたいですか? 専業主婦となって家事、育児に専念する場合、どこまで手をかけるかは自分の判断で調整できますので、ヒマを生み出すも忙しくするも自分次第と言えます。とはいえ、毎日が同じことの繰り返しで、家族からも「やっていて当たり前」と思われ、段々ストレスがたまっていくこともありますよね。 一方仕事を続けていれば、家庭とは違う世界を持てていることが気分転換になるし、家計に余裕も出るので、好きなことにお金を使える反面、物理的な時間はどうしても限られるので、いつも「何を優先し、何に目をつぶるか」を選択していかなくてはなりません。 それが「仕事、家事、育児、すべてのことに中途半端…」と感じてしまうと、これはこれでストレスのもとになってしまいます。 かくいう私自身は、結婚後仕事を続け出産、育児休暇を取り専業主婦→復職してフルタイムワーキングマザー→介護手伝いのため退職、専業主婦に→心理学を勉強、カウンセラーの仕事を始める。というように、専業主婦と兼業主婦の両方を行ったり来たりで経験してきました。 女性の場合、結婚すると自分の希望だけではなく、家族の状況にもライフスタイルが左右されますから、こうしたいという自分の意思だけでは決められないことも多いですよね。 私自身も、専業主婦になりたいと思ったときに夫の起業が重なり、自分も仕事に真剣に取り組まなくてはならず、子供を授かったときは仕事がとても面白くなっていて、もっと仕事をしたいのに物理的にそれがかなわないジレンマに悩みました。 今、振り返ってみると、当たり前ではありますがどちらも楽しい面あり、悩ましい面ありで、プラスマイナスゼロという感じです。お互いを比べれば、専業主婦は「経済的な自立」が、兼業主婦は「生活時間の余裕」がどうしても欠けてしまいます。 長く続けていると専業主婦には「退屈」が、兼業主婦には「疲労」が溜まります。そのリスクを、その時々の家族の状態に合わせながら自分でコントロールできるように準備しておくといいのではないかと思います。 たとえば、専業主婦になりたいなら、家にいてもできるネットショップを持ってみる、投資の勉強をする、長く続けられる趣味を持つ、家庭に入る前にたくさん働いて貯金しておく! 兼業主婦を目指すなら、家事を効率的に行う方法やグッズを研究してみる、復職しやすい資格の勉強をする、ベビーシッターやハウスキーパーを探しておく、家事が苦にならない男性を探す! などです。 そして、どちらの道を選んでも幸せになるためには「他人からの評価を求めない、他人と比較しない」こと、あなたの選びたい道を理解し、応援してくれるような男性を夫に選ぶことが一番大事なのではないかと思います。 結婚を考え始めたら、自分はどのような生活をしたいのかを明確にして、それに賛同してくれるパートナーをじっくり探していきましょう。
2014年06月19日以前、秘書の仕事をしていたとき、5月から6月にかけて毎年ある仕事が増えて大わらわでした。それは「上司が出席する結婚披露宴の準備」です。 ジューンブライドの言い伝えのせいか、上司の6月毎週土日はほぼ披露宴が入り、同日の昼と夕方に披露宴掛け持ちということも珍しくありませんでした。しかも、ほとんどは主賓として招待されますので、スピーチの内容を考えなくてはいけません。 そのため私の上司は、披露宴前に必ずそのカップルを食事に誘い、2人の出会いやお互いの好きなところなどのエピソードを聞いておりましたが、上司のスピーチ原稿作成も私の仕事でしたので、私も同席させていただいておりました。 その時にお会いした数多くのカップルのお話と、最近友人のお子さん達が結婚ラッシュを迎えていることからふと「男性から見て、恋愛までの女性と、結婚まで進む女性はどこが違うのかな」と考えてみました。 まず思ったのは「恋愛までなら女性は見た目がすべて」ということです。一部例外はありますが、チヤホヤとモテる女性はほとんどキレイですよね。性格が少々悪くても、ドキドキワクワクが求められれば恋愛はそれでいいのですから。 では「結婚するなら見た目は重要ではない」というと、これも違うように思います。合コンであれば「一番人気にはならないが三番手くらいの好感度」は必要な気がします。が、やはり結婚してもいいと思える女性には、見た目より大切なことがあります。ではそれが何かというと…。 ■安定感 「いいお嫁さん」というと、何やら気働きがきいてソツがなさそうなイメージがありますよね。 でも私がお会いした「もうすぐお嫁さん」の女性達は、どちらかというとのんびりした「天然系」や、肝っ玉母さんのように少々のことには動じない、精神的なアップダウンが激しくなさそうな女性が多かったです。男性は家庭に「安らぎ、安心」を求めるのだなとつくづく感じます。 ■金銭感覚 結婚は生活ですから、金銭感覚が一致していることは大切ですが、長く続いた不況の影響か、ここ最近は特に男性がチェックしているように感じます。 結婚後に仕事を続けるか辞めるかはどちらでもいいのですが、結婚を決めた理由に「贅沢を求めない、どこに行って何を食べても楽しそう」ということを挙げた男性は多かったです。(女性としては「妻が贅沢できるくらい稼いできてよ」というのがホンネだとは思いますが…) ■母親とタイプが似ている、もしくは正反対のタイプ 「どうしてこの女性を選んだのかな」と不思議に思ったとき、男性の母親について聞いてみると、似たタイプかもしくは正反対のタイプが多かったです。良くも悪くも、母親という存在は男性の女性観を形成するときの原型になるのでしょうね。 ■意外と重要なのが「タイミング」 女性に「彼のどこが好き?」と聞くと、「彼の○○で××なところ」など、具体的な答えが返ってくるのですが、男性は照れもあるのか、あまり具体的な点を挙げません。女性のほうが、どのような男性とどのような生活を築きたいか、結婚に対して明確なイメージを持っているんですよね。 そんなことから考えると、男性は「そろそろ結婚したいな」と思ったとき、「たまたま」目の前にいて、自分を好きになってくれた女性を選んでいるというケースも実は多いのではないでしょうか。 ということは、好きな男性ができたら、慌てずじっくり彼を観察していて、機を見てアプローチするのが結婚への早道かもしれませんね。 「そろそろ結婚したいなあ」と思い始めたあなた、男性と接するときに上記のことも少し心に留めておいてくださいね。
2014年06月03日ずっと憧れていた男性に彼女がいることを知った。思い切って好きな気持ちを伝えたが、いい返事をもらえなかった。自分はまだ好きなのに、つきあっている彼に「もう別れたい」と言われた。 失恋の形は様々ですが、相手のことが好きであればあるほど心が痛むものですよね。「まあ仕方ない、早く次の恋愛をしようっと」と思えればいいのでしょうが、そんなに簡単に割り切れるなら好きにならなかったでしょうし。 もしも今あなたが失恋の辛さを抱えていて、なかなか彼のことをあきらめきれず苦しんでいるのであれば、この際、その気持ちを最大限利用して下記の「オンナを磨く失恋期間の過ごし方」を試してみていただきたいと思います。 ■彼の存在を自分の周りから消す 「去る者日々に疎し」ということわざ通り、ほんとはすごく気になっているとしてもあなたの周りから彼の気配を感じるものを消し去りましょう。SNSで彼の行動をチェックしたりすることもやめましょう。 ただし同じ職場や趣味サークルなどで、どうしても顔を合わせてしまう場合は「女優」になってクールに「私は全然気にしていない」風を装ってください。避けたりせずに、にこやかに挨拶はするが必要以上には話さないしコンタクトもとらない。 本当は追いかけたくなる気持ちもわかりますが、ここはひたすら「やせ我慢」を通すことです。特に今、あなたに対して気持ちが冷めている状態の相手にとっては、やせ我慢があなたの印象にプラスに働くことはあっても、マイナスになることはありません。 ■1人になったら思い切り泣く 涙は精神の浄化作用があります。家などで1人になったら思い切り泣きましょう。ホントは彼に言いたかったことも全部吐き出して、枕に八つ当たりしてもいいし、失恋ソングをかけ続け悲しい恋愛映画を観て、内容に自分を同化させて感情移入してもいいです。 周りの人を頼らず「1人で行う」ところがポイントです。この期間は個人差がありますが、涙が出なくなるまで続けます。 ■自分の思いに目を向ける 今までは「彼は○○だ」「どうして彼は××してくれなかったのか」「なぜ彼はあの彼女を選んだのか」などと、相手に感情が向いていたと思いますが、そろそろ自分自身の気持ちについて考えてみましょう。 「もう彼はいない。寂しい」「1人でずっと生きていくのは不安」「自分はもう恋愛できないのかな」「女性としての魅力がないのかも…」色々な考えが浮かび上がってくると思いますが、それを書き留めていきます。 その中に「あなたが本当に望んでいるもの」のヒントがあります。失恋は、自分の心の深い部分と対話するのに最適なきっかけとなります。あなたがそれほど苦しんで、彼を通じて手に入れたかったものは何でしょうか。じっくり自分の心と会話してみてください。 ■行動する あなたが望んでいたものが明確になってきたら、今度はそれを手に入れるべく、少しずつでいいので行動していきましょう。 「イケメンの彼がいるイケてる女性に周りから見られたかった」のであれば、外見から変えていく努力をしたり「早く結婚して安定した生活がしたかった」のであれば、結婚相談所に入会してみるのも良いでしょう。 「1人でモテない女性と思われるのがイヤだった」のであれば、男性の友人作りに合コンやサークルに入ってみたりなど、自らアクションを起こしていきます。 失恋すると「他人は自分の思い通りにならない」→「結局頼りになるのは自分。自分を幸せにするのも最終的には自分である」ことを実感していくと思います。 これを繰り返すうちに、自分と同じように他人の気持ちを尊重することがわかり、「自分が彼の傍にいられないのは残念だけど、彼が幸せに毎日過ごしているのなら自分も嬉しい」と心から思えるようになるでしょう。そして、それほど他人を思いやれる女性になっていれば、魅力的でないはずはありません。 失恋は確かに悲しい出来事ですが、きちんと乗り越えれば確実にオンナとしては磨かれます。今落ち込んでいても、必ず夜が明ける時期が来ます。それまでは「心の修行」と思って頑張りましょう!
2014年05月22日かなり前のことなのですが、色々な仕事を経験したのち、今は実業家として成功している男性と話す機会がありました。 その男性は若いころホストも経験したそうですが、女性を見ると「ホストに貢いでくれそうなタイプかすぐ見分けられた。そういう女性はなんていうか、うまく説明できないけど独特の“愛してほしい”オーラが出ているんだよね。」とおっしゃっていました。 誰しも「愛してほしい」という願望は持っていると思うので、何がどう違うんだろう? と、当時の私には理解できませんでした。 その後私は心理学を学び、カウンセラーとして相談を受けていくなかで「好きになる人がなぜかみんなダメな男で、いつもひどい別れ方をする」というケースをよく聞くようになり、ふとその男性の言葉を思い出しました。 ホストがダメな男性ということではなく、ダメな男性をあえて選んで好きになっているのか、もしかするとそういう女性は「ダメな男が吸い寄せられるオーラ」を出しているのかも? と考えたのです。 私はオーラそのものについては専門外なのでわかりませんが、ダメ男を好きになる女性本人は決して「ダメな人」ではないことは経験上確信しています。ダメどころか、むしろ優しくきちんとした「いい人」であることが多い印象です。 ただし「思考のクセ」には共通点があるように見受けられ、もしかするとそれが「ダメ男引き寄せオーラ発生」の元になっているのかもしれないと思いました。 ダメ男引き寄せオーラ発信源の「思考グセ」には2つあります。ひとつは「自分には幸せな恋愛はできない」という思い込みです。 過去にあまり恋愛経験がなく、あっても片思いで終わっていたり、思い切って告白したのにひどいフラれ方をして、それがトラウマになっていたりという経験があると、恋愛に関しては自分に自信が持てなくなる傾向が多くなります。 そしてそんなトラウマが原因となって、ダメ男だとわかっていても受け入れてしまったり、「こんな自分が恋愛できるのは、どこか難のある男性しかいない」などと決めつけてしまったりします。 もうひとつは「○○でなければ男性からの愛情は得られない」という思い込みです。子供の時に親(特に父親)から、顔が可愛いからとか、勉強ができるから可愛がられたなど「条件付きの愛情」を与えられていた場合、逆を返せば「何らかの条件がなければ愛されない」と思ってしまいます。 こういう女性が、何かで自信をなくすような経験をすると、あえてダメ男性との恋愛を選ぶことがあります。 自分が優位に立てるような相手なら「こんなダメな男性に付き合ってあげられるのは自分しかいない→相手のためになる自分だから愛されるのだ」と、自分の必要性を自分で感じ、自信を回復しようとします。 ただ、こういった恋愛は相手に利用されるだけでうまくいかないことが多いため、次々と繰り返されることになるのです。 私は、究極のダメ男は「あなたやあなたの気持ちを大切に扱わない」人だと思うのですが、上記のような思考グセを持っていると、自分で自分を大切にしてあげていないため、相手が自分を大切に扱わないことも当たり前だと考えて我慢してしまう傾向があります。 しかし、そんな我慢をしてまで、お付き合いする必要はないと思うのです。もしあなたが「恋愛で楽しい思いをあまりしていないなあ」と感じることが多いようであれば、ご自身の思考グセをぜひチェックしてみてください。 そして、好きな男性ができたときは、その人と一緒にいることで「明るい未来」がイメージできるかを自分の心に聞いてみてください。 あなたは恋愛することで幸せな気持ちになっていいのですあなたが愛されるために「条件」はいらないのです。ダメ男に振り回されるばかりの恋愛とは、もうサヨナラしましょう!
2014年05月08日