大手不動産会社で約20年、主に秘書として勤務。新入社員から社長まで、様々な人間、恋愛模様を見る。衛生管理者の資格取得後、社員のヘルスケアも担当したことがきっかけで心理学を学び、退職後心理カウンセラーとして活動。エキサイト「お悩み相談室」や、紹介による個人対面などのカウンセリング、心理テスト作成、コラムの執筆を行っている。
子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを取り上げてきた心理カウンセラー・佐藤栄子先生があなたのお悩みを解決します。
「朝、保育園で子どもを預けようとしたら号泣されて困った…」 そんな経験を持つ人は少なくありませんよね。 ママだって子どもを悲しませたいと思ってはいません。でも仕事にいきたい。毎朝、後ろ髪を引かれる思いで預けるものの、泣き叫ぶ子どもの姿を見ると「仕事しないほうがいいのかな」「泣かせてまでしたいことなのかな」と悶々としてしまうこともあるかもしれません。 今回は、そんなママのために 仕事をする罪悪感 との向き合い方について考えていこうと思います。 ■「仕事にいかないで」子どもからの懇願に心折れる日も… 子どもを園に預けるとき「いきたくない! ママといたい!」と泣いてぐずられることは多いですよね。なだめて、すかして、説明して…。あらゆる手をつくして子どもを預ける作業は毎朝ともなると、しんどいものです。 泣いて訴える以外にも「どうして仕事にいくの?」と面と向かって聞かれたり、「さみしいよ…」と悲しい顔をされたりすると、言葉につまってしまうこともあるでしょう。 私には娘がおりますが、小さいときは仕事が忙しく、一緒にいられる時間はわずかでした。そんな娘からある日 「私とお仕事、どっちが好き?」 と聞かれたので「もちろん〇〇(わが子の名前)が好きだよ」と答えました。 すると「じゃあ、どうして仕事にいくの?」といわれ…。どう答えれば良いか困ってしまったことがあります。 胸をしめつけられるような子どもからの訴えを、ママはどのような気持ちで受け止めれば良いのでしょう。 ■ママが苦しむ「罪悪感」の原因は? 「いかないで」という子どもの様子を目にしたとき、こんな気持ちになっているママが多いのではないでしょうか。 「こんなに泣かせて、私ってダメな母親かな…」 「さみしい思いばかりさせて、子どもに無理をさせているかも」 「仕事なんてやめたほうがいいのかも」 「一緒に過ごす時間が少ないせいで、これからの子どもの成長に悪影響が出たらどうしよう」 仕事を望んでしているママ、必要に迫られてしているママなど、働く理由はさまざまです。しかし、ママだけが子育てしているわけではないのに、子どもを預けることに罪悪感を感じるのはたいていママ。ほとんどのパパは、働くことに罪悪感を感じないのに、とても不思議な現象です。 それは、やはり私たちの中に 「子育ては母親の仕事」という昔ながらの考え が無意識のうちにすりこまれているからでしょう。 仕事をしたい、しなければいけない。でも仕事をするのは子どもを悲しませることではないのか…。葛藤し、悩み、つらくなっている状態は、母子ともに健康的とはいえません。 ■子どもを預ける罪悪感とうまく付き合う4つの方法 罪悪感を感じるのは「働く=子どもを悲しませる」と感じているからですよね。心を軽くするにはその感じ方を変えていく必要があります。前述したママの心理状態に合わせ、別の考え方を提案していきましょう。 1.「こんなに泣かせて、私ってダメな母親かな…」 「働いている母親の子どもはかわいそう」「子どもが小さいときは家にいるべき」と思っている人はいませんか? これは自分がそう思っているというよりも自分の親、あるいは周りからの影響で、その考えにしばられている状態が多い気がします。 外で働いているお母さんの子どもは、本当にかわいそうなのでしょうか? 子どもが小さいうちはお母さんも家にいなければいけないのでしょうか? 「~でなければいけない」という押しつけのせいで「当てはまらない自分はダメなんだ…」という思いが強くなっているのかもしれません。この「~すべき」は刷り込みである可能性を考えてみましょう。 2.「さみしい思いばかりさせて、子どもに無理をさせているかも」 子どもに無理をさせているかも…と感じる人は自分の立場をいったん脇において、子どもの目線から考えてみましょう。 「いかないで!」「側にいて!」「僕(私)はさみしい!」といえるのは、素直な気持ちを言葉にのせて伝えられている、ということですよね。それは親子のコミュニケ―ションがとれている証ではないでしょうか。 子どもといる時間が少ないにも関わらず、コミュニケーションがきちんととれている。だとしたら、子どもはママに自分の気持ちをはき出すことである程度ガス抜きができているととらえ、その気持ちを理解してあげるように向かい合ったほうがいいと思います。 子どもに「いかないで!」といわれたときは「さみしいんだね」とそのまま受け止め、仕事以外の時間を子どもと充実させることに意識を向けていきましょう。 3.「仕事なんてやめたほうがいいのかも」 子どもはいずれ成長します。今日「仕事にいかないで」と泣いていても、来年の今日、同じことをいうとは限りません。むしろ、自分の仕事に対する迷いを子どもが感じとっている、と考えてみてはいかがでしょうか。 「いかないで!」と泣かれたときには、子どもから「ママ、本当にその仕事がしたいの?」と問いかけられていると考え、仕事そのものや働き方を考え直すきっかけにしてもいいかもしれませんね。 4.「一緒に過ごす時間が少ないせいで、これから悪影響が出たらどうしよう」 もし母親が仕事をしていることで子どもの性格がゆがむとしたら、日本の7割強の家庭( 平成29年版「国民生活基礎調査の概況」 より)で育った子どもはゆがんでいるということになりますよね。ママが仕事にいくことが子どもの人間性をゆがませる…という考えは、あまりに信ぴょう性がありません。 後ろ髪を引かれる思いがするときは子どもの顔を見て、今抱いている気持ちを受け止めてあげましょう。それだけで子どもは満足していることが多いものです。ほんのわずかな時間でも、どう感じているのか気持ちをはき出させてあげてみてください。 あんなにぐずっていたのに、翌朝にはすんなりと園に向かう日もあります。罪悪感を感じたときには、今回ご紹介したような考えを思い出すことで、少し心を軽くすることができるかもしれません。 ただし、子どもが何週間もずっとぐずり続けている、表情が暗い、園や友だちのことを話さなくなったなど、長期間様子がおかしい場合は何かほかに理由があるのかもしれません。 そんなときは、「わたしが仕事をしているから…」と思いつめず、園での様子を先生に聞いてみましょう。
2019年06月20日とあるお笑い芸人が自身の不倫疑惑報道の際、記者に「オフホワイトです」という発言をしました。一線は超えていないけれど、誤解されるようなことがあったかもしれない…。ブラックでもホワイトでもない浮気を「オフホワイト」と表現し、話題になりましたよね。 他人事なら笑い飛ばせるかもしれませんが、もし自分ごととなってしまったら…。今回は、 夫に「何やら怪しい動き」があったときの妻の初動対応 について考えていきましょう。 ■どこからが浮気? 夫婦でも違う「浮気の線引き」 何やら夫の様子がいつもと違う…。そんなふうに感じるのは一体どんなときなのでしょう。 ・家族といるときもスマホをいじるようになった。 ・寝るときにスマホを枕元に置くようになった。 ・機嫌がいい日が増え、家族にやさしくなった。 ・定期的に帰りが遅くなる日が増えた。 ・靴下や下着などを自ら買い替えるようになった。 ・帰宅後、リビングではなく洗面室など別室で着替えるようになった。 世の妻たちが感じている夫の変化には、上のような行動があるようです。これらの行動は第三者から見ても「怪しい」といわざるをえませんね…。 ただし、このような変化が見られたからといって100%浮気をしている、とは限りません。そもそも 何を浮気と定義するのかは人によってさまざま ですよね。 妻のなかには「2人で食事をしたら浮気」という人もいるでしょうし、「肉体関係がなければセーフ」という人もいるでしょう。その違いは夫婦間にもあるはずです。 妻側が「浮気した!」と感じても、夫側からするとただの付き合いや仕事上のコミュニケーションの一部と捉えている、あるいは「このくらいなら浮気に入らない」と考えているかもしれません。 どこからが浮気なのか…。その線引きは互いに異なることを踏まえつつ「浮気じゃないかもしれないけど、ちょっと怪しい」と感じるところで先手を打っておくことが重要だと思います。 ■夫が怪しいと感じても、絶対やってはいけない「NG行動」 それでは、夫に怪しげな変化を感じたとき、妻はどうすべきなのでしょう。 「浮気されているかも…」と思うと、いてもたってもいられなくなりますね。信じたいけど、信じきれない…という心の葛藤で、苦しくなる人もいるでしょう。その動揺のせいで、普段はしないような行動に出てしまう人もいます。 けれど、その妻の間違った「初動対応」が、のちのち夫婦関係に大きなひびを入れてしまう可能性もあります。そこで夫が怪しいと感じたとき「絶対にやってはいけないNG行動」を2つあげてみました。 1.携帯を見る 不安にかられ、夫の携帯を盗み見してしまったとします。「携帯を見られた」という事実は、浮気うんぬん以前に夫へ大きなショックを与えます。 何かを隠そうとするのは「妻を失いたくないから」です(本当に自分勝手だとは思いますが)。自分がしていることはともかく「妻は自分を信じてくれている」と夫は思っています。 だから、勝手に携帯を見られたことで「妻は信じてくれていない」と失望し、もし浮気をしていた場合は妻以外の女性に走りがちになる傾向があります(特に浮気が初めての場合)。 2.正面きって責める 「最近、様子がおかしいけど浮気してるんじゃないよね?」「家族と一緒にいる時間にスマホばっかりいじって、誰かと連絡でもしているの?」など、正面きって責めることは控えたほうが良いでしょう。 夫は妻からこのように責められると、自分に非があってもなくても「自分の居場所はこの家にはない」という気持ちになってしまいます。もし夫が浮気をしていた場合は、自分の居場所を求めて相手のところに気持ちが向かい、元に戻らなくなる可能性も否定できません。 ■「別れたくない…」妻がやるべき3つの初動対応 では、妻は一体どうしたら良いのでしょう。 ひとつ覚えておいてほしいのは、実際に夫が浮気しているか、していないか分からない(夫本人は浮気ではないと思っている)状況なら、夫は離婚を現実的に考えていないということです。 実は、妻に何か不満を感じていたとしても、「離れたい」「離婚したい」と夫は考えていません。私のところに相談にくる方も、浮気はしているけれど妻と離婚する気はない人がほとんどです。 そこで、別れたくない妻にやってほしいのが次の3つ。 1.しばらく泳がせる 文字通り、これまで通りの日常を送ります(すぐに冷静さを取り戻すのは難しいかもしれませんが…)。快適な状態にわが家をキープし、いつも通りに夫と会話をします。 「これは妻に怪しまれるかも…」と夫がビクビクしているときも、平気な顔で接すること。「私は何もいわないけれど、分かってるのよ」というニュアンスだけをにおわせると、「あれ? これまずいかも」と夫は焦りを感じはじめるはずです。 2.父性愛に訴える お子さんがいる場合は、子どもから「ありがとう」という言葉を夫にかけてもらいましょう。「パパはいつもお仕事で大変だから、帰ってきたらありがとうしてね」といった言葉を子どもにかけておきます。 わが子から感謝される夫に「俺、何やってんだろう…」と思わせ、家庭の大切さを実感させるように仕向けていくのが理想です。 3.おしゃれして出かける いつもよりも気合いを入れておしゃれをして出かけましょう。そんな妻を見た夫は「あれ、もしかして妻も俺と同じことしてるんじゃ…」と不安になるかもしれません。 自分がしていることには無頓着でも、身近な妻が同じことをしたら勘づくものです。「人のふり見てわがふり直せ」ではありませんが、浮気につながるような行動は慎むようになるかもしれません。 今回ご紹介した方法は、あくまでもオフホワイトな夫への初動対応です。浮気をしているかの真偽はおいておいて、最初にどんな対応をすべきかを知っておくと、修復不可能な事態は防げるかもしれません。 「母は強し」とよくいいますが、多くの場合、真実です。あたふたと騒がないのが、妻にとって得策となるのではないでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年06月16日六月は国民の祝日が制定されておらず休日が少ないせいか、梅雨の時期でジメジメしたり、スッキリしないお天気の日が多くなるせいか、なんとなく気分がどんよりしてしまいますよね。 そのため最近は五月病より「六月病」になる人が多いそうですが、あなたの現在のココロはお元気でしょうか。もしかして知らないうちに気分が落ち込み気味になっているかも? 以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください! Q.テレビをつけたら、3億円の宝くじが当たった人が嬉しそうにインタビューに答えていました。それを見たあなたの心に最初に浮かんだ思いは以下のどれが一番近いでしょうか。 1.へーえ、ほんとに当たる人がいるのね 2.いいな! 私も当てるコツが知りたい 3.でも宝くじ当たった人って不幸になるって聞くよなあ 4.ふーん、私には関係ない話だわ 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「へーえ、ほんとに当たる人がいるのね」を選んだあなた あなたのココロは現在、健康に活動しているようです。日頃何かイヤなことがあってもストレスとして抱え込まず、そんなこともあるよね! と上手に受け流せています。気分の落ち込み度はほとんどなしと言っていいでしょう。 2、「いいな! 私も当てるコツが知りたい」を選んだあなた あなたは出来事を前向きにとらえ、ポジティブに毎日を過ごせているようです。気分の落ちこみ度は少ないほうなのですが、自分が期待したような結果が得られなかったとき、いきなりブルーな状態に陥ることも。あまり思いつめないようにしましょう。 3、「でも宝くじ当たった人って不幸になるって聞くよなあ」を選んだあなた あなたのココロは今少し疲れ気味かもしれません。周りに対して無意識のうちに、自分を守るための壁をつくっているかも。物事を多面的に見られるのはいいことですが、気分が落ち込むとその視点も偏りがちになります。疲れを感じたらゆっくり休みましょう。 4、「ふーん、私には関係ない話だわ」を選んだあなた あなたのココロは今ブルーな気分が大きくなっているかも。気になっている問題があっても、極力気にしないように自らシャットアウトしていて、かえって気持ちが落ち込んでしまっているのかもしれません。1人で抱えず、周りの人にヘルプサインを出していきましょう。 いかがでしたか? もし気持ちが沈んでしまったら、普段やらないことをやってみたり、自分を甘やかしてお休みしたりと上手に気分転換していけたらよいですね。でもそんな気持ちも起きない…というあなた、もしかしてプチうつ状態になっているかもしれません。 詳しいテストをご用意していますので、そちらもご覧ください。 「なんだか気分がすぐれない…もしかして「プチうつ?」診断」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年06月15日5月病とはよくいいますが、6月に入り「なんだかやる気が出なくて…」という声をちらほらと耳にします。 この時期の体のだるさや、やる気が出ないといった気持ちの沈みは 「6月うつ」 と呼ばれているようです。 今回は、ママにも起こりうる6月うつの解消法について紹介していきましょう。 ■「気分が沈む」「すぐ疲れる」こんな気分になっていない? 誰でも落ち込むことはありますし、疲れがたまって元気が出ないことはありますよね。 特に子育て、仕事に忙しく過ごしているママは、体力的にも精神的にも負担がかかり、疲れが抜けきらない場合もあるでしょう。 ただ、これまではあまり感じていなかった気分の落ち込みが近頃になって強くなっている…例えば、次のように感じることはないでしょうか? ・何をしても気分が沈みがちになる。 ・朝からいろいろなことを億劫(おっくう)に感じる。 ・何をしてもすぐに疲れてしまう。 上にあげたような気分になり、なかなか元に戻らない。特に理由が見当たらないのに、なぜか焦りを感じてしまう。 6月に入ってからそうした状態が続いているようなら、それは 「6月うつ」 と呼ばれるものかもしれません。実は私のところに、こういった悩みの相談にみえられる方も5月、6月の時期に集中しています。 ■どうして気分が落ち込んでしまうの? では6月うつと思われる気分の落ち込みは、なぜ起こるのでしょうか? その理由はいくつか考えられます。 6月は梅雨の時期。気圧が変化しやすいので、 体調を崩しやすい 人もいるでしょう。 さらに、雨が降っていると「今日のお出かけはやめておこうかな」と予定をキャンセルする機会が普段より増え、1日中家の中で過ごす日も多くなります。 これまでは「ちょっと出かけようかな」と気軽にできていた気分転換の機会が失われ、知らないうちに 日々の小さなストレス がたまりやすくなり、気分が落ち込んでしまうのかもしれません。 また、 6月は祝日がない 月だということも影響しているのでしょう。5月は大型連休のゴールデンウィークがありましたが、6月は法律で定められた祝日・休日がありません。そのため、心身ともに疲れがたまりやすくなっていると考えられます。 そのほか、4月に変化した環境など、新年度に伴う 生活の変化にいまだ適応しきれない… など、6月は気分が落ち込みやすいさまざまな要素が重なってしまうのです。 ■6月うつ「早く元気な自分に戻りたい!」解消法は? 気持ちがふさぎこんでいると、楽しいことやうれしいことも感じにくくなってしまいます。そんな状態からはできれば早く復活したいですね。ここからは、こうした6月うつの解消法をご紹介していきましょう。 いちばん効果的な解消法は 「笑うこと」 です。 テレビのバラエティー番組を見たり、コメディ映画やおもしろ動画を見て笑ったりという方法が浮かびますが、実際は「忙しくてなかなか見る時間がない…!」という人も多いでしょう。 そんなときは、日常の中で 「口角を上げること」 を意識してみてください。 スーパーや飲食店の鏡にうつった自分の顔を見てみましょう。無意識のうちに口角が下がっていませんか? 周囲を見渡してみても、この時期、口角が下がっている人が多いことに気付きます。 そんな自分に気付いたら、口元を結んで口角をキュッと持ち上げてみてください。「心の底から笑わなければ、意味がないのでは…?」と思うかもしれませんが、ある研究により 「作り笑いでも、ストレス軽減につながる」 と調査結果(※)が明らかになっているんです。 心から笑わなくても、口角を上げることで「私は怒っていない。笑っている。気持ちが穏やかな状態になっている」と脳が勘違いし、次第に気持ちが穏やかになってくるようです。 やってみてもらうと分かるのですが「ほほえみながら落ち込む」というのは非常に難しいことなんです。ほほえみと落ち込みは同居しない、つまり、落ち込みの深まりを防ぐことにもつながります。 特に面白いこと、うれしいことがなくても、口角を意識して上げていることで気持ちが晴れてくるというわけです。 また、この時期の気分の落ち込みは 「季節的なもの」と割り切る のも良いでしょう。今は休息する時期と決めて、部屋の中でゆっくり過ごすのも効果のある方法です。 なかでも睡眠はおすすめ! 睡眠をとると嫌なこと、気になることが脳からリセットされます。睡眠は心の防衛機能ともいわれているので、たっぷり眠ることで身に起こった嫌な出来事、忘れたいことを日々リセットしましょう。 変化した新しい環境になかなか慣れず、心と体が疲れていると感じるなら 「今、できていないこと」よりも「できること」に目をむけて みてはいかがでしょうか。 4月の自分と今の自分。まったく同じではないはずです。ほんの少しずつでも「順応してきている自分」をきちんと認めてあげましょう。そうすることで気持ちをゆっくりと上向きにしていくことができるのではないでしょうか。 ※ 参考:「健康における笑いの効果の文献学的考察」三宅 優、横山美江
2019年06月06日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。 これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。 そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする新連載がスタートいたします。これからどうぞよろしくお願いいたします。 第1回となる今回は、 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 という記事に寄せられたお悩みです。 記事では、子ども自身がひとり遊びを楽しんでいる様子なら見守ってあげてという対応をおすすめしました。そこで寄せられたのが「友だちを誘いたいのに誘えない小5の娘」を持つお母様からのお悩みです。 ■お悩み:断られるのが怖くて友だちを誘えない 小学5年になる娘のことでご相談です。 放課後、誰とも遊ばず家でひとりで過ごすことが多いです。望んでひとりで過ごしているのならいいのですが、話を聞いてみると、どうやらそうではなさそうです。 「本当はお友だちを家に呼んだり、一緒に遊びに出かけたりしたいのだけど、もし誘って断られたらどうしよう…」と。断られて気まずい思いをするのが怖くて、自分から誘えないようです。 もう5年生にもなると、女子の間でもある程度のグループができていると思うので、今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか。今後が心配です。 ■回答:「断られるのが怖い」のも心の成長のひとつ 自分の子どもが家でひとり過ごしているのを見て、「遊ぶお友だちがいないのかしら」と心配になるお母様のお気持ち、よくわかります。 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 でも紹介している通り、ひとりで遊ぶのが好きな子どもなら、自分自身と対話する時間を多く持つことで精神的に成長している過程として見守るのがいいでしょう。 しかし、相談内容によると、娘さんはお友だちと遊びたいと思っている様子です。でも、誘って断られて気まずい思いをするのが怖いと感じていて、なかなか自分から声がかけられない状況なのだと思います。 娘さんは現在、小学校5年生とのことですが、もっと小さい頃、小学校低学年や未就学児の頃はひとりで遊ぶことが多かったのでしょうか。もしくは、お母さんがお膳立てをして、お友だちと遊ぶ機会を作っていたのでしょうか? もし、上記2つのうちどちらかに当てはまるとしたら、娘さんは自分から友だちを誘うことや、断られることにあまり慣れていないため、それを怖いと感じてしまっているのかもしれません。 また、以前は自分からお友だちを誘って遊んでいたけれど、小学校高学年になって誘いづらさを感じるようになったのかもしれません。 この場合は、娘さんが精神的に成長して、他人の気持ちをより慮ることができるようになってきたためと思われます。「相手にも気まずい思いをさせてしまう」と遠慮しすぎているところがあるのでしょう。 上記どちらの場合であっても、誘って断られたら「自分は嫌われているのかも」「自分は一緒に遊ぶ価値がないダメな存在なのかも」と娘さんは感じてしまい、傷つくのが怖いと感じているような印象を受けます。 お母さんも娘さんも優しい方で、他人からの誘いを断ったら「相手の気を悪くさせるのでは」と申し訳なく思う「断り下手」なタイプなのかもしれませんね。 では、どうすればいいのでしょうか? ■誘うのも断られるのも「慣れ」質より数が重要 お母さんは「今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか」と書かれていますが、確かに新たな環境でお友だちを作ろうと思ったら、ただ誘われるのを待つだけでは難しいかもしれません。 お母さんから娘さんに次のような言葉をかけてみてください。 「断られることに意味なんてない。たまたまほかの子と遊ぶ約束があったのか、遊ぶ気分じゃなかったくらいのことで、あなたに何か問題があるからとは考えなくていい」 「断られることなんて怖くないよ、断られてもいいんだよ」 お母さんからそう言われたら、「じゃあ、誘ってみようかな」と娘さんも思うかもしれません。そうやって、どんどん「誘い慣れ」「断られ慣れ」の経験をさせてあげましょう。 いきなりクラスのお友だちはハードルが高そうなら、習い事や近所の公園などで会うような「たとえ断られても毎日顔を合わせるわけではないので気まずさを感じにくい」子から誘う練習をしてみてもいいでしょう。 たくさん誘っていれば、その中の何人かとは実際に遊べるでしょうし、自分が断るのも断られるのもたいしたことではないと実感していけるようになると思います。 ■女子の場合「友だち関係も友情もコロコロ変わるもの」 今はまだ、新しい学年が始まったばかりです。現在できているグループは、教室で席が近いとか、帰る方向が一緒とか、とりあえず最初に話をするきっかけがあったくらいの理由で固まっていることがほとんどと思います。 夏休みをへて2学期になると、お互いのことがだんだんわかってきて、女子のグループ編成も変わっていくでしょう。今、気軽に誘える友だちがいないとしても、あまり心配しなくても大丈夫。 習い事を始める、キャンプへ出かける、夏休みの行事に参加するなど、学校だけではなくいろいろな場面・コミュニティで、子ども同士が話をしやすい場を設けてみましょう。お母さんは娘さんを見守ってあげるだけでいいのです。 いかがでしたか? 今回は、記事に寄せられたお悩みにお答えしましたが「ちょっと話を聞いてほしい」という感じでまったく関係のないお悩みでも結構です。 お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2019年06月04日「けんかするほど仲が良い」 けんかができるのは信頼している相手だからこそ、という意味でしょう。皆さんはどのくらい夫婦けんかをしていますか? 「日常茶飯事」「時々」「けんかは一切しない」とさまざまかと思いますが、実はけんかには「良いけんか」と「悪いけんか」があります。良いけんかをすると夫婦仲はいっそう深まりますが、悪いけんかは関係性を悪化させる恐れも…。 今回は 「良いけんかの仕方」 について、考えてみることにしましょう。 ■悪いけんか「夫を深く傷つける4つのタブー」 けんかをするときには、きっかけとなる言葉や出来事があるものですよね。 ささいなことではじまった夫婦けんか。それが、良いけんかになるか悪いけんかになるかは、「口をついて出てしまった内容」によって判断できます。それによっては、ゆくゆくは夫婦関係の破綻につながっていくものも…。 「悪いけんか」と認定できるのは、主に次のような内容です。 ・夫の人格を否定する。 ・すでに終わった(かたがついた)過去の出来事を持ち出す。 ・夫の両親や兄弟など、第三者を悪くいう。 ・夫の社会的な立場をけなす。 例えば、「そんなに悠長に構えてて大丈夫なの?」「いうことが細かすぎてうっとうしいんだけど」など人格を否定する。数日前ならまだしも数カ月、数年前の出来事を持ち出して相手をなじる。 夫の家族や関係のある第三者の悪口をいう。「そんなんだから部下がついてこないんじゃない?」など、夫の仕事上の立場についてバカにしたり、けなしたりする…。もし、自分がいわれた側であったら、嫌な気持ちになりますよね。 このような内容のけんかは、あとから「いいすぎた、ごめんね」と謝っても、夫の心に「自分(親、仕事)のことを妻はそんな風に見ていたのか」という 驚きと失望 が残ってしまうものです。 すると、妻に対して100%の信頼感、安心感が持てなくなってしまうでしょう。そういった気持ちが積もり積もれば、妻への愛情も薄れてしまうかもしれません。 でも「傷つけるのは分かっているけれど、つい口に出してしまう」という人もいます。どうして、妻は夫の信頼を裏切ることをいってしまうのでしょうか。 それは、もしかしたら妻のなかに 「自分が絶対正しい」 という思いがあるからかもしれません。「夫のほうが悪い点を正すべき」「夫に私の言い分を認めさせたい」という強い信念を持っていることが、悪いけんかを引き起こしている可能性があるのです。 ■けんかの目的は?「カチンときた時の第一声」 では、悪いけんかを良いけんかに切り替えるには、どうすれば良いのでしょうか。 良いけんかとは、言いかえれば 「建設的なけんか」 のこと。「どちらが正しいか」を明らかにするのではなく、自分と相手との 「違いを知る」 ことを目的とします。まずは「私は〇〇だと思うけど、あなたはどう思う?」という働きかけをしていくのです。 例えば、「趣味(ゲーム)にお金を使い過ぎな夫」に対し、苦言を呈したいと思っているとしますよね。普通なら「3万も使うなんて信じられない! 何が楽しいの?」とストレートに言ってしまいそうです。 でも、そう頭ごなしに言われたら、「勝手だろ」と夫も対抗したくなりますよね。そんな「悪いけんか」を避け、夫の趣味を否定せずに建設的な言い方をするとどうなるでしょうか。 「私はゲームに3万円も使うのはもったいないと思うけど、あなたはどう? ゲームは半分くらいにして、残り半分は2人でおいしいものでも食べに行かない?」 このような声がけに変わるでしょう。「あなたはどう思う?」とまずは夫の気持ちを大事にすることで、ひと言物申してやる! という怒りもわきにくくなります。 「盗人にも三分の理」 ということわざがあるように、どんなにこちらの言い分が正しい状況でも、相手にだって相手の言い分が必ずあります。窮地に立たせず、逃げ道をつくってあげる、というのも大事なことではないでしょうか。 反対に、相手からカチンとくる言い方をされたときはどうしたらいいのでしょうか。 売り言葉に買い言葉では建設的とはいえません。そんなときは「その言い方は腹が立つよ」「今の言葉、すごく傷ついたよ」など、自分の 気持ちを言葉にして返す ようにすると良いでしょう。 「ほんとにイライラさせるよね」などと感情に任せて相手を攻撃するのではなく、どう感じているのかを伝える。そうすることで、感情そのものに振り回されず、冷静に話し合うことができるはずです。 ■「けんかは悪いこと」の思い込みがあなたを苦しめる 「けんかはなるべくしないほうがいい」 育ってきた環境にもよりますが、ほとんどの人がそう思うでしょう。特に女性は、けんかそのものを否定的にとらえ、ほかの人と衝突するくらいなら自分が我慢すればいい…と、不満を心に溜めている人が多いように感じます。 しかし、溜まった不満は自然に溶けてなくなるものではありません。いつか必ず、さまざまな形となって外に出てきます。 けんかができるということは、「相手は絶対、自分を嫌わない」という 信頼関係が前提 となります。不満を溜め込むくらいなら、日々小さなけんかをくりかえしてガス抜きしたほうが健康的で、気持ちの良い日々を過ごすことができると思います。 それに良いけんかは相手を より深く知ることができる手段 でもあります。どんな話、言い方で怒るのか、自分とどこが違うのかを出し合うことで互いの妥協点がわかり、より快適な関係になれると思います。だから、けんかを必要以上に避けることはないのです。 ただ、だからといってやみくもにけんかをするのもおすすめしません。特に子どもの前でのけんかは絶対にやめましょう。 子どもは話の内容を理解できなくても、パパとママの怒った表情や飛びかうピリピリしたエネルギーを感じ取るもの。 結果、漠然とした恐怖や不安感を抱いたり「自分が悪いことをしたのだろうか」と自分を責めたり、「なんとかパパとママを仲良くさせなくちゃ」と子どもなりに間を取り持とうと、気持ちを抑えて良い子を演じるようになってしまうことがあります。 良いけんかにしろ悪いけんかにしろ、カッとなって声を荒げそうになったら、まずは一旦深呼吸。そして、夫に「2人で話したいから、この続きは夜に話していい?」と提案してみるといいでしょう。 こらえきれず子どもの前でけんかに発展してしまったら、 早めに切り上げる のが肝心です。「はい、仲直り! ママとパパはけんかするほど仲が良いんだよ~」と 仲直りするところまでを見せる ようにしましょう。 夫婦のけんかは子どもの前ではしない、という約束事を踏まえつつ、建設的な「良いけんか」は心の健康にもおすすめです。「雨降って地固まる」ではありませんが、それを経てより一層、夫婦の関係は深まるのではないでしょうか。
2019年05月30日新元号も発表され、新しい時代はどうなっていくのかワクワクしている方も多いのではないでしょうか。大きな変化が起こるときは期待と混乱が錯綜するものですが、あなたはこのような「変化」を柔軟に受け止められるタイプでしょうか? 以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください! Q.あなたは一人旅をしています。次の目的地にどうやって行こうか調べていると、4つの交通手段があることがわかりました。時間に制限はなく、かかる値段はすべて同じとして、あなたはどれを選びますか? あまり深く考えずに直感で選んでください。 1.早く目的地に着きたいので飛行機でひとっとび! 2.海の風景も楽しみたいのでゆっくり客船で向かい上陸! 3.その時の気分で途中寄り道もしていきたいので自分で車を運転! 4.早く目的地に行きたいものの、途中の景色ものんびり楽しみたいので特急列車で! 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「早く目的地に着きたいので飛行機でひとっとび!」を選んだあなた あなたはどちらかというと安定した状況を好み、大きな変化を望まないタイプ。予測可能な世界にいたほうが安心するようです。良くも悪くも慎重なので、失敗は少ないですがせっかくのスキルや能力を生かしきれないときがあるかもしれません 2、「海の風景も楽しみたいのでゆっくり客船で向かい上陸!」を選んだあなた あなたは本来、変化に対する適応力は高いのですが、変わること、変えることを「面倒なこと」ととらえる面があるので積極的に変化の波に乗ろうとはしないでしょう。しかし、一旦「変わろう」と決心すると、あっさりと躊躇することなく今までのやり方を捨て、劇的に変化できるタイプです。 3、「その時の気分で途中寄り道もしていきたいので自分で車を運転!」を選んだあなた あなたは変化に対する適応力が高く、その時その時の時代の波に上手に乗っていけるタイプです。基本的に新しもの好きという面もあり、自分のやり方に固執することなくどんどん未知のことにチャレンジできるので、常に開拓者として世のなかの最先端を走っていけるでしょう。 4、「早く目的地に行きたいものの、途中の景色ものんびり楽しみたいので特急列車で!」を選んだあなた あなたは何事も自分でじっくり考え、納得してから動き出すので、迅速に変化の波に対応するのは苦手かもしれません。しかし一方で自分自身のこともよく把握しており、ここぞというタイミングで状況に順応していきますので、時代に取り残されてしまうようなことはないでしょう。 いかがでしたか? 元号に続き、紙幣も2024年をめどに刷新されるというニュースもありました。あなたも今年何かにチャレンジして、自分のなかに変化を起こしてみませんか? 詳しいテストをご用意していますので、そちらもご覧ください。 「祝新元号!あなたが今年チャレンジしてみるとよいものは?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年05月15日手厳しい妻、いわゆる鬼嫁を持つ夫は、はたから見ると「苦労してるなぁ」と思えるかもしれませんが、関係はいたって良好…というケースは珍しくないようです。それは「お互いに言いたいことが言えているから」かもしれませんね。 躊躇(ちゅうちょ)せず、言いたいことが言える妻がいる一方で、「夫に本音は言えない」という妻も少なくないようです。言いたいのに、グッとこらえてしまうのはなぜなのでしょうか? 今回は、 「夫に言いたいことは言えないのはどうして?」 、その理由について考えてみましょう。 ■夫に「言いたいことが言えない」3つのシチュエーション 夫に言いたいことが言えないのは、どんなときでしょうか。具体的なシーンと、妻の心の声を思い浮かべながら、その理由も考えてみましょう。 1.「ほかの家事で忙しいから、夫にお風呂掃除だけ頼みたい。でも残業続きで疲れてるだろうし、頼んでも無理かも…」 ちょっとした家事のひとつなのに、夫に頼むことができない。これは過去に頼んだとき「疲れているのに…」と夫の機嫌が悪くなり、雰囲気が悪くなった経験があるからではないでしょうか。 2.「部屋の電気を消し忘れる夫。電気を消してと言いたいけれど、毎回つけっぱなしだから、しつこいかなとためらってしまう…」 電気を使うと電気代がかかる。節約、節電のためにも使用しないときは電気を消してほしい。論理的に説明できることを口にできないのは、夫から「うるさいな」「細かすぎるよ」といった言葉をかけられるのが怖いからでしょう。 3.「大音量でテレビを見る夫に、音を小さくしてと注意したい。しかし、機嫌が悪くなりそうで言えない…」 これは、テレビの音が大きいと感じているのはもしかしたら自分だけなのでは? 「音を小さくして」と頼むのは、自分の身勝手なのではないか? と自分に非があると思い込んでいるのかもしれません。 ■どうして言いたいことが言えなくなったのでしょうか? 妻は、どうして夫に言いたいことが言えなくなったのでしょうか? 前述した「言えない」シチュエーションを突き詰めていくと、大きく分けて3つの理由が考えられます。 1.「過去の経験」が原因 例えば、昔お付き合いをしていた彼と別れてしまった原因が「自分のわがまま」だった場合。 「もう君に振り回されたくない」「好き勝手言われて、疲れ果てた…」と言われた経験が今の自分にも残っており、言いたいことがあっても「これは私の身勝手かも」と思ってしまうのかもしれません。 「嫌われたくない」「また別れを切り出されるかもしれない」と、夫にも口をつぐんでしまう、ということが考えられます。 2.「自分のせい」との思い込みが原因 言いたいことがあっても「私が頑張ればいいんだ」と、すべてを自分で引き受けてしまうタイプではありませんか? 「こんなふうに思うのは、私の頑張りが足らないからだよね」と自分を鼓舞したり、「こんなことが気になる私が悪いのかも」と反省したり…。なんでもかんでも自分のせいにしてしまって言えないのかもしれません。 3.男尊女卑の考え 「男性に何か言うなんて…」「家のことは女性がするもの」といった男尊女卑の考えが、知らず知らずのうちに自分の中に根付いているのかもしれません。その場合も言いたいことが言えないでしょう。 このようにさまざまな理由が考えられるのです。 ■「言いたいことが言える」には練習が必要 言いたいことが言えないのは、ストレスが溜まるもの。いつか限界に達して爆発してしまうよりは、日頃から少しずつでも言えるようになりたいですよね。そのほうが、毎日を気持ちよく過ごせるはず。 でも、今まで言えなかった相手に、急に「今日から言おう!」というのは無茶な話です。では、どうすればいいのでしょうか。 おすすめなのは、「夫以外の相手で練習をしていく」ことです。その場合の練習相手にふさわしいのは、「その場限りの相手」や「押しが強めの知人」。 まず最初は、ショップや飲食店の店員さんなど「その場限りの相手」で試してみましょう。 洋服を試着して「いかがですか? お似合いですよ」と言われても「考えます」と断ってみる。ランチを食べにいったお店で「今日はこちらがおすすめです」と言われても、気分じゃないメニューなら「こっちでお願いします」と断ってみる。 ショップや飲食店の店員さんは、その場限りの相手なので、最も遠慮を感じにくいため「言いたいことを言う練習」のスタートには最適なのです。 次は、こちらの意見を聞かずに一方的に物事を指定してくる人や頼みごとが多い人、つまり「押しが強めの知人」で挑戦してみましょう。 「〇〇しない?」「〇〇やってもらえない?」などと言われたとき、今まではたいしたことじゃないと引き受けたり、OKしていたことを「今日は無理」「それはできないかな」「誰かのほかの人に頼んでもらえる?」など、勇気を出して断ってみてください。 少しずつ言いたいことを言えるよう練習していくことで、言いたいことを言う経験が増え言葉にする勇気や自信が持てるようになります。ではどんな相手を選び、どんな練習をすれば良いのか。次から説明していきましょう。 「強引で断りにくい」「主張しにくい空気がある」など相手にプレッシャーを与える押しの強いタイプの人は、実は断られ慣れており、何を言われても気にしないタイプが多いのです。そのため、「言いにくいことを言う」練習相手としてはぴったりなのです。 そうやって、「言いたいことを言う」経験値をあげていく必要があるでしょう。 ■「夫の感情」に振り回されないために 練習をしてみると、相手から何かしらの反応があると思います。お店の店員さんはきっと笑顔のままだと思いますが、知人の場合は「え、なんで?」と驚かれたり、少し怒ったようなそぶりをすることもあるでしょう。 でも、その反応を見たからといって、あなたが悪いと思ったり、傷ついたりすることはありません。意識してほしいのは、相手の反応はあなたのせいではなく、あくまでも相手のもの、相手の感情というだけです。 あなたが何をどう伝えようと、どう感じるかは相手次第。どう思うかは相手の自由なのです。 すねたり、怒ったりといった反応もあれば、意外にも「あっ、そう?」とあっけなくやりとりが終わることもあるでしょう。「そうなんだ、分かった。急にごめんね!」など、予想とは違う反応が返ってくることもあるはずです。 断ってもいい。嫌だと言ってもいい。自分のせいではないと認識できる経験を積むことは、身近にいる夫に「言いたいことを言う」ための効果的な方法といえるでしょう。 ささいな経験も貴重な訓練の場となります。「自分の発言に対し、相手がどう感じるかは相手の問題。まずは伝えることが大切」という実感を少しずつ得ていくことで、夫へ言いたくても言えない苦しさから徐々に解放されるでしょう。
2019年05月15日例えば、誰かに聞きたいことがあったとき、相談しなければいけないとき。「聞きたいことがあるけれど、相手の負担や迷惑にならないかしら…」。そこまで気が回る人は、すてきだと思います。 しかし、 「面倒な人」 と思われるのでは…という不安から必要以上に気をつかいすぎて、結局、質問できなかったという経験はありませんか? 今回は、 「周囲に気をつかいすぎて、どっと疲れてしまう…」 という人の解決策をお伝えしていきましょう。 ■他人の顔色をうかがう癖、どうにかしたい! 「自分の言葉や行動が、誰かを傷つけたりしないだろうか、誰かの迷惑になっていないだろうか」 そんな不安にかられて、 小さなころから周囲の様子や人の顔色をうかがって行動 してきた、という人は少なくないでしょう。 気づかいができるのはとても良いことです。大人になればなおさら、そうした気づかいのできる人は重宝されるものですよね。 でも、 必要以上の気づかい は、あなたの心を知らず知らずのうちに消耗させるもの。本当はもっと楽に生きたい、誰かのことを気にかけるのは疲れる…と感じているのに、やはり気をつかってしまう。 そんな自分に嫌気がさしてしまうことはありませんか? ■ママ友同士「気のつかい過ぎ」は逆に迷惑!? 子育てがはじまると、ママ同士で新たな関係性が生まれることが多いでしょう。そこで気づかいができるママは「良い人」と認識されますが、それもほどほどが好印象を与えるようです。 実は、 度を越した気づかいは逆効果 で、ときに人間関係をギクシャクさせる原因にもなります。 例えば、子ども同士が同じ習いごとをしているママ友グループ。発表会で必要なものをほかのママ友に聞きたいけれど、「こんなことで手間をとらせるのは悪い…」といつまでたっても聞くことができないとします。 そうやってズルズルと先送りにしたことで、やっと質問できたのが発表会の直前。みんなが一番忙しいときに聞くはめとなり、相手に必要以上の負担をかけてしまうことも。 また、PTAの引きつぎで前任者のママにいろいろ話をしてもらったけれど、後からほかにも聞きたいことが出てきてしまった。でも「また…?」と迷惑がられそうで、なかなか連絡できない、といったこともあるでしょう。 結局、別の人から伝え聞いた不確かな情報に踊らされ、取りまとめが上手くいかなかった…と残念な結果になる可能性もあります。 事前に確認しておかないと、逆に迷惑がかかるにも関わらず、度を越した気づかいが邪魔をして 「聞きたいけれど、聞けない」 。そんなジレンマに陥ってしまうのはなぜなのでしょうか? ■なぜ「必要以上に気をつかってしまう」のか? そもそも「必要以上に気をつかってしまう」のはどうしてでしょうか? そういうタイプは、 「自分でできることは、自分でしたい。あるいはするべき」 と思っている場合が多いように思います。 裏を返せば、「自分でできるのに 相手に頼るのは迷惑 」あるいは「質問すること自体、 相手の時間を奪う 」と思い込んでいる可能性があります。 また「一度言ったことを覚えていない、 忘れっぽいママ 」「一から順に説明しないと分からない 面倒なママ 」など、ほかのママからマイナス評価をされるのではないかと、不安に感じている場合もあるでしょう。 ■質問されることは迷惑? それとも、聞かれるのは平気? 必要以上に気をつかって失敗してしまう…そんな悩みを持っている人にまずやってみてほしいのは、自分自身が下記のどちらのタイプに当てはまるのか、ということです。 1.自分も誰かから質問されることを面倒に思う。だから自分が質問するのもためらってしまうタイプ。 2.自分は誰かから質問されても特に面倒に感じない。でも自分から質問するのは面倒に思われそうで、気にかかるタイプ。 1.は自分が嫌なことは、ほかの人も嫌だろうと思っているタイプです。だから、聞かないといけないのはわかっているのに、 嫌われたくなくてなかなか質問できない のでしょう。 2.は自分は聞かれても面倒ではないけれど、自分が相手にすることに対しては別の反応があるかも…と思っているタイプです。自分は気にしないことなのに、相手は気にすると思ってしまうのは、 「自分と他人は違う」という意識がある から。 あなたはどちらのタイプだったでしょうか? ■気づかいが裏目に出ない2つの解決策 実は、タイプ1、タイプ2のどちらも解決策は同じです。 質問できる相手が複数いるなら、まずは 「聞く相手を選ぶ」 ことから始めましょう。選ぶのは、「普段から周りに頼みごとをしている人」。「〇〇っていつからでしたっけ?」「~について、知っている人がいたら教えてください!」など、そのグループ内でよく質問や頼みごとをしている人に聞きましょう。 分からないことがあったとき、人は「まず自分で調べる人」と「まず分かる人に聞く人」に分けられます。頼みごとが多い人は後者で、 「知っている人に聞いたほうが早い」 と思っているタイプです。 だから、自分が誰かから質問されたり、頼みごとをされることにも抵抗がありません。タイプ1の人は特にこのような人を選んで聞くと、自分とは逆のタイプ、質問されることを面倒と感じない人もいることが分かるでしょう。 では、質問する相手が限られている場合はどうでしょうか。そんなときは 「聞き方」を工夫 しましょう。分からない範囲を明確にして、相手が答えやすい聞き方を意識します。 これまでのやりとりやグループ同士の会話から「なんとなくここまでは分かる、推測できる」という範囲がありますよね。その内容を踏まえつつ「ここから先の流れが分からないので教えてほしい」というように、相手が簡潔に答えられるよう 分からない内容をはっきりさせる のです。 不明範囲を線引きすることで相手はピンポイントで答えられるので、余計なやりとりを省くことができます。相手の負担も最小限に抑えられるわけです。 特にタイプ2の場合、「相手の負担を極力減らす」という意味で、ずいぶん気持ちが軽くなるのではないでしょうか。 相手を気づかうあまり、かえって迷惑をかけてしまう結果になるのは互いに避けたいもの。聞く相手を選んだり、聞きたいことを明確にしたりすれば、心に負担をかけない「気づかい」ができるのではないでしょうか。
2019年05月12日甘える・甘えられるというのは、親しい間柄ならではの関係です。妻や夫のタイプにもよりますが、夫婦関係においては、どちらか一方が甘える側、甘えられる側に偏る傾向があるといえるでしょう。 そんな中「妻に甘えるのが大好き!」という夫に対して、それを「ちょっと、うっとうしい…」と感じてしまう妻がいるのも確か。特に、子どもが生まれると、夫も子どもも甘えてくるので「私は誰に甘えればいいの?」とウンザリするママも多いでしょう。 夫は、なぜ妻に甘えるのか? 今回は、 甘える夫、それをうっとうしいと感じてしまう妻 の心理状態、その対処について考えてみましょう。 ■甘えてくる夫、どうしてうっとうしいと感じてしまうの? 恋人同士だったころは甘え、甘えられることに抵抗がなかった人も、結婚して子どもが生まれ、母親・父親という関係になったことで、心境の変化を感じることがあるでしょう。 子どもの親となったことで、男女関係特有のスキンシップに関心がなくなる人も少なくありません。 さらに、自分に甘えてくる存在として、圧倒的にかわいいわが子がいますよね。父親である夫は子どもとはまったく異なる存在なのに、 子どもと同じように甘えてくることに違和感 を感じてしまうのでしょう。 ■甘えてくる夫を「うっとうしい、気持ち悪い…」と感じるとき 甘えてくる夫を妻が「うっとうしい、気持ち悪い」と感じるのは、どのようなシチュエーションなのでしょうか。 例えば、妻が子どもの世話で忙しくしているとき。「おなか、空いたな~。〇〇(子ども)が食べているなら俺もごはん食べたいな~」など、こちらの状況を考えずに自分の要求だけを押し付けてくるのは、イライラする甘え方ですよね。 さらに、「今忙しいから、すぐに準備できない」と妻がいうと、「え~、じゃあもういいよ」とすねてしまうことも。 あるいは、飲み会から酔っぱらって帰宅すると、必ず抱きついてくる。妻の名前を無意味に叫んで「愛してるよ~」などと口走り、しつこく絡んでくる。これも、ウンザリする甘え方でしょう。それが、子どもがようやく寝付いたばかりのタイミングだとしたら最悪です。 なかには、甘えたくなると夫が幼児言葉を使い始め、さらに気持ち悪さ倍増…というケースも。これらの行動はすべて妻への甘えです。毎度毎度、幼児言葉で甘えられると、妻がげんなりしてしまうのも無理はないかもしれません。 ■甘える夫、妻をママと呼び始めたのがきっかけ? なぜ、こんなにも「甘えたがり」な夫が存在するのでしょうか? 夫が妻に甘えるのは、実は心理学的な理由がいくつかあります。 その理由のひとつが「小さいころ、母親に十分に甘えられなかった」というものです。子どものころは誰しも大好きなお母さん、お父さんに甘えたいと思うものですよね。 でも「男の子なんだから甘えるな!」「しっかりしなさい」と厳しくしつけられたり、、甘える機会が少なかった幼少時代を過ごすと、「本当はもっと甘えたかったのに、甘えられなかった」という思いがいつまでも心に残ってしまうのです。 その原体験が、子どもをもち、 妻を「ママ」と呼ぶようになったことをきっかけに蘇ってしまう ことがあり、「今度こそは甘えたい!」という欲求がわきあがってくるのです。 また、妻に甘える心理状態として「強いストレスに適応している」というケースも考えられます。 心理学では「創造的退行」という言葉がありますが、これは実年齢より幼い言動をすることを指します。先ほどの例でいえば、わが子が食事しているのを見て「僕もごはんが食べたいな」という、子どものような言動のことです。 成熟した大人の状態から子どものころに戻る=退行することで、大人社会で感じている さまざまな強いストレスから心を守っている 場合ですね。 「子どものような言動をする」ほか、カラオケにいって歌ったり、お祭りで騒いだりするのも、同じ創造的退行の心理状態にあるといえるでしょう。なんだかわくわくして、心が騒ぐような状態ですね。創造的退行は、心の防御機能が正常に機能している、ともいえるのです。 ■一方的に甘えてくる夫、そのとき妻の心理状態は? 夫が甘えたくなるのは、妻が目の前の家事や育児などに気をとられ、夫のことまで気遣えていないときが多いと思います。夫は「今、自分に関心が向いていない」と感じるから、妻の気を引きたくて甘えた言動、行動をとるのです。 前述した夫自身が何か強いストレスを感じている場合は、妻がどういう状況かはお構いなしに、いつでもどこでも自分が甘えたいとき強引に甘えてくるので手が負えません。 当然、ほとんどの妻は、それを無条件ですべて受け止める心の余裕はないでしょう。甘えられても「自分の面倒くらい自分で見てほしい!」「子どもみたいな話し方しないで!」と、ますます突き放してしまう結果になります。 夫が甘える心理的背景がどうであっても、大多数の妻は「家事や育児で手いっぱいなのに、 夫のフォローまでできない! 」とイライラしているというのが、正直なところでしょう。 ■ベタベタ夫には「身代わり」対処が効果的 夫の言動・行動に「うっとうしい」と感じていたとしても、それをストレートに「やめてよ」「気色悪いんだけど…」などと邪険にしてばかりいると、夫婦関係に亀裂が入ってしまう可能性があります。夫は、行き場のない甘えたい欲求を、外で発散するようになってしまうかもしれません…。 では、 甘えてくる夫には、どう対処すれば良いのでしょうか。 まず、夫は「ストレスに耐えている」と理解することから始めてみましょう。甘える夫も、職場ではリーダーシップをとって頼りにされていたり、周囲を元気づけるムードメーカー的存在だったりと、高い評価を得ているかもしれません。 「この人もいろいろと気苦労が多いのかも…」と、夫が外で受けている ストレスに対して想像を膨らませる のです。すると、子どものように甘えてくる夫を、だんだんと許せるようになってくるでしょう。 甘えてきたときだけは大人の男性と扱わず、「パパ、子どもみたいだねえ」といっそのこと子どもが1人増えたような感覚で対応すると、夫に対する違和感も少しやわらいでくれるかもしれません。 また「べたべたされるのが苦手…」という人は、 「身代わり」 を用意してはいかがでしょうか。夫が過剰なスキンシップをしてきたタイミングで「お皿洗ってくるから、これを私の代わりに触っていてね」と「代わりのモノ」を渡すのです。 それは、ぬいぐるみでもいいですし、やわらかいタオルケットやペットでもOKです。甘える夫は触覚で安心感を覚えるため「やわらかいもの」を手にすると気持ちが落ち着いてきます。 与えられて素直に受け取る夫もいれば、モノを代わりに渡されたことで「ハッ」と我にかえり、べたべたするのを控える夫もいるでしょう。どちらにしてもおすすめの方法です。 夫のことは大事に思っている。でも甘えられるのは正直うっとうしいし、気持ちが悪い。そんなお悩みを、ゆるりと解消していけると良いですね。
2019年05月05日職場の人間関係、多すぎる仕事量、責任の重いプロジェクト…。そんなストレスから「もう勘弁してほしいよ」「やってられないよ」なんて仕事の愚痴を、妻にこぼす夫は少なくないでしょう。 愚痴をこぼせるのは、信頼している妻だからこそ。心を許している妻に弱音をはくことで、甘えているんです。妻のほうもそんな夫を気遣って「ご苦労さま」とねぎらったり、「負けないで」と応援したりしますよね。 でも、その愚痴の対象がだんだんと自分に向けられるようになってきたら? 怒りの対象が仕事だったはずが、なぜか矛先が妻に向かい始め、「おまえのせいだ」と言い始めたら要注意。それはもう、甘えの域を超えています。 今回は、 「夫の愚痴。妻への甘えなのか、ライトなモラハラなのか」 を見極めるポイントと、その対処法について考えていきましょう。 ■夫の愚痴テーマ、大きく分けると4パターン 夫の愚痴は大きく分けると、下記のような4パターンに分かれます。 ・自分の能力・スキルに関すること ・職場の人間関係 ・仕事の内容について ・勤務先の待遇・業界について 例えば「今日はすごく疲れた。なんで俺だけこんなに多く仕事を振られるんだろう…?」というのは自分の能力に関する愚痴です。 「あの上司と、俺。なんか相性悪いんだよなあ」というのは職場の人間関係にあたる愚痴ですね。 「昨日、大きなミスしちゃって…。夏のボーナスに響くかも」は仕事内容について。 「少子高齢化の時代に、うちの会社はやってることが逆行しているよ。もう先細りかなあ」は勤務先や業界について… というような感じです。 ■愚痴る夫の心理「自己嫌悪の甘えか、責任転嫁のモラハラか」 愚痴をいうとき、夫の心の中はどのような状態になっているのでしょうか? 実は、愚痴をこぼす夫の心理は2つのタイプに分けられます。 1つ目のタイプは「どうしたらいいんだろう…」「俺ってダメだなあ…」という 自己嫌悪からくる愚痴 です。これは「弱音をはく」と言い換えることもできますね。 自分に対する愚痴をいうのは「妻に甘えたいから」です。成果を出さなければならない毎日の中で、頑張る自分を励ましてほしい、話をやさしく聞いてほしい…。つまり、夫は弱音をはくことで妻に甘えているんですね。 2つ目のタイプは「部下(上司)は分かってない!」「会社の制度が悪い!」など 周りを批判する愚痴 です。 会社という組織の中にいれば理不尽な目に合うことも珍しくありませんし、こうした文句はどうしても生まれてしまうものでしょう。だから、たまにあるのは仕方のないことです。 でも、自分の身に起こった出来事を、いつまでも周りの誰かや環境のせいにしている、自分を省みることがほとんどない、といった場合は要注意…! なぜかというと、このタイプは自身の イライラの矛先を妻にスライドさせる恐れがある からです。 例えば、部下の悪口をいっていたと思ったら「おまえもいつも要領が悪いよな」といってきたり、給料が上がらないといった愚痴から「お金がないのは、君が節約してないからじゃないか?」といってきたり…。 愚痴を聞いていただけなのに、いつのまにか自分が責められている…。周囲の誰かや環境を批判する愚痴は 「妻へのモラハラ」 の第一歩になる危険を秘めているのです。 ■夫の愚痴、モラハラになりかけた時の対処は? 誰でも愚痴をこぼしたくなるときはあるものです。では、夫の愚痴に対し、どのように対応するのが望ましいのでしょう? 「俺ってダメかも」「どうしよう…」といった自分に対する愚痴をいうのは、妻を信頼して弱みを見せている証拠です。だから、 ひたすら聞いてあげましょう。 「うんうん」とうなずきながら、会話の途中に「そうなんだね」「大丈夫、なんとかなるよ」など、気休めでもいいので励ましの言葉を入れてあげると効果的です。 「話をきちんと聞いてくれている」と思えると、どんな人でもホッとしますよね。信頼している妻に自分の気持ちを聞いてもらった夫は、次第に気持ちも落ち着いてくるはずです。 周囲を批判する愚痴も、最初の対応は同じ。話を聞いて、励ましてあげましょう。ただし、矛先が自分に向いてきたな…と感じたときは、 決して「謝らない」こと を意識してください。 自分が責められたとき、なだめようとして「はいはい、私が悪いね。ごめんね」と謝まってしまうと、夫は「妻がイライラの受け口になってくれる」と認識し、外での鬱憤(うっぷん)をますますぶつけてくるようになります。だから、決して謝らず、極力言葉を挟まないようにすることです。 「聞いてる?」「どうなの?」など夫からの問いかけがあったり、何か言葉を返さなければならなくなったときは「まあ」「うーん」「ふーん」「あ、そうだっけ?」「ああ、そうなのね」といった感情のこもっていない、 そっけない反応 を示すようにします。すると夫は「あれ?」と肩すかしをくらったような気分になり、それ以上ヒートアップしにくくなるのです。 「長くなりそうだな…」と感じたときは最初だけ話を聞いて、さりげなく その場を離れる のも有効です。すべて受け止めようとせず、我関せずといった態度が周囲を批判する愚痴への望ましい対処といえるでしょう。 甘えの愚痴なのか、モラハラに発展する愚痴なのか。夫の愚痴タイプを意識して、上手にガス抜きさせてあげられると良いですね。
2019年05月02日自分が悪いと思ったとき、「ごめんなさい」と謝る。それは、人として当たり前のことです。わが子にも、悪いことをしたなと思ったら「ごめんなさいって言おうね」と声をかけた経験のあるママも多いでしょう。 しかし、素直に「ごめんなさい」と言えるわが子を見たとき、ふっと夫の顔が頭をよぎることはないでしょうか。 「そういえば夫って謝らない…」 過去のイラッとした場面を思い出し、ため息をつきたくなる妻も多いかもしれません。今回は、 謝らない夫の頭の中をのぞいてみる ことにしましょう。 ■うちの夫「こんなとき」でも謝りません! 「この人、ほんとに謝らないなぁ…」と夫にウンザリしてしまうのは、どんなときでしょう。明らかに夫に非があるのに、頑として謝らない。例えば、こんなシチュエーションではないでしょうか。 ケース1 自分の不注意で棚においてあった食器を落とし、割ってしまった夫。「ごめん! 割っちゃった…」というのが普通なのに、放った一言は「なんかお皿が落ちてきたんだけど…」。お皿が割れたことを重力のせいにした。 ケース2 出かける前に「洗たく物を取り込んでおいてね」と夫にお願い。夕方、雨がふってきたところで帰宅したら、洗たく物は外に干しっぱなしで、衣類はずぶぬれ。 なぜ雨がふっているのに取り込まなかったの? と聞くと自分が忘れていたにもかかわらず「そのとき忙しかったから」「雨が降っているのに気づかなかった」と言い訳。自分の非を断固として認めない。 謝らない夫は、無意識に 「まず言い訳をする」 という特長があるようです。自分以外の何かが悪いわけで、自分は悪くない。謝らない夫は 「自分に非があることを認めたくない」 という思いが強いといえるでしょう。 ■「自分のせいじゃない」と思う夫…どうして? 理由は2つ 「ごめん」といえばすむのに、どうしてその一言がいえないのでしょうか。そんな夫の様子に困惑してしまう妻も多いことでしょう。 実は、夫は「謝ること」に対してさまざまな思いを抱えています。謝らないのは、謝ることで自分が望まない状況に陥るのではないか、という一種の「おびえ」を感じているからです。 例えば、これまでの 人生で傷ついた経験が少ない人 は「責められて傷つくこと」を必要以上に恐れている場合があります。 謝らなければいけないシチュエーションで、相手から「どうしてこうなっちゃったの?」「何してるの?」と言われると、責められているような気がするのでしょう。その状態からなんとか抜け出そうとするため、「自分は悪くない」と他人ごとにしてしまおうとするのです。 また、 プライドが邪魔をし、謝罪を避けている 場合もあります。 男性は競争原理で生きているので、階層や階級に非常に敏感。「自分は今、何番目にいるんだろう?」といつも気にしている生き物です。社会に出て、他人から評価されることに慣れてしまっているので、悪い評価を受けそうな事態に直面すると、無意識に避けてしまうんですね。 謝る=できない自分、ダメな自分を認めること。それはしたくない、できれば避けたい…。こうした思いを分かってあげられず「あなたがやったんでしょ? 自分がしたことなのになんで謝れないの?」と正論で責めると、 根の深いケンカに発展 してしまうこともあるので、注意が必要です。 ■謝らない夫「悪いと思っているタイプ、何も感じていないタイプ」 では、謝らない夫にはどのように対処すれば良いのでしょう。 対処法を考える前に、謝らない夫には2タイプいることを知っておきましょう。そのタイプによって対処法も異なります。 1.「だって」など、言い訳の言葉を口にする自覚ありタイプ 1つ目のタイプは「だってしょうがないでしょ」「でも〇〇だったから…」など言い訳をするタイプです。このタイプ、実は「自分が悪い」と自覚しています。こういうタイプは最初にワンクッション、受け止めの言葉をかけてみることです。 例えば「それは忘れちゃうか」「大変だったみたいだね」「大丈夫だった?」など「事情があったんだね」という内容の一言を挟み、そのあとで「次はこうしてね」という話し方をしてみます。 もちろんワンクッション受け止めの言葉をかけたとしても、すぐに謝るようにはならないでしょう。でも続けてみると、夫はだんだんと、妻が自分を責めているのではないと理解しはじめ「俺が悪いことしたんだよな…」と申し訳ない気持ちになるものです。そうした思いが心に根付くようになれば、自然と「ごめん」の一言が出るようになるでしょう。 2.言い訳の言葉を口にせず、自分が悪いと自覚のないタイプ 「だって」「でも」など言い訳の言葉が出ないタイプは、そもそも自分が悪いという自覚がありません。 この場合は、理由からきちんと説明します。例えば、雨がふったら洗たく物を取り込むようにお願いしていたのにやってくれなかったときは「雨にぬれた洗たく物は、もう1度洗わなきゃいけない。それは2度手間になるから雨がふったら取り込んでくれる?」と、理由から伝えます。 洗濯ものは、雨がふったら取り込むのが当たり前ですよね。毎日家事にいそしんでいる人なら、考えなくても分かることでしょう。けれど、夫にその当たり前は通じません。 やったことがない、慣れていない人は「雨がふったら、部屋の中に洗たく物を取り込む」という発想自体がそもそもないのです。だからきちんと言葉で「〇〇しないと、〇〇になるから〇〇してね」と細かく説明してあげることが、要らぬトラブルを未然に防ぐ近道となります。 謝らないからといって自分が悪いと思っていないかというと、必ずしもそうではありません。謝らない夫には 自分が悪いと自覚しているタイプ、自覚してないタイプがいる ことを意識してみましょう。 また「相手は分かっているはず」という自分にとっての当たり前が、実は相手にとっては当たり前じゃない…ということも想像してみましょう。 そう考えてみると、謝らない夫を目にしたときの対応も少し変わってくるのではないでしょうか?
2019年04月17日いよいよ本格的な春! 職場や子供の園、学校などで新たな出会いが多くなる季節で、ドキドキワクワクしている方も多いのではないでしょうか。 ところであなたは、初対面の人にどんな第一印象をもたれていると思いますか。 あまり考えたことがないという方は、以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください! Q.あなたは社外で行われる仕事の勉強会にひとりで参加することになりました。席に着くと、お隣の女性が話しかけてきました。挨拶をかえすとその女性が「あなたのブラウス、似合っていてステキね!」と褒めてくれました。この時あなたは何と答えますか? 一番普段の自分に近いものを、深く考えずに選んでください。 1.ありがとうございます。これ実は安物なんですけどね~。 2.ありがとうございます。うれしいです。 3.ありがとうございます。あなたのスーツもとても素敵ですね。 4.ありがとうございます。これ普段はあまり着ないんですよ。 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「ありがとうございます。これ実は安物なんですけどね~。」を選んだあなた 自分を笑いのネタにして場をなごませることができるあなた。第一印象は「気さくで面白い人」と映ることが多いでしょう。すぐに親しくなれると思われ、友だちができやすいタイプです。 2、「ありがとうございます。うれしいです。」を選んだあなた 褒め言葉に照れることなく、率直に気持ちを表せるあなた。第一印象は「裏表がない明朗な人」と映ることが多いでしょう。相手の受け取り方によっては、「謙虚さがない」と思われすぐ親しくなれないかもしれませんが、密かに憧れられていることもありそうです。 3、「ありがとうございます。あなたのスーツもとても素敵ですね。」を選んだあなた 相手からの褒め言葉に対して、即褒め言葉を返せるあなた。第一印象は「頭が切れてソツのない人」と映ることが多いでしょう。相手を不快にすることがない反面、「隙が無くて何を考えているかわからない」と思われることもあるかもしれません。 4、「ありがとうございます。これ普段はあまり着ないんですよ。」を選んだあなた 褒め言葉に対して肯定も否定もせずに実情を話して話題をつなげられるあなた。第一印象は「落ち着きがあり信頼できそうな人」と映ることが多いでしょう。浮ついたところがなさそうで、実年齢より上に見られることがあるかもしれません。 いかがでしたか? 新しい出会いが多いと緊張してしまうことも多くなりますが、これをいい機会として自分のイメージチェンジを図るというのもいいかもしれませんね。今のあなたにぴったりなアイテムは何でしょうか? 詳しいテストをご用意していますので、そちらもご覧ください。 「春のイメージチェンジにおすすめアイテムは?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年04月15日子どもの放課後の過ごし方は、時代の変化とともに変わってきました。月曜日はサッカー、水曜日はピアノ、金曜日は学習塾…。学校を終えたあとも過密スケジュールをこなす子どもたちも多いですね。 しかし、子どもが移り気なのは、ママもパパもよくわかっています。自分から習いたいと言って始めても、急にやる気がなくなったり、「もうやめたい」とぼやいてサボろうとすることがあります。 それが本心なのか、それともその時の気分で言っているのか…。その言葉をうのみにしてやめさせてもいいのか、それとも励まして続けさせればいいのか。 また、習いごとが増えすぎて「やめさせるタイミングがつかめない」という声もちらほら。今回は 「習いごとのやめどき」 について、見極めのタイミングをお伝えしましょう。 ■習いごと「始めた理由は?」子どもの希望、親の都合 やめどきのタイミングを考える前に、まずは習いごとをさせた理由を思い出してみましょう。多くの場合、下記のような理由である場合が多いのではないでしょうか。 ・子どもが「やりたい!」といったから。 ・ママやパパがやらせたかったから。 ・放課後の時間をいつも持て余しているから。 ・親が仕事しているため、帰ってくるまでの居場所の確保がしたいから。 習いごとをさせるのは 「子どものやりたい」をかなえてあげたい というケースが多いかもしれませんね。ほかにも「放課後はゲームばかりしているから、何か習いごとをしたほうが時間を有効に使える」あるいは「仕事で帰宅時間が遅いので、子どもが習いごとをしてくれれば安心」など、さまざまな理由があるようです。 ■習いごと過多のデメリット 習いごとは、子どもが学校で深めにくい興味や好奇心を満たしてあげることができます。さまざまな経験や知識を得られますし、毎日違うことをすればいつも新鮮な気持ちで活動的に過ごすこともできるでしょう。ただ習いごとの数が多すぎると、下記のような デメリット が生まれてしまうこともあると思います。 1.疲れがたまる 習いごとを毎日のようにしていると、十分に休む時間が得られず、疲れがたまってしまうことがあります。見た目は元気そうに見えるので気付きにくいかもしれませんが、実は日々の疲れが蓄積し、園や学校では眠そうにしていることもあるでしょう。 2.気疲れする 睡眠もとれているし、ごはんも食べている。けれど子どもは頭の中でいろいろ考えています。習いごとは誰かと競争しなければいけないもの、集中しなければいけないものも多いですよね。すると必要以上にがんばってしまい、結果的に気持ちが疲れる「気疲れ」を起こしてしまうこともあるのです。 3.受け身になる、指示待ちになる 習いごとには指導者がいる場合が多いですよね。すると「次は何をするのかな?」と指示を待つ機会が多くなります。こうした習いごとは秩序を守る、集団行動を守るという経験にはなりますが「次はどう動くべきか」という能動的な考えが生まれにくくなるデメリットもあります。受け身になることで、自分から気付くことが少なくなってしまうのです。 4.友だちと関わる機会が減る ピアノなど、集団ではなくひとりで習得する習いごとを多くさせている場合、学校外で友だちと関わる機会が減ってしまいますね。例えば、友だちとケンカをしたとき、どう対応すれば良いのか。友だちとどんな遊びをしたら楽しいのか。人との関わりを通じて学ぶ機会が減る可能性もあるといえるでしょう。 ■子どもの習いごと「やめどきのタイミングは4つ」 習いごとが多過ぎる、子どもが習いごとに消極的…。そんなときは、 いつ、何をきっかけにやめさせればいいのでしょうか。 そもそも、習いごとをやめさせるべきかどうか親が悩むのは、もしかしたら心の奥底に「簡単にやめてしまったら、すぐあきらめる子にならないかしら…」という心配があるのかもしれません。 でも、それは少々心配しすぎかと思います。というのも、小さいうちは本当に興味があるのか、ないのか。子どもも親も判断するのが難しいものです。 やってみないと興味があるか、ないかは分かりません。 ですから、 まずはお試しという気持ちで始めて みて、「これは向かないな、子どもも楽しそうではないな…」と思ったら 3カ月~半年 くらいでやめていいと思うのです。 単純に「興味がないことが分かって良かった」と受け止め、また別のことを始めれば良し。同じようにまたやめてしまっても、それで良しと考えてもいいのではないでしょうか。 それでも習いごとをやめさせることに迷うようなら、納得できる 小さな目標やゴールを定めてみる のも良いでしょう。 例えば、ピアノを習っているなら「この曲が弾けるようになってからやめよう」、スイミングなら「平泳ぎができるようになったらやめよう」といった小さな目標を設定するのです。達成したあと、もう1度やめるかどうかを子どもと一緒に考えてみる、といった方法もありますね。 「ここまでできたらOK!」というゴールを明確にすることで、「できない、あきらめたから、やめた」といったネガティブな感情ではなく、「達成できた」というポジティブな感情でスッキリとやめられるでしょう。 また本人から「やめたい」と言ってきたときは 「何かほかにやりたいことある?」 と聞いてみると、意外と別の興味が生まれていることもあります。それなら「代わりにそっちをやろう」とスライドできるので、やめやすいかもしれません。 もし、明らかに子どもの 元気がなくなってきた、疲れているように見える… などの心配な変化を感じた場合は、一定期間休む、あるいはやめるなど早めの対処が大切です。 習いごとのやめどき。タイミングで迷ったときは、「お試し期間が終わったとき」「小さなゴールをクリアしたとき」「ほかにやりたいことができたとき」「元気がなくなったとき」と、この4つを基準に考えてみてはいかがでしょうか。
2019年04月14日家族と過ごす時間。その時間はとても大切なものですよね。ただその風景に 夫は入っているでしょうか…? 子育てと仕事を両立させようと一生懸命がんばっている妻の中には「夫は必要なし」と悟りを開いてしまう方もいるようです。 夫はいらないかも…と思ってしまうのはなぜなのでしょう? 今回は、 夫不要と感じてしまう妻 に向け、ある提案をしたいと思います。 ■「夫はいらない」妻がそう感じてしまう4つの場面 「夫は、必要じゃないかも…」。 妻がそう思ってしまうのは、一体どんなときなのでしょうか? それは例えば… ・家の中で夫婦の会話がほとんどない。 ・家事もせず、子ども以上に手がかかる。 ・子どもに関心がない様子を見せる。 ・いつも「疲れている」「忙しい」と口走り、まともに会話できない。 上記のようなときが多いようです。 2人でいるのに会話がなかったり、夫がいることでせっかく片づけたきれいな部屋が汚れてしまったり…。もはやいなくても同じ、いや、 むしろいないほうがいい と妻が思ってしまうのも納得です。 また、わが子に対する興味が薄い、無関心というのも、妻の「夫はいらない」という感情につながるようです。 ■「夫の存在価値」が見いだせない理由、原因は? 中には、「夫はいらない」と思っている自分に愕然とする妻もいるでしょう。どうして、そんな極端な感情を抱いてしまうのでしょうか? 心理学の観点から考えてみると、次のような理由が考えられます。 1.いいたいことを我慢しているから ひとつは日ごろ「いいたいことを我慢している」という背景があることです。自分に我慢を強いる存在=夫はいらない、という発想につながっている恐れがあります。 2.夫婦の考えがズレているから 子どもを生むと女性はこれまでと環境が一変します。子どもに対しても、仕事に対しても、家庭に対しても「どうすれば良いのか」という奮闘が始まり、「今まではこうしてきたけれど、これからはこうしていかなければ」と考え方を変えざるをえないことも多くなるでしょう。 けれど、夫はというと「これまでと同じでも問題ない」と変化しないことが多く、出産を機に夫婦の考え方に大きなズレが生じることがあります。 3.妻ひとりでなんとかなるから 要領がよく、家事も育児も仕事もスムーズに回せている。そんなとき「夫っていらないも…」と思ってしまうことがあるようです。 こういう人はがんばり屋さんは、試行錯誤した結果、効率の良い働き方・動き方ができるようになります。そのため、子育ても仕事も問題なくこなせてしまい、夫の存在価値が見いだせなくなってしまうのでしょう。 ■「夫はいらない」と思い続けるリスク 実際に別居、離婚といった行動に出るわけではないけれど、「夫はいらない」と思い続けている…それは、どのような悪影響があるのでしょうか。 前述した「夫の存在価値が見いだせない理由」を見ていくと、今は小さな気持ちの変化やズレであっても、いずれ夫婦間の大きな問題に発展する可能性があるように感じます。 例えば、いいたいことを我慢している妻。その状況は、長くは続きません。積もり積もって抑え込んだ感情は何かのタイミングで火山のように噴火します。 出産を機に生まれてしまった考え方のズレがあることに気づきながら、話し合うなどの対処をしない妻。そのまま日々を過ごしていくと、「夫とは理解し合えない」と、気持ちが離れてしまうでしょう。 ひとりでなんとかなっている、と思っている妻。そのため、「夫が存在している」という事実が、子育ての大きな安心材料になっていることにも気づかなくなっていきます。 「夫はいらない」と思い続けている気持ちは、 妻の心をどんどんむしばみ続けます。 夫婦の距離は離れ、家庭内離婚へ一直線…というのも時間の問題です。 では、どうしたらいいのでしょうか? ■夫不要と感じたら「週一で一緒においしいものを食べる」 ある実験で「おいしい食事や楽しい時間を共にすることで、そこでの話の内容や一緒に食事をしている相手に対しても、ポジティブな感情と結びつけられる」という効果がわかっているそうです。ビジネスでの交渉事や接待で会食するのは、これが応用されているんですね。 なぜ、食事をすると、相手にポジティブな感情が生まれるのでしょうか? それは、おいしいものを食べると誰もが心地よい感情「快楽」を抱くからです。 その場で聞いた話や一緒にいた相手はその「快楽」感情と結びつき、食事の場面を後で思い返したとき、相手に対して好意的な感情がよみがえるのです。 「夫はいらない」という感情が芽生えている人は、このテクニックを応用してはいかがでしょうか。 具体的には 「週に一度おいしいものを食べにいく」 と決めてみるといいですね。子どもがまだ小さく、お店での食事が難しければ、デリバリーやテイクアウトでもかまいません。要は、おいしいものを一緒に食べることが大切ですから、気になるお店を見つけておきましょう。 おいしいものを一緒に食べる行為は、相手に対して好感を抱くと同時に、あなたの気持ちもほぐしてくれるでしょう。「食べる+楽しむ」時間を夫婦一緒に持つようにすれば、「夫はいらない」の感情に歯止めがきくかもしれません。 いつもの食事は、子どもに食べさせることに必死だったり、子どもの好物優先でつくることも多いですよね。でも、週に一度くらいは、自分たちが好きな料理を選び、ゆっくり楽しみながら食事を楽しみましょう。 そうすることで、夫に対する気持ちをポジティブに変換することはできるはず。例えば、子どもが大きくなったときの夫婦の暮らしなど、 未来のイメージを共有 するような話をして、絆を深めていくといいのではないでしょうか。
2019年04月04日新年度をむかえ、新鮮な気持ちで毎日を過ごしている人も多いことでしょう。新学期やクラス替えをむかえた園や学校では、新たな顔ぶれと環境に慣れるため、子どもたちもさまざまな思いを抱いている時期です。 そんな中 「いつも家にひとりでいる」 、そんな子どもの様子に不安を感じるお母さんがいます。どこにもいかず、友だちと遊ぶ様子も見せず、いつも家でひとり遊びをする姿に「大丈夫かな?」と心配になってしまうようです。 ■「うちの子、いつもひとり…」友だちと遊ばないわが子が心配 「うちの子、いつもひとりで家にいるけど…大丈夫?」と心配になったことはありますか? 例えば、近所の子どもたちが大勢で遊んでいるのを近くの公園で見かけとき。道端で子どもたち2~3人が楽しそうにおしゃべりしているのを見かけたとき。ほかの子どもたちはたくさん外で見かけるけれど、わが子は外に出ようともしない…。 あるいは保護者会の席で、ほかのママたちが「先日はうちの子がお邪魔させてもらって。いろいろお世話になりました」といったあいさつをかわしているが、うちには誰も遊びに来たことがないし、ほかの友だちの家へ遊びにいっている様子もない…。 まわりの子は外でたっぷり遊んでいるのに、わが子はいつも家でひとりで遊んでいる。この事実に「何か悩みがある?」「友だちがいない?」「いじめられてる?」といった 不安がママの心に押し寄せてきてしまう ようです。 ■「家にひとりでいる」のはなぜ? 本当の理由 では、わが子は悩みがあったり、友だちが少なかったり、いじめられたりしているのでしょうか? そのため、家にひとりでいるのでしょうか? 実はこの問題は「子どもの性格」が少なからず関係していると思います。新学期など環境の変化があった場合、子どもの性格によっては順応するのに時間がかかることがあるのです。 もともと慎重な子、内向的な子は、これまでとは違う新しい環境に慣れるのに時間がかかります。大人だって引っ越したり職場が変わったりすると、慣れるまでに一定の時間がかかるものですよね。子どもは今、 順応期間、様子を見ている期間 なのだと受け取ってはいかがでしょうか。 また、いろいろな子と関わりを持ち、外交的だけれど本当はすごく気をつかっている子、頭が良く周囲の様子をよく観察している子も、打ち解けるのに時間がかかる場合があるようです。 外で気疲れしている分、落ち着きたい、様子が分かってから関わっていきたい という思いから、最初のうちは家で過ごすこともあるでしょう。 このように、子どもの性格によって、ひとりで家にいる理由は異なります。必ずしも、ママが妄想してしまうような「悪い」理由ばかりではないのです。 あるいは、お絵描きが好き、本を読むのが好き、ゲームが大好き! など、 家の中で夢中になれる楽しいことがある 場合も「ひとりで楽しみたいだけ」というケースでしょう。 ■心配なひとり遊び、大丈夫なひとり遊び、見極めは? ただ、なかには本当に心理的な苦痛を感じていて、仕方なくひとりで過ごしている場合もあるでしょう。 ひとりが心地良いからひとりでいるのか、心理的な苦痛からひとりでいるのか。見極める方法として、下記の項目があげられます。わが子の様子に当てはめて、チェックしてみてください。 ・よく眠れているか。 ・食欲があるか(おやつを食べるか)。 ・園や学校のことを、聞けば話してくれるか。 眠れない、食欲がない、園や学校のことを聞いても話さない(話してくれた内容に問題がある)… という場合は心に悩みを抱えているのかもしれません。遠慮せずに先生などに相談し、解決策を考えていきましょう。 よく眠れている様子で、食欲もあり、自分からは話さないけれど「今日どんな遊びした?」「どんな本を読んだ?」「何を習った?」など、質問すれば話してくれる。このような場合は、心理的な苦痛があるのではなく、ただひとりでいたいだけということが多いでしょう。 ■「友だち100人できるかな?」同調圧力の功罪 みんなと同じが良いことである、と 同調圧力 の強い時代を過ごしてきた世代は「友だち100人できるかな」という言葉もあったように、 友だちは多ければ多いほど良い と思ってしまうかもしれません。だからこそ、子どもがひとりでいると不安になってしまうのでしょう。 しかし、「家にひとりでいる」ことは環境変化に順応しようとしている、ひとりでいる楽しさを学んでいる場合もあります。今まではクラスのみんなや周りの環境に合わせていたけれど、ひとりで自分の好きなことができるようになった。それはある意味、 成長 とも考えられますよね。 ひと昔前なら、「みんなと仲良くすべき!」と親や先生から教えられ、嫌いな人、苦手な人ともムリして一緒にいなければいけない風潮でしたが、今は 個人個人が自由に生きられる社会 に変わってきているのかもしれません。 家にひとりでいる子どもたちは同調圧力を感じず、自分だけの世界を楽しんでいる、といえるのではないでしょうか。
2019年04月03日休日、小さな娘を夫に預けることになり「ちょっと出かけるから娘を見ていてね」と告げると、予想以上にあたふたする夫。 その姿にこちらが戸惑ってしまったことはありませんか? わが子と2人きりの時間を異常に怖がり 「俺ひとりで、どうしたらいいの?」 と不安になるのは、特に娘を持つパパに多い気がします。 それは、どうしてなのでしょうか? ■パパと娘、初めて2人きりにしてみたら… 小さな娘を夫に預けたことのあるママからは、こんな声が聞こえてきます。 ・30分おきに「どうしたらいい?」と電話がかかってきた。 ・帰宅したら、部屋の中がめちゃくちゃになっていた。 ・「しんどすぎて、もう嫌だ」とパパが異様に落ち込んでいた。 2時間外出しただけなのに、始終ヘルプの電話がかかってくる。帰宅すると台所やリビングが散らかり放題になっている。帰宅したときのパパのやつれ具合がひどい…。 ある程度のトラブルを予想していろいろと準備をしておいたけれど、この惨状に 「ここまで大変なら、次からひとりで出かけるのやめようかな…」 と思ってしまうママも少なくないようです。 ■ネッシーかツチノコか? パパにとって娘は“未知の生物” 娘と2人きりという状況に、パパはどうしてここまで「あたふた」としてしまうのでしょう? 実は、娘と2人きりになると、パパは以下のような心理状態に陥ってしまうのです。 ・初めてのことばかりで、戸惑っている。 ・子ども、特に女の子の好きなもの、興味のあるものが分からない。 ・もしも何かあったとき、対処が分からないという恐怖心がある。 娘の場合、同性であるママは女子ならではの好きなこと、興味のあることがなんとなく分かりますよね。けれど、 異性であるパパは、娘が何に興味がありそうなのか、想像すらできません。 娘の普段の様子を見る機会が少ないパパほど、どんなことに興味を持っているのかが分からず「これが好きかな?」「それともこっちかな?」といった 選択肢すら思い浮かばない 状況に陥っているのです。 また3つめに挙げた 「何かあったとき、どうしたらいいか分からない」という恐怖 は、子育て中のママも抱いたことがあるのではないでしょうか? 子どもと過ごす日々のおかげで「こうすれば大丈夫、こういうときは安心」とママは経験値を積み上げていきますよね。それに比べ、パパの経験値はなかなか上がらず、未だゼロに近いという場合も。 そのため、わが子が泣いたり、様子が少しおかしいと感じると「どこか痛いのかもしれない」「具合が悪いのでは?」「今対処しないと、あとで大変なことになるかも」と、不安が増してしまうのです。 ■パパが「娘と2人になりたがる」ママができる働きかけは? 娘と2人きりになると、どうしても不安になってしまうパパ。そんなとき、ママができることは次の3つです。 1.リハーサルをおこない、状況に慣れさせる。 2.パパを頼りにし、期待させる。 3.「子どもはかわいい」とあらためて認識させる。 まずは1.の「リハーサルをおこない、状況に慣れさせる」から考えていきましょう。 誰しも初めてのことは緊張するものですよね。この緊張感を取りのぞくには 「慣れること」 です。リハーサルをおこなうことで、少しずつ緊張や不安を解消していくことができます。 例えば、ママに外出の予定ができたなら、その数週間前からママも含め3人でお出かけしてみましょう。近くの公園やキッズルーム、ショッピングモールでもいいですね。 最初は、30分だけママが離れる など、短い時間から慣らしていきます。 おうちにいるときも一定の時間、 ママは別部屋に移動して、パパと娘2人だけの空間をつくる ようにします。そうすると、パパはだんだん娘と一緒にいる時間に慣れていくでしょう。 一緒に過ごす時間を増やすと「こういうのが好きなのか」「これに興味があるんだな」と子どもの好きなことが自然と分かってくるはずです。 娘と2人きりの状況を渋るパパには、2.の「パパを頼りにし、期待させる」を試してみましょう。 「あの子、パパと○○に行きたいって」「この前、パパと2人ですごく楽しかったみたいよ」など、 パパと過ごす時間を娘が喜んでいると伝えます。 男性は、頼りにされることをうれしく感じる場合が多いので、わが子の反応が分かると「そうなの…? じゃあ、次は〇〇に行こうかな」「〇〇で遊ぼうかな」などとやる気が増します。 3.の「『子どもはかわいい』とあらためて認識させる」は、なるべく夫に娘のかわいいところ、愛くるしい部分をアピールする方法です。 娘の元気でかわいい笑顔を目にすることで、パパは「癒されるなあ」「かわいいなあ」と自発的にあやしたり、遊んであげたいという意識が芽生えるもの。 そのために、夫が帰宅するタイミングに、 子どもの機嫌が良くなるようなタイムスケジュール を組むのもいいでしょう。 パパの帰宅時間が遅い場合は「寝顔がすごくかわいいよね」「変な体勢で寝てるよ! かわいいから見て~」など声がけをして、わが子が愛らしく、愛おしい存在なのだという感覚をパパにも持ってもらうといいでしょう。 娘の場合、小さなうちは側にいても、成長するにつれて口をきいてくれなくなったり、邪険に扱われたりと、寂しい思いをするパパは少なくありません。 パパは大なり小なり、 「大きくなったら娘に嫌われるかも…」という不安 を持っているものですから、 「今のうちから関わっておけば、嫌われないかもよ」「今たくさん一緒にいたほうが、ずっとパパのこと好きでいられるよ」といった声がけも効果は大きいでしょう。 いきなり預けてしまうと、たいていはうまくいかず、パパも 「もう次は無理!」と拒否反応 をおこしてしまいます。 そうならないために、日ごろから少しずつパパと娘を2人きりにする時間をつくり「子どもはパパが好き」「子どもはかわいいもの」という意識を植えつけることで、ママもすっきりとした気持ちでお出かけできるのではないでしょうか。
2019年03月26日立春が過ぎると暖かな日が多くなり、本格的な春が近づいているのを感じますね。さて、春といえばおひな祭り! みなさま、雛人形はお家に飾っていらっしゃるでしょうか。お内裏様のお二人はまさしく「日本のプリンスとプリンセス」といった華やかさがありますよね。 女性なら多かれ少なかれ誰しも持っているといわれる「プリンセス願望」ですが、あなたはいかがでしょうか。 以下の簡単な心理テストで見ていきたいと思います。 Q.プリンセスの代表といえばシンデレラ。物語は王子と結婚、めでたしめでたしで終わりますが、その後シンデレラはどんな生活を送ったと思いますか。深く考えずに直感でお答えください。 1.お城で出される食事やスイーツが美味しくてつい食べ過ぎ、10キロ太ってしまって王子に「痩せなければ離婚だぞ!」と言われ、あわててダイエット中 2.王子に「プリンセスには高い教養が必要だから、イチから勉強してね」と言われ、毎日お城に来る家庭教師にしごかれて、色々なことを勉強させられている 3.結婚後すぐに赤ちゃんができたが、育児が思いのほか大変で王子に毎日八つ当たりしている 4.王子に「あのガラスの靴を国の名産品として売り出すプロジェクトの責任者になって」と言われ、工場を探したり他国に営業活動に出かけて忙しい毎日を送っている 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「お城で出される食事やスイーツが美味しくてつい食べ過ぎ、10キロ太ってしまって王子に「痩せなければ離婚だぞ!」と言われ、あわててダイエット中」を選んだあなた ありのままの自分と仲良くできているあなたは、どんな状況にも楽しみや幸福を見出せるので、今の生活をバージョンアップしたい! といったプリンセス願望はあまりないほうでしょう。他人や環境に頼らず、自分の欲しているものが何かを冷静に見極められるタイプです。 2、「王子に「プリンセスには高い教養が必要だから、イチから勉強してね」と言われ、毎日お城に来る家庭教師にしごかれて、色々なことを勉強させられている」を選んだあなた あなたは現在の生活にどこか欠乏感を抱いているかもしれません。もし〇〇だったら、××があればいいのにな~という気持ちが強く、その点ではプリンセス願望は比較的強いほうといえます。丁寧な接客をしてくれるホテルのラウンジやエステに行って、手っ取り早くお姫様気分を味わってしまいましょう。 3、「結婚後すぐに赤ちゃんができたが、育児が思いのほか大変で王子に毎日八つ当たりしている」を選んだあなた あなたは地に足がついている生活を好み、冒険や新しいことにチャレンジするのが苦手かもしれません。未知な生活となるプリンセス願望はほとんどない、ある意味オトナな女性です。自分の人生は自分で切り開いていこうと考えているので、安易に他人に頼ろうとはしないタイプです。 4、「王子に「あのガラスの靴を国の名産品として売り出すプロジェクトの責任者になって」と言われ、工場を探したり他国に営業活動に出かけて忙しい毎日を送っている」を選んだあなた もらったチャンスはきっちりと活かせるタイプのあなたは、プリンセスという立場を上手に活用できる世渡り上手な人。プリンセス願望は高いほうで、現実の生活でも他人に引き立てられて期待以上の働きを見せ、生活のステージを上げていけるガッツがあります。どこにチャンスがあるかわからないので、幅広い人脈を作っておくことをおすすめします。 いかがでしたか? プリンセス願望は自分磨きや成長の糧にしていければとても有効に働きますが、単純に「ラクしたい! 注目されてチヤホヤされたい!」という「他者からの承認欲求」が強くなってくると少々面倒かも…あなたは承認欲求が強いほうでしょうか。 詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「私のこと見て〜!あなたの「承認欲求」は強いほう?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年03月15日兄弟姉妹のいる家庭では、子ども同士それぞれに秘めた思いがあるものです。 「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はいいのに、どうして自分はダメなの?」「長女(長男)だからって、どうして自分ばっかり我慢しなきゃいけないの?」といった言葉が、子どもの口から出てくることもあるでしょう。 ママのなかには「もしかしたら私の接し方が、きょうだい差別を感じさせているのかも…」と不安になる人もいるでしょう。 今回は、 子どもたちにきょうだい差別を感じさせないための声がけ法 について考えてみたいと思います。 ■ドキッとする子どもの言葉「きょうだい差別を感じさせているかも…」 兄弟姉妹がいると「愛情に偏りが出ないよう気をつけている」というお母さんも少なくありませんよね。ただ、以下のような言葉を子どもが口にしたら、「不平等な扱いをしたつもりはないのに…」と不安になってしまうこともあるでしょう。 ・「お姉ちゃんばっかりひいきして、ズルい!」 ・「なんでお兄ちゃんはいいのに、私はダメなの?」 ・「弟なんていらない!」 ・「妹になりたい」 子どもは、親の何気ない言葉を聞き逃さず、 「ほかのきょうだいと自分は扱いが違うのだ」と敏感に感じる ことがあります。例えば、こんな言葉を子どもにかけたとしましょう。 「お姉ちゃんはかわいいからモデルになれるかもね。あなたはパパに似たけど…」 容姿について、直接的な優劣をつける言葉ではないので、ママに悪気はなかったのかもしれません。しかし、姉妹を持つ母としては少々デリカシーのない言葉といえるでしょう。 こう言葉をかけられた子はどんな気持ちを抱くのでしょうか。言われた側は、容姿の優劣はもちろん 「私よりママはお姉ちゃんが好きなんだ」 という感情を抱くでしょう。 何気なく放ったひと言でも、子どもは敏感にきょうだい差別を感じ取ります。 そんな出来事が過去になかったでしょうか? 先に紹介した言葉を子どもが口にするようなら、ママ自身の言葉かけが間違っていたのかもしれません。 ■親子の「感情のズレ」あって当たり前と自覚する あるママは「お姉ちゃんは髪を結んだほうがかわいいけど、下の子はおろしたほうがかわいい」と思い、下の子の髪は結ばなかったそうです。 親は良かれと思ってしたことでしたが、下の子はそのとき「私も結んでほしいのに、どうして?」と悲しい気持ちを抱いていたそう。このような 感情のズレ から、子どもに悲しみや寂しさを感じさせてしまうこともあります。 また、きょうだいがいるママのなかには「長女だから我慢ばかりさせられた」「いつもお姉ちゃんばかりほめられた」といったきょうだい差別を感じて育った人もいるでしょう。 その場合、「自分が長女でたくさん我慢してきた」と思っている人は、 長子に対して甘くなってしまう 傾向があります。また、「兄(姉)ばかりほめられた」という気持ちを抱いたことのある人は、無意識のうちに 長子をほめることにブレーキをかけてしまう ケースも。 そんなあなたの態度に対して 何も言わないからといって、子どもに不満がないわけではありません。 かつての自分がそうであったように、子どもは何も言わず我慢をためています。ですから、「自分の子ども時代の感情を満たすために付き合わせてごめんね」と自覚し、反省することもときには必要です。 きょうだい差別を感じさせてしまうのは、こうした 親と子の感情の行き違いが引き金 になっているケースも多いようです。 ■子どもの不満別、きょうだい差別をはねのける3つの方法 わが子がきょうだい差別を感じているようなメッセージを発したら、どのような対応をすればよいのでしょうか。 今からできることは 「子どもの気持ちに意識を向け、望むとおりにする」 ことです。 わが子の言葉から何を不満に感じているかを読みとり、子どもの要望にこたえてあげるのです。それが、不満解消の近道となるでしょう。 子どもの不満別に、以下のような声がけ、働きかけを試してみてください。 【生まれ順についての不満】 例:「お姉ちゃん(お兄ちゃん)になりたい!」「弟(妹)になりたい!」 上の子になりたい、下の子になりたいと言うなら、まずは子どもがそう思う理由を探してみます。たいていは上の子だけにしがちなこと、下の子だけにしがちなことが原因のようです。 例えば、「お姉ちゃんみたいになりたい!」と言うときは、上の子にしていることをそっくりそのまましてあげます。同じ髪形にしてあげたり、同じ洋服を買ってあげたり、同じ習いごとをさせてあげるのも良いでしょう。 また、我慢することが多い上の子に「お姉ちゃん(お兄ちゃん)が欲しかった」と言われたら、我慢させることを一切やめ、思いきり甘えさせてはいかがでしょうか。 【性差についての不満】 例:「お兄ちゃんみたいに、男の子っぽい服が着たい!」 妹が兄の服装やいで立ちを好み「自分も同じようにしたい」というときは「女の子なのに…」と考えず、好きなようにさせてあげます。 黒い色を基調としたコーディネート、トレーナーにズボンなどのカジュアルな服装も満足するまで着させてあげます。 また弟が「お姉ちゃんみたいな人形遊びがしたい」といったときも「男の子のくせに」とは言わず、まずはやらせてあげましょう。 【外見を含めた個性についての不満】 例:「お姉ちゃんみたいにかわいくないから」「弟みたいにできないから」 もし、わが子がほかのきょうだいほど評価されていない、比べられて低く見られていると感じたら、「あなたはかわいい」「あなたはできる」と何度も口にしましょう。 周囲から評価されなくても、ママさえ認めていれば、子どもがきょうだい差別を感じる度合いは薄まります。 また、例えば上の子が「お兄ちゃんは足が速いからリレーが楽しみね」などと周囲から期待されていたとします。それを聞いた下の子が「お兄ちゃんばかりほめられる」と感じているようなら、「あなたの運動会も楽しみだね」「早く応援したいな~」と声がけをしてみましょう。 そうすることで「ママは僕のことも気にかけてくれている」という気持ちが生まれ、きょうだい差別を意識しにくくなるはずです。 「子どもの要求を何でも聞くわけにはいかない」と感じるママもいるでしょう。でも、ときには子どもがやりたいということを「うのみ」にし、思いっきりやらせてあげることも大切です。 子どものやりたい気持ちは一時的な場合が多く、やってみたらどんなものかが分かり、満足して気がすむことがほとんどです。大切なことは、 子どもの言葉を認めること、実際に一度経験させること だと思います。
2019年03月07日一生懸命がんばっているのに、周りは気にかけてもくれない。なぜだか「私ばっかり苦労しているような気がする…」と思ってしまうことはないでしょうか。 いつも部屋をきれいにしておきたい、バランスのとれた手料理を用意したい…。理想の子育て、理想の生活を維持しようとしているだけなのに、どんどん不満がたまってしまうのはどうして? 今回は、思い通りにいかず 「どうして私ばかりが損するの…」とイライラしてしまう心理状態 について考えてみましょう。 ■「私ばっかり損している」とイライラするのはどうして? 「どうして私ばかりが大変なの?」。そう思ってしまうのはどんなときでしょうか。 育児でも仕事でも先回りして準備しておかなければいけないことは、たくさんありますよね。でも、自分ひとりでできることの限界は超えているのに、周りはまったく手伝ってくれる気配がない。肉体的にもしんどいのに、常に「次にやらなければいけないこと」が頭に浮かんでくるので、気持ちの休まる暇がない…。 リラックス状態とは対極にある「私ばっかり」と感じるとき、心の奥深くにはどんな思いが潜んでいるのでしょうか。 人は誰でも「こうあるべき」という理想を持っています。 例えば「家の中は常にきれいであるべき」という思いを、あなたが持っているとしますよね。その理想は間違いではありません。部屋の中がきれいだとすごく気分がいいですし、スッキリして前向きになれますよね。でも、家の中が常にきれいであることが、 すべての人にとって「正しいこと」というわけではありません。 「私ばっかり」と思ってしまうのは、家の中が常にきれいであることを あなた自身が絶対的に正しいと思い込み、他人に対しても「そうあるべき」とどこかで感じている からなのではないでしょうか。 にもかかわらず、家族は家の中が散らかっていてもおかまいなし。「部屋の中が清潔なのは、みんなにとっても快適なはずなのに、どうしてきれいにしてくれないの?」とイライラしてしまうのです。これは自分が快適な状態は周囲も同じように快適なはずだ、という思いが強すぎる可能性があります。 「自分ばっかり」と思ってしまう人には、もう一つ傾向があります。 「自分でなんでもやらないといけない」 とひとりで背負い込みすぎるケースが多いのです。 仕事も、子育ても、妻としても。あるいは介護までも「なんでも自分でやらないと…」と思い過ぎてしまっているのではないでしょうか。 他人に頼れない、頼ってはいけない という思いから「お願いしてもいいかな?」「協力してもらえると助かる」という一言が言えない。自分で自分を追い込んでしまう“考え方のクセ”があるかもしれません。 ■「やりたい? やりたくない?」立ち止まって問いかける 部屋の中がきれいなことを悪く思う人は少ないはずです。誰しもきれいな部屋にいると、すがすがしく感じるものでしょう。それと同時に、「部屋がきれいであることは、人によってハードルの高さが違う」ということを意識するのも肝心です。 多少散らかっていても、あまり気にならない人もいます。反対にチリがひとつでも落ちていると、気になってイライラする人もいるでしょう。そう考えると、常に部屋はきれいであるべきと思っているあなたは、一般的に「思い込みのハードル」が人より高いのかもしれません。 では、そもそもなぜ毎日部屋がピカピカでないと自分の気がすまないのか? と考えてみましょう。実家ではいつも部屋がきれいだったから、という人もいますよね。もともときれい好きで、汚いと気持ちが落ち着かない人もいるでしょう。 けれど「自分ばっかり」と思ってしまうなら、それは心に何かしらの 「つかえ」 があるように思います。 「つかえ」とは、例えば自分も掃除が嫌いなのに、それを認めると主婦として失格と感じてしまうなどといった「自ら抑え込んでいる葛藤」をさします。そんな時は、部屋が毎日きれいであることは「本当に必要なことなのか」と、立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。 実はそれほどやりたくない、面倒に感じている自分がいる。でも掃除しないのはモヤモヤする。そうであれば「水周りだけピカピカにする」「テーブルまわりだけスッキリした状態にする」など、 最も気になる場所だけ優先的にきれいにする のもひとつの方法です。 また、 やりたいこと、実はやりたくないことを、紙に書き出してみる だけでも心の状態がクリアになりますよ。この2つがはっきり仕分けでしたら、 「実はやりたくないこと」を思い切って、全部やめてみる という実験をしてみるのもいいでしょう。 ■「夫は何もやってくれない」とイライラする前にできること また、自分ばかりが家事や子育てをして、何もしない夫に腹が立つというケースをよく耳にしますが、そんなときは一度、一旦冷静になり、本当に夫は何ひとつ家のことをやっていないのか、 夫の行動を観察 してみましょう。 そうすると、例えば「脱いだ洋服を洗濯機に入れている」「落ちているゴミは拾ってゴミ箱に捨てている」「食べ終わった食器はシンクに運んでいる」「寝る前だけはリモコンや本などをまとめ、部屋を整えている」などなど、あなたにとっては当たり前なことでも、夫なりに考えて家事をサポートしている行動に気づくかもしれません。 すると、自分「だけ」がやらされているという気持ちが落ち着き、高くなりすぎた思い込みのハードルが下がってきて「自分もこの程度でいいか」と良い意味で手を抜いたり、夫に期待しすぎる気持ちがクールダウンしてくるでしょう。 「そんなこと、やって当たり前!」と思う気持ちをいったん脇に置いて 「夫が実際にしていること」 だけに目を向けます。すると、自身の思い込みのハードルが高すぎて見えなくなっていた夫の働きに気づけるかもしれません。 それは、ほかの家族や周囲の人々に対しても同じ。 「私ばっかり」の先入観なくまわりの行動を観察 してみるのも、新たな気づきにつながるでしょう。 思い描く理想の生活は、誰にでもあるもの。自分が心地良いから、やっていることもあると思います。ただ、そのせいで「私ばっかり大変」という思いが生まれているなら、いったん立ち止まってみましょう。 どんなことでも、 思いの強さは人によってさまざま であること。その違いにストレスを感じたときは、 「この思いはどこからやってくるのだろう?」と考えてみる ことをおすすめします。 そこで得た新しい気づきは、気持ちよく毎日を過ごすための良いきっかけになってくれるかもしれません。
2019年03月04日春は新たな出会いの季節です。子どもと同じようにママにもたくさんの出会いがありますよね。 「第一印象が大事」 とはよく聞きますし、初対面の人との会話は普段よりも気をつかう、という人も多いのではないでしょうか。ママのなかには「何を話せばいいんだろう」「どんな挨拶が良いのかな」と困ってしまうこともあるようです。 そこで今回は、 初対面で好印象を与える会話術 についてお話ししたいと思います。 ■出会いの春「初めまして」で悩むママ 母親として、初対面同士で会話を交わすにはどんなシーンがあるでしょう? 例えば「保護者会」。子どもが進級したばかりの保護者会は、新たな役員決めや担任の先生の挨拶などがあるため、参加される方も多いですよね。そんなときは、隣の席のママと会話をしたり、簡単な自己紹介をしたりすることもあるでしょう。 それから住んでいる地域の自治会の役員になることもあります。ご近所同士、ママ同士で声がけする場面は、春になると俄然増えてきますよね。 初対面同士の会話で、一番の悩みといえば 「会話が続かない」 。相手のことがまだよく分からないので、どんなことを話題にすればいいのか迷ってしまう…というものです。それから「気の利いたことを言わなくては、と焦ってしまう」人もいます。 「お子さんはどの子かな?」と推測したり、わが子との関係性を過去の記憶から掘り起こしてみたり…と、頭をフル回転させているママもいるでしょう。 また「気に障ることを言って、あとで避けられるのが怖い」と気をつかいすぎて、必要以上の会話を控える人もいます。初対面同士の会話は、このように悩みどころが多いものなのかもしれません。 こういった場合、共通項を探して会話をすすめていくことが多いと思います。それは、共通点を通じて個人的な話を盛り込んだほうが親しくなりやすい面があるからです。 ただし、これは仕事相手やパーティーなど 会う場所が限られるお付き合いの人 とのほうが無難だと私は思います。なぜなら、生活の場が同じ相手に最初からプライベートな話題を振ると、思いもよらぬトラブルに発展することがあるからです。 園や学校、自治会など、これからもずっと関係が続く相手には、 いきなりプライベートな話題は避けたほうがいい でしょう。 ■初対面では何を話せばいい?「OKな話題、NGな話題」 では、これからも子どもや地域を通して継続的に付き合う相手とは、どんな会話がいいのでしょうか? 最初の会話は 「当たり障りのない内容」 を意識してみましょう。具体的にいうと 「その場に関することを肯定する」 内容がおすすめです。 例えば、園や学校の保護者会、自治会の集まりに参加したとします。その場にいるということは、子どもの教育や地域の活性化、治安体制など、何らかの同じ目的を共有しているということですよね。 ですから、その場で「良いな」と思っていることを話題にします。下記の例をご覧ください。 【OK! の会話実例】 ・「この幼稚園、延長保育があって助かりますよね」 ・「この学校、地域との交流が盛んみたいですね」 ・「この園は外遊びが多いみたいですが、ご存知ですか?」 ・「この地域は広い公園が多くていいですね」 その場の集まりに関することを肯定した内容、あるいは相手に対する質問にしてしまうのもいいですね。 反対に、以下のような声がけは避けたほうがいいでしょう。 【NG! の会話実例】 ・「この園、昨年度は先生がうつになって、お辞めになった方が2人もいらっしゃるそうですよ」 ・「この園は〇〇幼稚園より人気がなかったみたいで…」 ・「この地域は何もなくて、子どもを遊ばせにくいですよね」 事実でも、その場に関することを否定するような内容は、情報共有になったとしても「この人、 否定的な人 なのかも…」と思われてしまう可能性があります。 初対面では、当たり障りのない肯定的な話題で切り抜け、 相手がどんな人なのか分かってから、個人的な話題を増やしていく のがおすすめです。 ■悪印象を与えるリスク「仕事、住居、習い事」 自己紹介の場面で、好印象を与えたいときはどうしたらいいのでしょう? 多くが初対面という人の前での自己紹介はとても緊張しますし、得意! という人のほうが少ないものですよね。 結論からいうと自己紹介は親本人でなく、 子どもの話に絞りましょう 。具体的には「兄弟がいる」「こんな習い事をしている」「子どもが現在ハマっていること」などがおすすめです。 どんな子どもなのかを紹介することで「あの人のお子さんはこんな子なんだ」ということが分かりますし「うちもサッカーをしている」「うちの子も〇〇が好きだから仲良くなれるかも」など、共通点があることに気づけば親近感を抱いてくれるでしょう。 自己紹介でおすすめしないのは、両親の 仕事の有無 について話すことです。専業主婦の人、パート勤務の人、フルタイムで働いている人など、働き方は人それぞれですよね。仕事についてのとらえ方も人それぞれ。 例えば「専業主婦は楽そう」と思う人もいれば、「フルタイムで忙しいとPTAの仕事ができないんじゃない?」と思う人もいます。仕事の有無や内容を話題にしたことで、ネガティブにとらえられてしまう可能性がゼロではないからです。 仕事のことに限らず、相手がどうとらえるか分からない話題はできるだけ避けたほうが無難です。例えば、住んでいる場所や、戸建てかマンションかなど 自宅に関すること も、なかにはこだわりを持っている人もいるので避けたほうがいい話題ですね。 また、知り合いの子どもと習い事が一緒だと分かったからといって、「○○さん、ご存知ですか?」と声をかけるのも注意が必要です。 「実は犬猿の仲」「相手のことを良く思っていない」「知り合いであることを周囲に知られたくない」といった可能性があるからです。 当人同士の関係性 が分からないときは、話題に出さないほうが無難でしょう。 ■初対面で好印象「あの人、いいな」と思わせる3つ 会話の内容以外で好印象を残す方法は、大きく分けて3つあります。 まず1つ目は、集まりの場へ 「早めに行くこと」 。 「ただ早く行くだけで、好印象なんて得られるの?」と思われるでしょうが、実は上下関係が明確ではない場合、「先にいる人」がその場の空気感を作り上げます。 話が得意じゃない、人見知りしやすい人でも「先にいる」というだけで、自分自身が話しやすい空気感に自然となるんですね。 そして2つ目は、 「ウケを狙わない」 。 また、自分のことを覚えてもらいたいからと、会話や自己紹介の内容を考えすぎてしまう人もいますが、大勢が初対面という場で「人の印象に残る」のはとても難しいことです。必要以上に気負わず「ウケを狙わない」というスタンスでのぞむほうが、自分らしく気楽に過ごせるかもしれません。 最後3つ目は、 「明るい笑顔」 。 笑顔は人の警戒心をやわらげ、ホッとさせてくれるものですよね。そのときは記憶や印象に残らなくても、再び顔を合わせたときに、「話しやすい」「安心できる」という好意的な感情が相手にわきあがってくるものです。 初対面で好印象を与えたいなら以上のの3つを心がけ、さらに「その場に関する肯定的な話題」を話せば、「初めまして」の不安や悩みから解放されるでしょう。
2019年02月25日「どうしてそんなことを…!」 男の子を持つママからはよくこんな声が聞こえてきます。予想もしないことをやってのけるので、あるときは驚いたり、あるときはあきれはてたり…。 どうしてそんな行動をするのか、意味が分からない! と嘆くママも多いことでしょう。 今回は 「母親の理解しがたい行動をとる男の子…その理由は?」 について考えてみました。 ■「謎過ぎる…」男の子の意味不明な行動って? 男の子の謎に満ちた行動にはどのようなものがあるのでしょうか? それは例えば… ・ダンゴムシをポケットに入れて飼っている(つもり)。 ・段差を少しでも見つけるとジャンプして飛び降りる。 ・登れそうなところを見つけたら、とりあえず登り始める。 ・くしゃくしゃの連絡プリントがランドセルの底から出てくる。 ・お願い事をしても、すぐに忘れる。 ・「誰と遊んでいたの?」と聞いても「名前は知らない」とケロっと言う。 ママたちからすると「なぜ…?」と思うことを楽しそうに、平然とする男の子。こちらの想像を超えてくるその言動には、 男の子ならではの脳の発達が関係 しているようです。 ■「今を生きる!」男の子と「先を見通せる」女の子 なぜ、男の子のやることなすことがママたちには理解できないのでしょうか? それは男の子の行動・言動に次の傾向が強く見られるからのようです。 ・目の前にあることだけを見ている。 ・やりたいことしかやらない。 ・一度にひとつのことしかできない。 これは、男の子ならではの傾向で、男女の脳の成長が関係しています。 脳には右脳と左脳があり、一般的に左脳は「言語」「会話」「記憶」を、右脳は「感覚」「イメージ」などをつかさどっているといわれています。 この右脳と左脳がお互いに情報を伝えたり、制御したりするための重要な役割を担っているのが、 「脳梁(のうりょう)」 。この脳梁は、一般的に脳の成熟が早い女の子のほうが一足早く発達します。 そのため女の子は、自分が感じた感情や状況を言葉にしたり、「○○しないとママに怒られる」といった先の見通しを立てるようになるのが早いといわれています。 これは、脳の情報伝達や制御を行う脳梁が、男の子よりひと足早く大きくなるからだそうです。 男の子は男性ホルモンの影響で、体と脳の成熟が一時的におさえられる期間があります。そのため、女の子の脳梁が大きくなっていく時、男の子の脳梁はまだ小さいままなので、感情を言葉にして伝えたり、先の見通しを立てることが女の子ほどうまくできないわけです。 また、男の子は女の子に比べ、相対的に右脳が発達していく傾向にあるので、図形や空間などの認識が得意なケースが多いようです。 そのため、目の前にあるものを認識し「これは何だろう?」と興味を持って集中してしまうため、ほかのことは目に入らなくなってしまう場合が多いようです。 ■女の子の「共感思考」、男の子の「目的思考」 男女の違いは、「遊び方」にも大きく反映されます。 まずは、女の子が遊ぶときを考えてみましょう。例えば、女の子は「〇〇ちゃんと一緒」など、誰と遊ぶのかを意識することが多いですよね。それから同じ場所で、同じように楽しめるかどうかということも大事にしています。 遊び終わった際も「楽しかったね」と感情を共有し合います。そして「また明日、遊ぼうね」など、先の見通しを立てたような声がけをすることもありますね。女の子の遊び方は 「共感思考」 といえるでしょう。 一方、男の子の場合、相手が誰であるかはあまり気にしていません。大事なことはゲームやサッカーをするための人数が集まるかどうか、なんですね。 目的はゲームやサッカーをすることにあるため、友だちと一緒にいても会話がなく、ひたすら目の前の遊びに集中します。 また、遊び終わったら「家に帰る」という目的だけがインプットされるので、自分のゲーム機や遊び道具を友だちの家に置いて帰ってしまうことも日常茶飯事。こうした遊び方は 「目的思考」 といえるでしょう。 ■男の子育児「あきらめることも大事」 男の子の「謎過ぎる行動」には、脳梁の成長スピードや思考など、さまざまな理由があるようです。男の子ならではの傾向なので、「うちの子、大丈夫かな?」と不安に感じたり、心配する必要はありません。 遊びに夢中で遅く帰ってきたり、落とし物や忘れ物が多かったり、危ない遊びでケガをしたりすると、「また同じことをして…」と、ついつい声を荒げたくなるときもありますよね。 そんなときは 「わが子は今だけに生きている男の子なんだ」 と思い出すようにしてみましょう。人の迷惑になったり、命にかかわることならきつく注意する必要がありますが、「恥ずかしいから」「きちんとしていないから」程度の行動なら、「ま、いいか」とあきらめることも必要。 子どもはママに「ほめられる」「愛される」ことで何よりの幸せを感じます。加えて男の子は女の子と違い、性染色体がXYと異なるため、一つが傷つくと片方が補完…というのができません。そのため、小さいころは女の子より病気がちだったり、身体が弱い傾向にあるといわれています。 誰かに守ってもらわなければ生き延びられない、と本能が働くことから、母親への愛着は女の子より人一倍強いといわれているのです。 大好きなママから、ほめられ愛されることが喜びとなり、生きるエネルギーになる男の子。そのためママが「理解できない、分からない」と 注意したり叱ることは逆効果 。 「え、どうして?」という我が子の行動に出くわしたら、「あ、また謎なことをしている」とあきらめ、 観察者に徹して見守る のが、ママにとっても息子にとっても一番良い方法ではないでしょうか。 参考資料: 『男の子と女の子は脳のつくりが違う! 脳と性質に合った子育ての方法(「幸せ力」の育て方 Vol.8)』ウーマンエキサイト
2019年02月21日2019年がいよいよ幕開けしました。年号が変わるという大きな変化がある今年、私達も新たな気持ちでいい運気の波に乗っていきたいものですね。 ところであなたは普段の生活のなかで、ちょっとした「変化や幸運のシグナル」に気づきやすいタイプでしょうか。 以下の簡単な心理テストで見ていきたいと思います。 Q.久しぶりに学生時代の友人と会う約束をしました。待ち合わせ時間になっても来ないので連絡してみたら、なんと日にちを間違っていて今日の予定はキャンセルに! あら残念ね~、じゃあどうしようかしらと思ったあなたが次に考えたことは何でしょうか。深く考えずに直感でお答えください。 1.さっさと家に帰って録画がたまっているテレビドラマを一気に見てしまおう! 2.せっかく来たから、オシャレなお店をのぞきつつ街歩きをしていこう! 3.いま、これから会える友だちはいないかSNSで呼びかけてみよう! 4.デパ地下で美味しそうなスイーツと、夕飯のおかずを買って帰ろう! 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「さっさと家に帰って録画がたまっているテレビドラマを一気に見てしまおう!」を選んだあなた 自分がやりたいこと、好きなことが明確になっているあなたは、必要な情報を効率よく、素早くキャッチできるので、変化や幸運のシグナルに気づきやすいタイプです。しかしその時点で興味がないことはバッサリと切り捨てがち。もう少し視野を広げてみてもいいかもしれませんね。 2、「せっかく来たから、オシャレなお店をのぞきつつ街歩きをしていこう!」を選んだあなた 好奇心が強く、いい意味で「ムダ」を楽しむ余裕があるあなたは、変化や幸運のシグナルをキャッチする感覚が研ぎ澄まされています。そのため棚ぼた的なラッキーに出会うことも多く、毎日を楽しく過ごせるタイプですが、たまにそのシグナルを活かしきれていないことも。「私は○○がしたい」といった思いを明確にしてみましょう。 3、「いま、これから会える友だちはいないかSNSで呼びかけてみよう!」を選んだあなた 社交的なあなたは、意外と自分の周囲に起こることには無頓着なので、自身が変化や幸運のシグナルに気づくというより、周囲の人たちがそれを運んできてくれることが多いでしょう。やりたいことや欲しいものがあれば、どんどん周りに発信しておいたほうがベター。必要なときに手を貸してくれる第三者が現れる可能性が高まります。 4、「デパ地下で美味しそうなスイーツと、夕飯のおかずを買って帰ろう!」を選んだあなた 堅実でムリをしないタイプのあなたは、変化や幸運のシグナルに気づくことはあっても「気のせいだよね」「私にはありえない」と見逃してしまうことが多いかもしれません。普段「ふと思ったこと」や「なぜか気になること」があったら、その感覚に従ってみましょう。思わぬ発見やラッキーな出来事に遭遇できるかもしれませんよ。 いかがでしたか? まだ今年は始まったばかり、いい事がたくさん起こるように毎日頑張っていきたいものですね。 さて、幸運をつかむためには心身ともに健やかな状態でいることが望ましいですが、それを邪魔する「悪しき習慣」がいくつかあります。あなたが今年、特に気を付けたほうがいい音は何でしょうか。 詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「今年あなたが幸運ゲットするために「気を付けること」は?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年02月15日ママ同士の連絡は、メールやLINEといったSNSで…というのが主流ですね。子どもの園・学校の役員やイベントの係になると、やり取りもひんぱんになります。 そんなとき、ママ同士で連絡グループをつくっておけば、一度にたくさんの人と情報共有できるので、わざわざ電話をしたり、顔を合わせたりする手間がかかりません。 「SNSは効率的!」と感じる反面、なかには 「どう返したらいいの?」「返事は必要?」 など困ったシチュエーションに出くわす人もちらほら…。 「このやり取り、面倒くさい!」と感じるのは、どういった場合なのでしょうか? 避けるための方法は? 今回は、 ママ同士で嫌われないSNS活用術 について見直していきましょう。 ■ママ友のSNSグループ「目的ありき」「期間限定」 子どもが通っている園や学校のPTA役員、行事やイベントなどを企画・運営する係となったママたちが、密にやり取りをするためにSNSで連絡グループを作るのはよくあることです。 もちろん、園や学校だけではなく、お稽古ごとの連絡事項を伝達するグループや、ママ友同士でこまごましたお願いをやり取りをするためのグループもあるでしょう。 こういったママ友同士で形成されたSNSグループは、 「目的ありき」の連絡グループ といえるでしょう。 同じ目的に向かって集まっているグループであるため、必要な情報を確実・迅速に共有できるSNSは必要不可欠なツールというわけです。 ただし、裏を返せば、 目的を達成させるための、多くの場合は期間限定となるグループ といえる側面も持っています。 ■「どう返したらいいの?」モヤッとするメッセージ例 目的ありきのSNSグループに投稿されるメッセージは「〇月〇日の〇時から〇〇に集合をお願いします」「○○さん、○○をお願いできますか?」など、連絡事項の伝達と各自に与えられた役割を遂行するためのやり取りが多いことでしょう。 しかし、ときどき 「これ、どういう意味なのかな…」 と頭をかしげたくなる内容が投稿されることはありませんか? 例えば、きれいに盛りつけられたお弁当の画像とともに「お弁当、頑張ってつくりました!」というメッセージが投稿される、「今日は〇〇で遊びました!」といった日記感覚の内容が投稿される、「リラックスできました~!」といったメッセージとともに旅行先の風景写真が投稿される、などなど…。 「目的ありき」のSNSグループに、突然「目的のわからない」投稿…。 誰に向けて送られたのかよく分からない内容に、困惑してしまうママも少なくありません。 「無視するのも申し訳ないし…。これ、返事したほうがいいのかな…」と、どう対応したらいいのか悩んでしまう場合も。つい自分が反応してしまったことにより、今度はほかのメンバーを「自分も返信しないとマズいかな」と悩ませてしまうこともあるかもしれません。 また、本来の目的である役員の仕事や、企画やイベントに関連したことでも「もう2月ですね~。そろそろ準備しないといけませんね」といった 具体性のない投稿 にも「何が言いたいのかな?」と勘ぐってしまうママもいるようです。 さらに、「〇〇さんと○○さんの意見が衝突して、口をきかなくなっちゃったみたいで…」といった当人同士で解決すべき 個人的なもめ事 まで報告してくる、 トラブル解決の依頼 がひんぱんにある、といった最悪のケースも。 本来の目的から逸脱した投稿によって、SNSグループが役目を果たさなくなる…という事態になってしまうかもしれません。 ■モヤっとしたら「ゆるくスルー」でストレス回避 それでなくても、家事に育児に大忙しのママ。目的達成のためなら行動するけれど、ムダなやり取りに時間はかけたくはないものですよね。 では、面倒と感じる投稿にノーストレスで対応するにはどうしたら良いのでしょうか? 具体的には ・スタンプのみで返事 (返事のしようがない投稿に対して) ・短いメッセージで返信 (「そうですね」「どうしましょうか?」など質問で返す) ・関係ない話題はスルーし、目的に関連する話題にすり替える (「ところで…」) ・「直接会って話を聞くよ」と提案する (もめ事やトラブルなど) といった対応が望ましいでしょう。 日記感覚のメッセージやプライベートを披露するような内容は、本人に悪気がないケースが多いと思います。グループのメンバーや、グループそのものの存在に親しみを持っていて「自分のことを知ってほしい」という気持ちから投稿してしまうのでしょう。 このような投稿をする人は「目的達成のために投稿するグループ」「プライベートを投稿し合うグループ」といったSNSの使い分けが、自分の中で明確ではないのかもしれません。 過剰に反応しすぎず、おおらかな目線で スタンプ などを送ってあげましょう。もちろんイラッとしてしまうときは「いいですね」など 短く返信するだけで、あとはスルー というのもありだと思います。 もめ事の解決を頼まれたときは 「次に会ったときに聞くね」 と時間を置こうと提案しましょう。その間に状況が好転することもありますし、直接話をすることで解決の糸口がつかめることもあります。 急ぎでないもの、目的とは関係ないトラブルは「いったん保留」という形をとるのも効果的です。 人との付き合いでは「モヤモヤしたやり取り」はどうしても生まれてしまうもの。SNSならなおさらです。 今回お伝えした「ゆるくスルー」を実践することで、ママ友とのSNSで少しでもストレスが解消できるよう願っています。
2019年02月07日「この春から、夫の転勤が決まった…」。 夫の転勤について行くにしても、行かずに単身赴任となるにしても、家族にとって大きな環境の変化となることは間違いありません。 今回は、 夫の転勤についていく場合、逆に妻子は残って単身赴任となる場合、それぞれのメリット・デメリット を考えていきましょう。 ■夫の転勤「ついて行く? それとも単身赴任?」 夫から「転勤が決まった」と告げられたとき、心の中にはさまざまな不安や疑問がわきあがってくると思います。 「家はどうするの?」 「ついて行くなら、子どもの学校は?」 「私の仕事はどうなる?」 「ついていった赴任先で、私ができる仕事はあるの?」 といった疑問から、 「今の環境や状況が、変わってしまうのかも…」 「今と同じ生活を送ることはできない?」 というような不安ではないでしょうか。 安定している今の状態を変えたくはない。 思いもしない変化に、自分は対応できるのだろうか…。 そうした変化への不安は誰しもあるものです。 また、転勤期間がはっきり決まっていない、そもそも戻って来られるかどうかもわからないこともありますよね。現在の生活をどこまで残していくのか? といった問題に頭を悩ませることも少なくないでしょう。 ■転勤夫についていく場合の「メリット・デメリット」 では、夫が転勤する場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。 まずは、家族全員が転勤先へついていく場合のメリット、デメリットを考えてみましょう。 赴任先についていく場合のメリットは 「家族の絆が強くなること」 です。ほとんど知らない土地に住み始めるとなると、最初、頼れる存在は家族だけになりますよね。そうなると、何か問題や心配事が起きたときは家族一丸となって問題に対処せざるを得なくなります。 「自分たちだけで乗り切るしかない!」という思いが強まり、家族一人ひとりが考え、行動していく機会が増えます。その結果、団結力が深まっていくわけです。家族以外の人に頼るという選択肢がなくなるデメリットによって、家族の絆が強まるメリットが大きくなるのでしょう。 また、夫目線で考えると、仕事をする場所は変わりますが、 家に帰れば今までと同じ家族の空間がある ので安心できます。リラックスできる場所があると、仕事にも不安なく打ち込むことができるでしょう。 一方、デメリットとしては 「ほとんどの場合、妻は仕事をやめなければいけない」「赴任先で就ける仕事があるかどうかわからない」 などがあげられます。 また、夫とは違い、妻はご近所づきあいや地域と関わる機会がこれまで以上に増えることも…。子どもが園や学校に通うとなればなおさらです。 そうなると、 土地の人となじめるかどうかといった不安 も妻は抱えることになるでしょう。 ■夫が単身赴任する「メリット・デメリット」 では夫1人で単身赴任し、夫以外の家族は今まで通りの生活をすることを選んだ場合、どんなメリット・デメリットが考えられるのでしょうか。 大きなメリットは 「妻自身が仕事を続けられること」と「子どもが転園・転校しなくてすむこと」 ではないでしょうか。 妻は今まで通りキャリアを築き続けることができますし、子どもに環境の変化を強制せずにすむので「新しい園や学校でやっていけるかな」「友だちができるかな」というような心配や悩みが生まれることもありません。 また、妻にとって一番大きなメリットといえるのが 「夫の世話がなくなる」 こと。夫が家にいないということは、単純に大人1人分の食事の用意、洗濯などの家事がなくなるだけではありません。 例えば、夫の帰りが遅くなったら夜食やお風呂の準備をして待ったり、スーツやシャツをクリーニングに出したり、出張の時は荷作りしたりと、通常の家事のほかに夫の世話は意外とあります。それがなくなればずいぶんと楽になる、と感じる人は多いのではないでしょうか。 反対に、夫が単身赴任するデメリットとしてあげられるのは 「夫の健康や生活の管理ができない」 こと。 食生活や運動習慣などを把握してコントロールできないため、「揚げ物やお肉ばかり食べていないかな」「汚部屋になっているかも」「ちゃんと洗濯しているのかな」と心配になってしまうでしょう。 また、夫が不在であることに妻が慣れすぎ、たまに 夫が帰って来たときのお世話を面倒に感じてしまう というデメリットも。夫が家にいないことが日常になってしまい、夫への関心、愛情が薄れてしまうことは夫婦関係に大きなダメージを与えます。コミュニケーションをとることの大切さを忘れないようにしてほしいですね。 ■夫の転勤=ワンオペ育児となる「リスク」 夫の転勤について行く、あるいはついて行かない。そのどちらを選んでも共通しているのは 「ワンオペ育児になるリスクがある」 ということです。 転勤について行ったら、夫は仕事、周囲は知らない人ばかり。一方、ついて行かないとしても、一番子どものことを相談したりお世話をお願いできる夫は遠方で頼れない…。 自分ひとりしかいない状況とは、どんな状況なのか。少し想像しておくだけで、いざとなったとき、パニックに陥ることなく落ち着いた対処が可能になるでしょう。 しかし、 「これからは自分がしっかりしないと!」と気負いすぎるのは禁物 です。ひとりで育児をすることになっても母親役、父親役、どちらもこなそうとがんばらなくて良いんです。できることには限界があると、最初から良い意味で開き直りましょう。 困ったときは「さあ、どうしようか?」「この方法でやってみようかな?」と、スルリとすりぬけていくような感覚で向き合えると気持ちも楽になると思います。 「去る者日々に疎し」。この言葉は「親しかった人も遠く離れてしまうと、次第に親しみが薄れる」という意味です。もし、転勤について行かないと決めたなら、離ればなれになっても夫婦関係に亀裂が生じないよう、上記の言葉をぜひ思い浮かべてみてください。 例え夫であっても、今ここにいないというだけで、次第に存在感が薄まってしまう。夫の単身赴任はある意味、 夫婦の絆が試されているとき といえるかもしれません。 夫の単身赴任後は、今以上に直接コミュニケーションをとり、夫不在が当たり前にならないようにする「努力」が欠かせません。夫婦でいることの意味を見失わないように、そして子育ては「なるようになる」と気負いすぎない。こうした心構えが大切でしょう。
2019年02月03日子どもがすくすくと成長し、たくさんのお友だちができて「ママ似ね」「パパ似ね」なんて言葉もかけられるようになったころ。 大勢のお友だちと一緒にいるわが子を見て、知らず知らずのうちに、 ほかの子どもと“外見”を比較している自分 にドキッとしたことはありませんか? 今回は、 子どもの外見を気にしてしまう親の心理 について、ひも解いていくことにしましょう。 ■「子どもの外見が気になる」のは、どんなとき? 子どもの外見が気になってしまうとき、というのはどんなシチュエーションなのでしょう? それは例えば、幼稚園や保育園、子どもがたくさん集まる公園にいるとき。たくさんのお友だちに囲まれている様子を見ているうちに「あの子、すごくかわいいな。でも、うちの子は…」と、わが子とまわりの子どもを比べてしまう…。 また、バレンタインデーにチョコレートをたくさんもらった、学芸会やお遊戯会で主役に推薦されたなどと聞くと、「あの子は見た目が良いから。その点、うちの子は…」と、わが子の外見が気になり始める人も…。 あるいは、ほかの子は周囲から「かわいいね」「美人になるね」と言われるのに、わが子はそう声をかけられることが少ないことに気付き、落ち込んでしまう人もいるようです。 そういったママに話を聞いてみると、自分自身がそう思い始めた…というよりも、 周囲とのかかわりを通して、子どもの外見が気になり始めた… というケースが多いようです。 ■「子どもの外見が気になる」のはどうして? ではなぜ、子どもの外見が必要以上に気になってしまうのでしょうか? それは、あなたが 「外見で人生は決まる」という強い思い込み を持っているからかもしれません。過去の経験が、思い込みの原因となっているケースは多いようです。 例えば、親に自分の外見について指摘されたことがあるとします。コンプレックスに感じながらも気にしないように生き、恋愛をして結婚。子どもが生まれて子育てを始めたとしましょう。 けれど、子育てしながら周囲とかかわっていくうちに、過去にあなたが抱いていた 外見に対するコンプレックスが再燃 してしまう…ということがあるのです。 あるいは、過去に人から外見に関することで何か言われ、悲しい思いをしたことがある。思い出したくないくらい嫌な気持ちになったことがある。また、逆に「美人は得」と何度も言われたり、耳にする環境にいたことがある。 こうした経験が、わが子の外見を必要以上に気にする原因となっている可能性は大いにあるでしょう。 ■子どもの人生は自分の人生? 錯覚が引き起こす悪循環 外見を気にするのは、 子どもを通して自分の人生を生き直そうとしている から。子どもの人生を、自分の人生だと錯覚している状態なんですね。 わが子を見て、自分の子ども時代を思い出し、過剰な期待をかけてしまう。けれど、期待通りにいかないことに気付き、気落ちしてしまう…。 過剰な期待をかけるママも、再燃した過去のコンプレックスに苦しんでいるのでしょうが、期待をかけられる子どももまた、同じようにつらい思いをしてしまうこともあります。 負の連鎖はここで断ち切らなくてはいけません。では、この状況から抜け出すには一体どうしたら良いのでしょう? おすすめなのは 「自分の外見を磨くこと」 です。自分を「これ以上はないくらい満足!」というくらいまで磨きに磨いて、きれいになっていくことです。 子どもの外見が気になるのに、自分がきれいになってどうするの? と思う人もいるかもしれません。一見、無関係に見える行動ですが、これが効果大なのです。 ■忙しい今だから「とことん自分の外見を磨く」 「子どもの外見がどうしても気になる」という人はまず、自分の外見を満足いくまで、きれいにしてみましょう。 小さな子どもがいると家族のことが優先になり、自分のケアがおざなりになることも多いですよね。けれど、年齢を重ねた今のほうが、実は 「きれいな人」という印象を得る絶好のタイミング なのです。 その理由のひとつは「きれいになれるツールが豊富」なこと。過去に自分の外見に対するコンプレックスがあったとしても、今はそれをカバーするだけの方法やアイテムが世の中にはたくさんそろっています。 子どものときはメイクなどしませんから「すっぴん」の顔立ちだけで勝負しなければならず、ある意味、シビアな世界でしたよね。 けれど、今はメイクのコツさえつかめば、雰囲気美人になることは誰にでも可能です。それに、今まではコンプレックスと感じていた部分も、上手にアピールすることでチャームポイントに変わる可能性もあります。 若いころからさまざまなファッション、ヘアスタイル、メイクに挑戦してきたことで、おのずと「自分に似合うもの」も分かってきますよね。年齢を重ねることで「何をすればきれいに見えるか」といったことは、自然と身についているのです。 さらに、忙しい子育て期の真っただ中で、自分に手間ひまをかけている人がまわりに少ないというのもチャンスです。「きれいな人」のハードルが下がっている今こそ、ほんのちょっとした努力をするだけで、「あの人、いつも雰囲気が良いな」「いつも清潔感がある人だな」といった周囲の評価がえられるでしょう。 すると、外見に対する思い込みや、過去のコンプレックスが自然とあなたの中で浄化されていきます。子どもの人生を利用して生き直さなくても、あなたは あなた自身の人生を生きる ことができるわけです。 子ども時代と比べれば「きれいな人」の評価を得やすいのが今。ということで、まずは自分の外見をとことん磨いてみてはいかがでしょうか。自分のためにケアをして、自分をきれいにする。そうすることで子どもの外見のことは自然と気にならなくなっていくものだと思います。
2019年02月02日これからの時期、子どもの卒園、卒業を控え、職場でも送別会などがあり、お誘いを受けることがいつもより多くなるかもしれません。 ランチや飲み会などの約束ごとに、よく誘われるという人、自分から声をかけるほうが多い人、半々くらいという人と、さまざまだと思います。でも、なかには 「自分ばかりが声をかけている」 とふとした瞬間に不安を感じる人もいるでしょう。 誘われない自分は、 もしかしたら嫌われているのでは…? 今回は、そんな不安を感じてしまう理由についてお話していきましょう。 ■気づけば声をかけるのは「いつも私」 例えば、良さそうなレストランを見つけたから、友だちをランチに誘ってみる。久しく会っていない古くからの友人グループに「たまには飲みにいこう!」と幹事となって集合をかける。誘う理由はいろいろです。 しかし、誘うのはいつも自分ばかり…と気づいた時、なかには「誘われることがとても少ないのはなぜだろう?」「もしかして、私は会いたいけれど、相手はそう思っていないのではないだろうか?」「声がかからないのは、実は嫌われている証拠なのかもしれない…」と感じる人もいるでしょう。 自分から誘うことが多い人のなかには 「誘われない」という事実をこのように重く受け止めてしまう場合も。 こうした不安を一度持ってしまうと、自分から誘いづらくなってしまいますし、人付き合いが楽しくなくなってきてしまいますよね。 「誘うより、誘われるほう」というのは事実だとしても、それがそのまま 「誘われない=嫌われている」 という図式に当てはまるのでしょうか? ■「嫌われているかも」と思ってしまうのは、なぜ? 誘われないことに「嫌われているかも」という不安を感じてしまうのは、なぜなのでしょうか? それは、自分に対し「私は会いたいと思われない、誘うに値しない、つまらない人間である」という “無価値観” を無意識のうちに持っているからだと考えられます。 この無価値観を持つ人は、普段は実感がなくても意識の奥で 「自分は誰かにとって、何の価値もない人間なのだ」 という思いが眠っている状態です。 日常の暮らしのなかでは、こうした思いが顔をのぞかせるシチュエーションは必ずしても多くありません。でも、今回のように「誘われないことが多い」という事実に直面したとき、無価値観がムクムクと頭のなかを占めてしまうのです。 その無価値観は、誰かがそう言ったり評価したものではなく、あくまで自身が「そう感じているだけ」の、人なら誰もが持つ “思い込みのひとつ” 。 その感情には、あなたを誘ってくれない相手がどんな状況で、どんな気持ちを抱いているかは、直接的に関係がありません。なぜなら、 「相手にとって価値ある存在なのかどうか」は、あなたの想像でしかない からです。 ■誘われない理由はひとつじゃない 誘われない=嫌われている。その思い込みは、あまりにも偏っているように思います。 実際、誘われない理由はさまざま。思いついただけでも、これだけありました。 誘われない理由 ・相手も「そろそろ会いたいな」と思った時に、たまたま自分が先にタイミング良く連絡しているだけ。 ・相手がほかからも誘われることが多く、スケジュール調整が難しい。 ・相手がもともと食通ではないため、自分から「ここに行こう!」といった誘い方ができない。 ・自分から誘って断られると、気まずい空気になりそうでなんとなくイヤ(仲良しの状態をキープしていたい)。 ・家の都合で直前に予定をキャンセルしなければならない時がある。ドタキャンは避けたいから、自分からは積極的に誘いづらい。 ・誰かとアポをとって会う、約束をとりつけることが、そもそも面倒だと感じてしまうタイプ(その日の気分で会いたい)。 いかがでしょうか。あげてみると 「好きだけど誘わない理由」 はこんなにたくさんあることが分かります。 自分から誘うことが多いというあなたも「それなら私にも当てはまるかも…」というものがあるのではないでしょうか? そもそも嫌いな人とは、ランチはおろか、お茶するだけでも避けたいものです。「今日はちょっと体調を崩していて…」「仕事が忙しくて…」など誘いを断るための適当な理由はいくらでもありますよね。 でも、あなたが誘えば応じてくれるわけですから、 嫌われている可能性はほぼゼロ ではないかと私は思うのです。 人に会いたい、と思う気持ちは大切にしたいですよね。せっかく会いたいと思える人がいるのですから、自分の勝手な思い込みだけで、その 気持ちにブレーキをかけるのはとてももったいない ことだと思います。 「誘われないこと」を不安に思う原因の大半は、自分自身にあるのかもしれません。会いたい人がいるなら、「どちらが誘ったか」なんて細かいことは気にせずに、どんどん声をかけてはいかがでしょうか。
2019年01月22日夫が仕事のことで何やら悩んでいる…。そんなときは少しでも力になってあげたいものですよね。誰かの助けになることを「支える」といった言葉で表現しますが、妻の場合はどのような行動をすることが夫の支えとなるのでしょうか。 今回は、 仕事で悩む夫に対して、妻はどう接すればいいのか、どう支えればいいのか を、成功例を元にタイプ別に解説しましょう。 ■口の重い夫…問いただすより「いつでもあなたの味方」宣言 夫を支えるには、あらかじめ夫がどんなことで悩んでいるかをなんとなくでも知っておくといいですね。 けれど、なかには仕事の話を家で一切しない夫もいます。そのため、どんな悩みを抱いているか、皆目見当がつかない…という人もいるでしょう。 仕事上の悩みというと、一般的には下記のようなものではないでしょうか。 ・「上司とそりが合わない」「部下の考えていることがよく分からない」など人間関係が上手くいっていない。 ・現在担当しているプロジェクトが計画通りに進んでいない。トラブルが多発している。 ・残業代が出ない、給料が安い、労働時間が長いなど会社や仕事自体に不満があり、会社を辞めて転職することを考え始めている。 ・上司からなんとなく自主退職をうながされている。リストラ候補になっている。 など 上にあげた例以外にも、夫が苦境に立たされるシチュエーションは数多くあります。今、夫はどんな状況にいてどんな気持ちでいるのか、を意識しながら普段の会話に耳を傾けてみると良いかもしれません。 会話のなかで 「何かあったの?」と直接的な言葉をかけるのはNG 。かえって夫はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。 「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」「無理していることがあるなら我慢しないでね」といった、いたわりの言葉をかけてあげるといいですね。 イソップ寓話のなかにある『北風と太陽』というお話をご存じですか? このお話で旅人は、北風を吹き付けられても脱がなかったコートを太陽のあたたかさで脱ぎ捨てます。 それと同じように「最近おかしいよ。何かあったの?」と問いただされるよりも、言葉や態度で 「私はいつでも味方だよ」 といたわられるほうが、夫の心も軟化するはず。 なかなか悩みを言い出せないタイプでも、何が起きているのか自然と話してくれる可能性は高まります。 ■工藤静香タイプか三田寛子タイプか、あなたはどっち? では「自分は味方である」と意識させたうえで、妻はさらにどんなことができるのでしょうか? タイプ別に、大きく2つに分けられるでしょう。 ・能動的に支える「工藤静香」タイプ 能動的に夫を支えるタイプとは、夫の仕事を自分のできる範囲で積極的にサポートするタイプのことです。 このタイプの妻は、夫の人間関係に自らも加わり、互いが衝突しないようにとりはからったり、調整したりすることもあります。あるいは自分で新たな仕事を生み出し、収入源を確保することで家庭の安定をはかることもあります。 芸能人で例えれば、木村拓哉さんの妻・工藤静香さんなどが代表的でしょう。 夫はもちろん、芸能界デビューした次女に対しても、周囲と積極的に関わり、自らが動いて自分の希望をかなえているイメージですよね。 ・陰で支える「三田寛子」タイプ 能動的とは真逆なのが、陰で支えるタイプ。出過ぎた印象を与えず、夫への尊敬の念を崩さず支えるタイプです。どんなときも表立つことはなく、妻としての役目を淡々とこなしていきます。 芸能人で例えるなら、三田寛子さんがぴったりのイメージでしょう。 歌舞伎役者の妻という重責のなか、裏方仕事を一手に引き受けた彼女は、夫の不倫報道の際も一切動じた様子を見せませんでした。謝罪と同時に「どうぞ夫を見守ってください」と夫の仕事に敬意を示した姿に「あっぱれ」と感じたのは私だけではないと思います。 大々的に報道されれば仕事にも悪影響となる恐れがありますよね。そこを丸くやんわりとおさめきった手腕は見事だったのではないでしょうか。 上記のお二人は、あくまで報道から受ける印象ですが、芸能人ではない私たちにあてはめてみるとどうでしょうか? 工藤静香タイプの方なら、仕事を始めたり資産運用の勉強をして経済面でフォローしたり、ご自身の知人などに夫の仕事を紹介するといった外向きの行動、三田寛子タイプの方ならおいしい食事を作ったり、家を居心地良くしたり、子どもや両親のお世話を頑張るなど内向きの行動で夫を支える努力をするイメージです。 ■積極的にチェックしたい「食欲と睡眠欲」 夫を支える妻には、大きく分けて2つのタイプがあるとお伝えしましたが、どちらが正解でどちらが間違いというのはありません。妻はもちろん、夫のタイプや仕事内容、悩みの原因によって、対応は分かれるでしょう。 ただ覚えておいてほしいのは、あくまでも 「夫の問題は、夫のもの」 ということです。「妻である自分がなんとかしなくては」という思いが強くなりすぎて出しゃばり、かえって悩みをこじらせてしまうこともあります。 夫の悩みを解決できるのは、夫自身しかいない。それを常に意識しておくことが大切です。 弱音を吐かない夫であれば、なおさらつらそうに見えることもあるかもしれません。それでも「最近大変そうだけど、話はいくらでも聞くから、話したくなったら言ってね」「何かできそうなことがあったら、いつでも力になるから」と声がけをしつつ、様子を見守っていきましょう。 唯一、妻として積極的にチェックしてほしいのは 「食欲があるか」と「睡眠がとれているかどうか」 。食欲と睡眠はメンタルの健康度をはかる意味でも重要なものです。 様子を見守りながらも、用意した食事はきとんと食べられているか、夜中に起きたりしていないかなど、さりげなく確認してみてくださいね。 夫が苦境に立たされたとき。そんなときはそばにいて何があっても夫を信じ、味方でいると言葉で伝えてあげましょう。たったそれだけでも夫は心強く感じ、支えとなるのではないでしょうか。
2019年01月20日年末年始のお休みはいかがでしたか? ゆっくり骨休めができたでしょうか。それとも大掃除や年賀状準備、実家や親戚宅へあいさつ回りなど、いつも以上にバタバタと過ぎてしまったでしょうか。 季節の行事を迎えると「一家の主婦なのだからきちんとやらなくては!」とつい頑張りすぎてしまいがちですが、あなたは普段から「頑張りすぎる」傾向があるでしょうか。 以下の簡単な心理テストで見ていきたいと思います。 Q.仕事であなたの同僚がポカミスをしてしまい、お客様からきついクレームが入ってしまいました。上司に怒られて落ち込んでいる同僚に一言かけるとしたら、あなたは何と言いますか。深く考えずに直感でお答えください。 1.ミスなんて誰にでもあるから気にしないで! 2.次の仕事を頑張れば大丈夫よ! 3.あのミスはタイミングも悪くてちょっとついてなかっただけよ! 4.お客さんもあんな言い方するなんてどうかしてるわよね! 選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。 1、「ミスなんて誰にでもあるから気にしないで!」を選んだあなた あなたの頑張りすぎ度は「適正値」。頑張りすぎて自分を追い込むこともなければ、すぐに「こんなの無理、できない!」と放り出してしまうこともありません。ただ、どちらかといえば「頑張りすぎる」方にふれがちなので、疲れたり手詰まり感を感じだときは立ち止まって少し休みましょう。 2、「次の仕事を頑張れば大丈夫よ!」を選んだあなた あなたは前向きで真面目な面があり、ちょっと頑張りすぎてしまう時が多いかもしれません。おそらくいままで、頑張れば何でもできてしまった経験を多くお持ちなのでしょう。スキルや処理能力が高いので色々やりたくなるのでしょうけど、たまには手抜きをしても大丈夫ですよ。 3、「あのミスはタイミングも悪くてちょっとついてなかっただけよ!」を選んだあなた あなたはよく言えば自分を大切にしている、悪く言えば自分で限界を設定してそれ以上のことはしない人。頑張って何かを成し遂げようとするより、できると思えることを着実にこなすタイプなので、頑張りすぎて自分を追いこむことはしません。大きな飛躍はしないけれど、何事も少しずつステップアップしていく手堅さを持っています。 4、「お客さんもあんな言い方するなんてどうかしてるわよね!」を選んだあなた あなたは自分に負荷をかけることを苦手としているので、頑張るべき局面であってもあまりヤル気が出せず、流れにまかせてのほほんとしてしまうタイプ。自分を追い詰めないのはメンタルの安定を考えるといいことですが、周囲とのバランスも考慮し、メリハリをつけて頑張るべきところは頑張るようにしたほうがより人として成長できるでしょう。 いかがでしたか? 女性は家事や育児など家庭に関することはつい、自分のことは後回しにしてでもなんとか自分一人でこなそうとする傾向があるので、休み明けはかえってどっと疲れているという方も多いですよね。そんなあなたの疲労回復にピッタリの癒しグッズは何でしょう? 詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「お正月の休み疲れを癒す、今のあなたにおすすめアイテム」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2019年01月15日待ちに待っていた、わが子の誕生。会えるのを楽しみにしていたから子育ての準備も万端! …だったはずなのに、 なぜか毎日泣きたくなる。つらくてつらくて仕方がない…。 そんな自分に情けなくなって、さらに落ち込む…。 赤ちゃんの誕生は誰だってうれしいものですよね。できることはやってあげたいし、惜しみない愛情を注いであげたいと思うのに、気持ちが追い付いていかない…。 今回は、 生まれたばかりの子どもを前に、ママが落ち込んだり悲しくなったりしてしまうのはどうしてなのか? 解消法も合わせてお話ししていきましょう。 ■無事に出産! うれしいはずなのに、毎日つらい…なぜ? 待望のわが子誕生に明るく楽しい子育てライフが待っているかと思いきや、現実はとまどうことばかり。いろいろ試してみるけれど、一向に泣き止まないわが子を前にして涙がこぼれてくる。泣き声を聞くのがつらくて、耳をふさいでしまう。赤ちゃんと過ごす1日に無性に息苦しさを感じてしまう…。 初めてのお子さんであればなおさら 「わが子はきちんと発育している?」「何か問題はない?」 など、不安になってしまうものです。例えば、子どもが少し吐いただけでも「大きな病気なのかもしれない」と心配になり、あわてて病院に駆け込む… といったことを、何度も繰り返してしまうママも少なくないでしょう。 どうしたらいいか分からず、毎日不安を抱えた状態になってしまうのは 「人の命を預かっている」といった重責感 からかもしれません。自分以外の命を背負う初めての子育ては、想像以上のプレッシャーをママに与えているのではないでしょうか。 ■理由のわからない「気分の落ち込み」原因は… プレッシャーづくしな日々にさらされるのと同時に、ママの気分が落ち込みやすくなる原因の一つに、 脳内の神経伝達物質「セロトニン」などの減少 が関係しているといわれています。 セロトニンは、太陽を浴びることで体のなかに分泌される物質。そのメカニズムはまだ解明されていない部分も多いのですが、「やるぞ!」という意欲や人の感情に関する情報の伝達に関係していたり、睡眠や覚醒、ホルモン分泌のリズムを調整するなどの役割があるといわれています。 そのため、日照時間が短くなっていく秋から冬にかけては、脳内のセロトニンなどが減少し、今まで楽しめていたことが楽しめなくなったり、気分が落ち込むといった人が増えるとか。それを予防するため、朝早く起き、積極的に外で太陽の光を浴びると良いといわれています。 ただ、子育て中のママは赤ちゃんの生活リズムに合わせているため、毎日朝早く外に出て、太陽の光をあびるというのもなかなか難しいですね。冬の寒い季節はなおさらです。 さらに、赤ちゃんはまだママと会話ができず、大人同士のようなコミュニケーションをとるのは難しいでしょう。 意思疎通のとれる相手と話す機会が少ない 日々が続くと、ママはどんどん 閉塞感 がつのっていきます。 そうした環境が重なり、「つらくて悲しい」「何をしていても落ち込む」といった感情を引き起こしているのかもしれません。 ■いざという時、頼りにならない「夫と実母」 では、子育てで気分が落ち込んでしまう時には、どうしたら良いのでしょうか。 日々の閉塞感、子育てのプレッシャーをやわらげるには、まずは 意思疎通のできる相手をもみつけ会話 をしましょう。まずは「大人と話す機会」を意識的につくるといった行動が大きな意味を持ちます。 身近にいる大人、と聞いてすぐに思い浮かぶのは「夫」ではないでしょうか。気兼ねなく話せる存在ではありますが、 夫の場合、仕事が忙しく頼りにならない こともあるでしょう。 そうなると実母などが身近な存在ですが、相手によっては「そんなこと当たり前なんだからもっと我慢しなさい」「みんなやっていることなんだからワガママいわないの」と一蹴されて、会話にならないことも…。 子育ての話題を出しても 「気持ちを理解してもらえない」と一層さみしい気持ちに なってしまい、かえって悪影響となることもあります。 ■落ち込んだら「近すぎない大人との二言、三言」 大人同士の会話を楽しむには、かえって 近すぎない相手のほうが良い 場合があります。 例えば、普段の暮らしのなかで、大人と会話をするのはどういったシチュエーションでしょうか。 ・宅急便の配達業者さんに「寒いのにご苦労様です、いつもありがとうございます」と感謝を伝える。 ・公園へ散歩に行ったついでに、子どもを遊ばせているママに「この公園、小さい子がたくさんいますよね」と話しかける。 ・週に何度か訪れるスーパーの店員さんに「すみません、○○が欲しいんですがありますか?」と聞いてみる。 スーパーの店員さんに声をかけるのは会話とはいえないかもしれませんが、これも立派に「大人と言葉を交わす」行為に入ります。 赤ちゃんを連れていると「かわいいわね」と声をかけられることはありませんか? そんな時は「6カ月になりました」などと会話をふくらませてみても良いと思います。 世間話、天気の話、地域の話など、 あたりさわりのない会話をするだけで十分 です。 赤ちゃんといると「相手が何を思っているのか分からない不安」が生じるもの。そんな時、 二言、三言でも意思疎通のできる大人と話をする ことで、育児への不安がスッと消えることがあります。ぜひ試してみてください。 いつもより少し積極的になって大人との会話を楽しんでみれば、赤ちゃんと2人きりの世界に閉じ込められているような閉塞感はだんだんと消えていくのではないでしょうか。 参考資料: ・ 厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」 ・ 厚生労働省「こころの耳」 ・ 全国地域生活支援機構 ・ 日本生活習慣病予防協会
2019年01月10日