■全国の「私らしく働く人」に会いに行きたい記念すべき連載の第一回目は、編集長の中納が担当します。毎日、終わらないデスクワークと次から次に舞い込むミーティングに追われ、今では取材に出ることも少なくなってしまいましたが、今回は久しぶりに現場に出かけました。このマイナビウーマンの編集部に来たのは2年前なのですが、この連載はその当時からやりたいと温めてきた企画です。日々トレンドを追いかけるメディアとしては、どうしても情報自体が首都圏に偏りがち。自ずと取材対象も東京が中心になってしまいます。でも「働く女性」に向けて情報を発信しているマイナビウーマンの読者は、東京だけではありません。全国各地どの街にもいます。だからこそ、この連載では全国津々浦々で「自分らしく、働いている人」に会いに行きたい。仕事や土地への想いを聞かせてほしい。そんな気持ちからこの連載を始めました。■苦難にも負けない「たくましさ」と「チャレンジ精神」飛行機で降り立ったのは、雪がちらつく真冬の熊本県。前に来たのはもう10年以上前なので、かなり久しぶりの熊本です。意外かもしれませんが、前回に熊本で取材したのは熊本城や田原坂などの歴史スポット。当時は歴史雑誌の編集者をしていて「西南戦争ゆかりの地を巡る」という渋すぎる取材でこの地を訪れました。それからなぜ華やかな女性メディアの編集者になったのか……は、いつかお話させてもらえればと思いますが、私のキャリアのスタートは出版社で、長いこと紙とにらめっこしながら生きてきました。今回取材をお願いしたのは、そんな紙のスペシャリスト「城野印刷所」で広報として働く江河真喜子さん。創業は大正5年、熊本で100以上年も続く歴史ある印刷会社です。熊本空港から車で20分ほどの好立地な益城町に、江河さんが働く城野印刷所はあります。巨大な印刷機がいくつも稼働しているとあって、社屋がとても大きなこと、また100年の歴史があるとは思えないほど新しいことが印象的でした。「会社がちょうど100周年のときに熊本地震が起き、社屋も大きく損傷してしまい、それから新しく立て直しました」ここ益城町は、熊本地震で大きな被害が出たエリアでした。全半壊は約6,200棟、一部損壊を含めると98%を超える住家が被害を受けたそうです。出版不況の影響もあり、城野印刷所はこの地震をきっかけに廃業の危機に。なんとか踏みとどまったものの、数年後にはコロナ禍……。事業への影響も少なくありませんでした。でも、今も城野印刷所では130人以上の社員たちが生き生きと働いています。まったく違う業界で働いていた江河さんが入社を決めたのも、同社が幾度の危機に負けない「たくましさ」だったといいます。「私はもともとホテルや飲食などの印刷業とはまったく違う分野の企業で勤めていて、前職も県内のコスメメーカーで広報として働いてきました。2023年に城野印刷所への転職を決意したきっかけは、約20年にわたって仕事ひと筋で突っ走ってきましたが、一旦これで一区切り。これからまた20年働くとして今度は『何か後世に残るようなことにチャレンジがしたい』と思いました。そんなときに城野印刷所ですでに働いていた前職の先輩にお声をかけていただき、困難にも負けず100年の歴史を紡ごうと新しい取り組みにチャレンジしている会社の姿勢に魅力を感じて、一緒に働かせてもらうことにしました」■お客様の想いをカタチにするために、印刷だけにこだわらないそうして城野印刷所で働くことになった江河さんですが、実は同社には「広報」という職種がなかったそう。初の広報社員として業務をスタートしたほか、印刷業だけでなく新たな取り組みにもチャレンジされています。「現在の業務は、広報プランナーとしてブランディングを推進することやメディアへの広報活動が主軸です。広報の経験は長いですが、これまでのtoCの商材とは違い、今は印刷業とあってtoBの発信も多いので最初は戸惑いもありましたね。でも新鮮さもあってやりがいを感じています。あと、これまで広報という専属部署がなかったため、私が入社してからはメディアへ情報発信を続けることで、テレビの取材も来てもらえるようになりました。社員からが『家族から、お父さんが働いている会社に中継がくるってすごいねー、と言われたよ』と話してくれて、広報のやりがいを改めて感じました」「また、私の他の業務の中である新事業『就活応縁くまもと』では、です。熊本で働きたい学生と地元の企業をつなぐスカウト型の就業支援サイトになります。この運営にも携わっています」熊本で創業し長い歴史を持つ同社だからこそ、県内の多くの企業や大学と接点があり、地元に密着した就業支援が可能とのことで、2021年9月からサービスをスタート。すでに県内の多くの企業や学生が参加してくれているそう。とはいえ、印刷業とはまったく毛色の違う事業。チャレンジした理由は何だったのでしょうか。「弊社は県内だけでなく全国1,300以上の学校から請け負う卒業アルバムの印刷が事業の柱です。卒業アルバムって実は1冊1冊に手作業が入っていて職人技が必要な難しい印刷なんですよ。ところが、今では出版不況や職人さんの減少もあり、全国でアルバムを請け負える印刷所はわずか数社しかなくなってしまいました。そんな状況だからこそ、この印刷技術をこれからも残していくためにこそ印刷事業だけに固執するのではなく、地元で100年続くという企業のリソースを生かした新事業にチャレンジしました」取材中、江河さんの隣には新入社員と大学生も座っていました。彼女たちも江河さんが携わる新事業「就活応縁くまもと」の一環で、同社で働いています。「彼女たちのように、生まれ育った地元の熊本で働きたいと思っている学生は大勢います。また県内には業績や待遇、将来性も兼ね備えた優良企業もたくさんあります。でも、そのマッチングがうまくいかず、優秀な若い人材が県外に出てしまう、企業は人手不足に陥ってしまうという負のスパイラルがあるのが現状です。新事業ではこの両者の橋渡しをすることで、熊本を盛り上げたい、元気にしたいという想いも込められています」■キャリアの折り返し。テーマは「次の世代へのバトン」広々とした社屋も案内していただいたのですが、1階では巨大な印刷機や手作業で卒業アルバムの印刷に取り組む職人たち、2階ではPCに向かってデスクワークに励む社員たちの姿がありました。また、社員の年齢層もインターン生の大学生もいれば、長年にわたって印刷機と向き合ってきた熟年の職人さんの姿も。そんな「伝統」と「先進」の両立こそが、今の同社の強みだと感じました。「私はこれまで20年働いてきましたので、今はちょうどキャリアの折り返し地点だと思っています。これまでは自分のキャリアを積むためにがむしゃらに働いてきましたが、今は次の世代にバトンを渡していくことも意識するようになりました。仕事の進め方やスキルももちろんですが、自分が広報に新事業に取り組む姿勢を若い社員や学生たちに見てもらえたらいいなと思って働いています」広報と新事業の両方の業務、さらに若手の教育まで進めるのは、なかなか労力がかかりそう。大変ではないですか? と聞くと……。「前職をやめて今の会社に入ったときには、ワークライフバランスの『ライフ』の方を多めにしようかと思っていたのですが、結局できずにバリバリ働いていますね(笑)。もちろん、新しいことに取り組むのは大変さもありますが、自分の頑張りが100年続いてきた会社の次の100年につながるかもしれないと思うと、いつもワクワクしますよ」そんな仕事に熱心な江河さんは、結局多めになってしまったワークではなく『ライフ』をどんな風に過ごされているのかも気になるところ。「オンオフはしっかりとつけるタイプなので、オフのときは仕事のことは考えずにしっかりと遊びます。おでかけが好きなので、県内の人気なカフェに行ってみたり、遠くまで旅行に行ってみたり、休日はすごくアクティブですね。男兄弟の中で育ったからかもしれませんが、ひとりでお店でも旅でもどこでも出かけられます(笑)」取材に同席していた社員や学生から「意外!」と声があがるほど、オンオフをきっぱり分けている江河さん。オフの時間はしっかりとリラックスして過ごすことが仕事を頑張れる秘訣とのことでした。■私の原動力は「熊本への恩返し」最後にもう一度、お仕事の話を。熱量たっぷりで仕事に向き合う江河さんに「その原動力は何なんですか?」と尋ねました。すると「熊本への恩返し」という言葉が返ってきました。「私は大分県の出身なのですが、いろんな方とのご縁で長く熊本で働かせてもらってきたので『熊本に育ててもらった』という感謝の気持ちが強いです。学生たちと話していてもみんな熊本が好きですし、企業の方々もそう。もちろん、うちの会社で働く社員たちだってそうです。創業から100年も続いてこられたのは、地域の支えがあったからこそ。やはり熊本のおかげだと思っています。最初にお話しした『後世に残すことにチャレンジしたい』というのも熊本への恩返しの想いがあります。私は広報として社内外に魅力をアピールすること、新事業にもチャレンジすること、それが会社を次の100年につないでいくと思いますし、熊本への恩返しになると信じています」・・・・・雪がちらつく寒い日でしたが、江河さんはもちろん、城野印刷所で働く皆さんが抱く仕事への、熊本への熱い想いに、すっかり寒さを忘れて汗ばむぐらい取材に熱中させてもらった一日でした。ありがとうございました。今回訪れたのは……「熊本県・益城町(ましきまち)」空港や九州自動車道のインターチェンジがあり、熊本の玄関口ともいえる交通の拠点。熊本市内へのアクセスも良いことからベッドタウンとして住宅街も多い。人口:33,234人(2024年2月時点)(マイナビウーマン編集部)
2024年04月09日マイナビウーマンでは、読者等身大である働く20代~30代の女性を対象にした読者パートナー限定で、定期的なワークショップを開催しています。今回は、マイナビウーマンを始めとする数多くのメディアにて、取材ライターとして活躍するミクニシオリさんをお招きし、「コミュニケーション上手になれる聞き方講座」を開講。セミナーの様子や参加者の感想をお届けします!■上司も女友達もオトコも虜にする「聞く」コツ今回開催された講座では、「上司も女友達もオトコも虜にする『聞く』コツ」をテーマに、お仕事編・プライベート編に分けて、ミクニさん流のコミュニケーション術を伝授してくれました。講座の最初には、自分が「話し上手」か「聞き上手」かを交えた自己紹介を実施。本講座にはお仕事やプライベートで、もっと上手に話を聞き出したい、と思って参加された方が多い印象でした。その後は「聞き上手」「聞き下手」な人の特徴についてみんなでディスカッション。職場の先輩や友達、身の回りにいる人を思い出しながら、「こんな人が聞き上手だよね」「そういう人、私の周りにもいる!」と盛り上がる場面も。お仕事編では、社内外でのコミュニケーションの取り方を具体例を交えて解説。身近だからこそイラっとしてしまいがちな社内コミュニケーションの方法や、上下がつきやすいゆえに関係性が難しい取引先との接し方など、コミュニケーションのコツを教えていただきました。プライベート編では、親しいからこそ起こりがちな「聞く力不足」に注目。お互いが満足していれば成り立つ関係もありますが、親しい間柄こそ「聞く力」が重宝されるとミクニさん。聞く力というと「うんうん」と相づちを打ちながら、静かに話を聴く能力だと思われそうですが、そうではなくきちんと相手の話に興味を持って、会話をまわす力こそが「聞く力」ということが分かりました。講座の最後には、参加者同士の中を深めるトークタイムを実施。これまでの講座の内容を踏まえて、お互いのことをより詳しく知るための時間は大盛り上がりで終了。お仕事シーンでもプライベートシーンでも活きる、タメになる講座でした。マイナビウーマンlabでは、定期的に働く女性向けのワークショップを開催予定です。気になる方はぜひマイナビウーマン読者パートナーにご登録の上、活動にご参加くださいね。◇参加者の感想・職場でのコミュニケーション、プライベートでのコミュニケーションの取り方、話し方、聞き方を学べてすごく勉強になった。チームに分かれてのフリートークも楽しかったです。・私たちの日常会話で感じている悩みなどを聞きながらコツを伝授してもらえ楽しかった!・難しい用語を使わずに、身近な具体例でわかりやすかったです。仕事編、プライベート編と分けてくださったので、プライベートのコミュニケーションも改善できるかもと希望の光が見えました。■講師プロフィールミクニシオリ新卒で広告系代理店の営業に。4年目でフリーランスに転身。雑誌編集やWEBでの取材ライターとして活動。女性に対する取材が得意で、起業家や芸能人、一般人など述べ1000人以上取材。恋愛コラムニストとしても活動している。マイナビウーマン読者パートナーとは20~30代の働く女性たちに情報を発信する「マイナビウーマン」の読者パートナーのこと。読者等身大の声や意見を大切にしているマイナビウーマンでは、パートナーたちにさまざまな記事や企画に参加してもらい、一緒にメディアを盛り上げてくれるメンバーを募集しています。詳しい募集要項はこちらをチェック!
2024年01月17日PLAY-WORK実行委員会(本社:東京都新宿区、代表理事:さかたともえ、企画運営:株式会社ティンカリングタウン)は豊島区ターナーギャラリーにて、2023年3月25日(土)から4月1日(土)の日曜日を除く7日間、「Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう」を開催します。公式ホームページ: Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう大人の入れないこどもだけのまちの中では、初めての社会体験を通して毎回たくさんのドラマが起こります。もうけのはなしまちの中にはデパートがあり、工房でできた作品を買い付けて利益をのせて販売します(やりとりは疑似通貨を使います)。しかしこどもたちは利益をのせずに販売し、とうとう買い付けの資金がなくなりました。「どうして利益をのせないの?」と尋ねた時にかえってきた反応が「えっ?儲けるって人のお金をとることだから悪いことじゃないですか!」起業家のはなしその一方で、起業をしていかにしてたくさんお金を稼ぐかに夢中になる子もいます。スライムを作って遊べる「スライムランド」の経営を任された男の子は、どうやったらたくさんお客さんが来てくれるかを考え始めます。まずは宣伝をしようと「ポスター看板屋」に看板を発注し、それを持って会場内を練り歩く宣伝マンをどんどん雇います。価格も値下げ。ところが雇った人に給料を払えなくなり、「倍にして返すから!」と他の子にお金を借りて回り、最終日までに借金を返し終わったようです。そこそこ儲けることができた彼はその資金を元手に、今年も新たな起業の準備をしています。そのほかにも税金の使い道を考えたり、ATMの機能を作ったり、公園に建物を建設したり、みんなにお給料を払う仕事があったりと、普段の生活では体験できない仕事がたくさんあります。大人のいないこどものまちでは、その中で起きる揉め事や困りごとも全部こども自身で解決していく、生きた学びがあります。【テーマソングができました】主人公の「まこちゃん」、頼りにならないボランティアスタッフ「精霊」を中心にこどものまちの中の様子を紹介しています。レジャー施設とは違い、決められたルールに従って遊ぶのではなく、予想もしないトラブルを含めての遊びであることを表現しています。こどものまちでは資金が底をついて給料を払えなくなったり、失業者が増えたり、よくわからないお店を起業したり、ギャンブルでお金を失ったりと自由もあれば葛藤もあります。「これはただのお遊びだから」とまこちゃんが言うように、禁止事項が増えすぎた現代において、ちょっぴり悪いことをして失敗する経験を取り戻すことを大事にしています。参加するこどもたちや保護者の方に知って欲しいと制作しました。ぜひ面白がってご覧ください。2023こどものまちのテーマソング: 【メタバース設計図ができました】小3から中2を対象にした建築設計チーム「こねくりケンチク研究所」が考えた、こどものまちの設計図をメタバース上に再現。これをイメージにして公園で建設をしていきます。下のURLからどなたでもご覧いただけます。(無料の専用アプリが必要です) 【開催までの背景】2015年にスタートして今年で7年目の開催です。2013年に設立された「こどもDIY部」(PLAY-WORK実行委員会の前身)の活動の際に、周囲の大人から「うるさい」「こどもは児童館に行って遊べ」といったクレームを受けたことで、こどもたちから「大人のいない自由な遊び場が欲しい」と訴えが上がったことをきっかけに始まりました。7回目となる本年は新型コロナウイルスで失われた共同体験を取り戻すこと、こども家庭庁の創設もありこどもの権利を可視化することをコンセプトに、アートプログラムとして進化します。主なコンテンツは以下の通り。○こどもの権利を表現するスカイタワーの建設アーティスト蓮輪友子氏とこどもたちが、こどもの権利や自由を表現するスカイタワーを公園に建設します。○多様なTOKYOを表現するアートカーサイバーアーティスト・サイバーおかんタナゴ氏デザインのアートカーを、こどもたちが制作します。○こども中心の小さな東京「mini TOKYO」を建設します建築家と小学生で作られた「こねくりケンチク研究所」が考えた「mini TOKYO」のプランをベースに、公園にこどもが欲しいまちを形にします。○大使館を開設し、多様な文化のこどもたちを招待します。英語、中国語、韓国語の通訳スタッフが常駐し、日本語がわからないファミリーの遊びをサポートします。今年はアートカーを作ります【事業の概要】大人の干渉を受けず、遊ぶように建物や商品を作って売ったり、給料をもらって遊んだり、買い物をしたり、みんなと協力して問題を解決したり、あったらいいなと思うビジネスを立ち上げることができます。参加者はハローワークで20のコンテンツから仕事を探して好きなだけ働き、銀行で税金を引かれたお給料を受けとります。より楽しくしたい、より良くしたいと試行錯誤しながら7日間でまちを成長させていきます。【この事業で解決したい課題とは】1. 「こどもの権利」を守る=「こどもの意見を尊重する」私たちがこの事業を始めたきっかけは、周囲の大人からの「うるさい」というクレームに対し「大人のいない遊び場が欲しい」というこどもの声を実現させること。つまり「自由に遊ぶ権利」を守ります。2. 学校ではできない体験をこどものまちにいると銀行でお金を数えるだけの仕事もすごく大事で、誰にでも役割があり生きる権利があることがわかります。学校や塾など既存のコミュニティに入れない子も受け入れる場所になっています。3. 教育・体験格差の解消新型コロナウイルスの影響で貧困の格差が進んだと言われています。せっかくの宿題のない春休みに遊びに行けない子でも参加しやすいよう、低価格で参加できるように事業を行っています。もしかしたらこどものまちで大金持ちになれるかもしれません。仕事や社会を体験して自分の将来を考えるきっかけになるかもしれません。それが未来への希望や生きる活力、自信になることを願っています。4. 地域コミュニティの復興「親はなくても子は育つ」と言われたのも昔のこと。現代は地域社会の崩壊により「学校」「家庭」に居場所がなくなると八方塞がりです。それは巡り巡って子育て家庭を苦しめる結果になっています。共に地域のこどもを育てる場をつくることを目指しています。【“不親切なアートプログラム”とは】当事業ではこども達が自由に遊ぶために軋轢を乗り越え、失敗経験ができることを大事にしています。そのために分からないことや困ったことがあっても大人が助けてくれません。周りの子に助けを求める勇気が必要です。大人は助けてくれない代わりに干渉されない自由があり、こどものまちに参加することで課題発見力、総合的思考・判断力、技能・表現力、コミュニケーション力、実践力等が上昇するという結果が研究論文で明らかにされています。【開催概要】会期 : 2023年3月25日(土)~4月1日(土) 日曜日をのぞく7日間時間 : 11:00~16:00(受付開始は10:30)会場 : ターナーギャラリー(豊島区南長崎6-1-3)、豊島区立南長崎はらっぱ公園の一部(雨天の場合公園会場はお休み)対象 : 小中学生(2023年3月時点)定員 : 1日150名参加費 : 一日につき1,000円(税込)公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月24日PLAY-WORK実行委員会(本社:東京都新宿区、代表理事:さかたともえ、企画運営:株式会社ティンカリングタウン)は豊島区ターナーギャラリーにて、2023年3月25日(土)から4月1日(土)の日曜日を除く7日間、[Let's make PLAY-WORK TOWN! こどものまちをつくろう]を開催します。7日間のこどもだけのまちづくりの参加者事前登録がスタートしました。公式HP: メインビジュアル【開催までの背景】2015年にスタートして今年で7年目の開催です。2013年に設立された「こどもDIY部」(PLAY-WORK実行委員会の前身)の活動の際に、周囲の大人から「うるさい」「こどもは児童館に行って遊べ」と言ったクレームを受けたことで、こどもたちから「大人のいない自由な遊び場が欲しい」と訴えが上がったことをきっかけに始まりました。7回目となる本年は新型コロナで失われた共同体験を取り戻すこと、こども家庭庁の創設もありこどもの権利を可視化することをコンセプトに、アートプログラムとして進化します。主なコンテンツは以下の通り。○こどもの権利を表現するスカイタワーの建設アーティスト蓮輪友子氏とこどもたちが、こどもの権利や自由を表現するスカイタワーを公園に建設します。○多様なTOKYOを表現するアートカーサイバーアーティスト・サイバーおかんタナゴ氏デザインのアートカーを、こどもたちが制作します。○こども中心の小さな東京「mini TOKYO」を建設します建築家と小学生で作られた「こねくりケンチク研究所」が考えた「mini TOKYO」のプランをベースに、公園にこどもが欲しいまちを形にします。○大使館を開設し、多様な文化のこどもたちを招待します。英語、中国語、韓国語の通訳スタッフが常駐し、日本語がわからないファミリーの遊びをサポートします。【事業の概要】大人の干渉を受けず、遊ぶように建物や商品を作って売ったり、給料をもらって遊んだり、買い物をしたり、みんなと協力して問題を解決したり、あったらいいなと思うビジネスを立ち上げることができます。参加者はハローワークで20のコンテンツから仕事を探して好きなだけ働き、銀行で税金を引かれたお給料を受けとります。より楽しくしたい、より良くしたいと試行錯誤しながら7日間でまちを成長させていきます。【この事業で解決したい課題とは】1. 「こどもの権利」を守る=「こどもの意見を尊重する」私たちがこの事業を始めたきっかけは、周囲の大人からの「うるさい」というクレームに対し「大人のいない遊び場が欲しい」というこどもの声を実現させること。つまり「自由に遊ぶ権利」を守ります。2. 学校ではできない体験をこどものまちにいると銀行でお金を数えるだけの仕事もすごく大事で、誰にでも役割があり生きる権利があることがわかります。学校や塾など既存のコミュニティに入れない子も受け入れる場所になっています。3. 教育・体験格差の解消新型コロナウイルスの影響で貧困の格差が進んだと言われています。せっかくの宿題のない春休みに遊びに行けない子でも参加しやすいよう、低価格で参加できるように事業をやっています。もしかしたらこどものまちで大金持ちになれるかもしれません。仕事や社会を体験して自分の将来を考えるきっかけになるかもしれません。それが未来への希望や生きる活力、自信になることを願っています。4. 地域コミュニティの復興「親はなくても子は育つ」と言われたのも昔のこと。現代は地域社会の崩壊により「学校」「家庭」に居場所がなくなると八方塞がりです。それは巡り巡って子育て家庭を苦しめる結果になっています。共に地域のこどもを育てる場をつくることを目指しています。【“不親切なアートプログラム”とは】当事業ではこども達が自由に遊ぶために軋轢を乗り越え、失敗経験ができることを大事にしています。そのために分からないことや困ったことがあっても大人が助けてくれません。周りの子に助けを求める勇気が必要です。大人は助けてくれない代わりに干渉されない自由があり、こどものまちに参加することで課題発見力、総合的思考・判断力、技能・表現力、コミュニケーション力、実践力等が上昇するという結果が研究論文で明らかにされています。こどものまちを建設する大工の仕事銀行や議会などがある役所自由に作ってまちの中で販売します【開催概要】会期 : 2023年3月25日(土)~4月1日(土) 日曜日をのぞく7日間時間 : 11:00~16:00(受付開始は10:30)会場 : ターナーギャラリー(豊島区南長崎6-1-3)、豊島区立南長崎はらっぱ公園の一部対象 : 小中学生(2023年3月時点)定員 : 1日150名参加費 : 一日につき1,000円(税込)公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月13日バルト三国のひとつで、ポーランドの北に位置するリトアニア。そこで生産する丈夫なリネン素材を用い、関根由美子がデザインしたオーソドックスな『fog linen work(フォグリネンワーク)』の斜め掛けバッグが、さまざまな用途に使えると人気です。 コンパクトにたたんで、持ち運びもラクラク!左/袋状のシンプルな形で中身が出し入れしやすく、収納力もたっぷり。リネン100%。ヨハン 斜めがけバッグ ヘリンボーン ¥4,428、右/小ぶりに見えて街がたっぷりあるため、収納力は抜群。リネン100%・ケイト ショルダー バッグ グラフィット ¥3,888/ともにfog linen work※季節によって色柄が変わります リネンの材料になるフラックスの栽培に適した気候というのは、夏が暑く、冬は寒いのが第一条件。そんな寒暖差のあるリトアニアで栽培された丈夫なリネンを用いて、今回紹介するフォグリネンワークのバッグは生まれました。シンプルでオーソドックス、でも、生活のさまざまシーンで役立つ普段使いのバッグは、旅先でいろいろなものを入れて持ち運ぶのに重宝。歩き回るにつれて、お土産がどんどん増える旅に、タフな仕立てはやっぱり必要。とはいえ、いくら丈夫さを求めても、味気ないナイロン素材のエコバッグでは、旅先の装いの楽しみも半減するもの。味のある素材や、装いに寄り添うシンプルデザイン、自分好みの長さに調整できるハンドル、そんな魅力を取り入れたバッグがあれば、旅先のおしゃれも街歩きもぐっと楽しくなります。コンパクトに折りたためるため、旅行用バッグに忍ばせておけるのもうれしいポイント。 大きな口で荷物の出し入れもスムーズに! ケイト ショルダー バッグには、携帯電話やパスケースなどを収納できる内ポケットが完備。大きく口が広がるので、荷物の出し入れもスムーズです。カゴバッグを持つとき、中の荷物をカバーするバッグインバッグとしてもおすすめ。自宅で気軽に洗濯できるのも、普段使いのバッグとしてうれしいポイント。 斜めがけすることで、両手が空くので、旅バッグとしてはもちろん、自転車に乗る際のサコッシュとしても大活躍。斜めがけして、背中にクルッとまわせば、自転車に乗っても邪魔になりません。持ち手を結んで、自分好みの長さを調整できるのも魅力です。 fog linen work:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Tokiko Nitta
2019年01月30日モバイル管理ソリューションを提供するモバイルアイアン・ジャパンは10月23日、iOS/Android端末用のドキュメントアプリ「Docs@Work」の最新版を発表した。Docs@Workは、サーバーやクラウド上に保存されているドキュメントをスマートフォンやタブレット端末で検索、閲覧、保存、ダウンロードなどをセキュアに実行するためのアプリ。最新版では、Box、Dropbox、Microsoft Office 365(SharePoint Online)、Microsoft OneDrive Proなどの個人向けのクラウドサービスに対応。これらに保存されているドキュメントをDocs@Work上で扱える。同社は、パーソナルクラウドが企業にとっての重要なセキュリティー課題であると説明している。従業員が業務ドキュメントを保存、共有するために自らのクラウドアプリを使用しており、エンタープライズセキュリティの根幹を脅かす原因となっているという。
2014年10月24日東京の道具街、合羽橋にある人気カフェ「itonowa(イトノワ)」。そこから歩いてすぐの場所に、セレクトショップ「itonowa Life」がオープンした。 もともとアパレル会社に勤めていたという、店主の渋谷有美さん。これまで「itonowa」で雑貨の販売やイベントなどを行ってきたなかで、ゆっくり見てもらえるような物販のスペースを新たに作りたいと少しずつ考えるようになったそう。「昨年カフェを2日間閉めて、アパレルブランド「koton(コトン)」の受注販売会を行ったんです。そのときにお客さんが洋服を通して幸せな気持ちになる姿を見て、洋服の持つパワーを改めて感じました。“洋服って楽しい”という気持ちを思い出し、洋服と雑貨のお店を作りたいと思ったんです」と渋谷さん。扱う洋服は「homspun(ホームスパン)」や「koton」、「rukkilill(ルッキリル)」といった、以前から付き合いのあるブランド。器や雑貨はカフェでも使用している「yumiko iihoshi porcelain(ユミコ イイホシ ポーセリン)」の器をはじめ、ポットや「fog(フォグ)」のリネン類、「GRAGE(ガレージ)」のエプロンなどが並ぶ。松本樸さんのビーカーランプ。「yumiko iihoshi porcelain」、「itonowa」シリーズの器。「PROMENADE FURNITURE(プロムナード ファニチャー)」の木のボードは、オリジナルのサイズに作ってもらったものだそう。 カフェでも販売しているジャムやジンジャーシロップなど、人気のアイテムも。今後はカフェと連動したワークショップの開催や、作家を介したオリジナルの商品の展開なども考えているそう。合羽橋エリアに訪れる楽しみがまたひとつ増えそうだ。「itonowa Life」東京都台東区松が谷2-2-6 斉藤ビル1階Tel:03-6231-7775営業:11:00~17:00 木曜定休 取材/赤木真弓
2012年06月20日