お坊さんとつながると元気になれる?!話題の寺カフェに行ってきました
「坊主バー」では法話の後、6〜7人のグループセッション(相談会)が行われます。
グループでは正直深い悩みの解決までは難しいですが、悩んでいる人が自分だけじゃないことを知る。それで良いんです。
もしもう少し深く知りたいな、と思った人は個別に予約すれば良いのですから」
——きっかけ作りが大切ですね。実際にはどういった悩みが多いですか?
「やはり人間関係、またそれ以前の(人間関係にもなっていない時点の)話が多いです。
そもそも仏教は人間関係論。現代社会は立場で生きている人が多いんでしょうね、みんながペルソナで生きている。
ありのままでない、自分が不自由なところに立って勝負していかないといけないから、みんな苦しいんだと思います。」
How toでは解決しない。
自分自信で気づくために
——では、どのように話を導かれるのでしょうか。
「一人ひとり僧侶によって違うと思いますが。私の場合、私の口から『こうしなさい』と答えは言いません。
その悩みに対して何を自分が恐れているのか、何に対して臆病になっているのか、本人が話の中で気づかないといくら言ってもダメなんです。ご本人がわかるまで、自分で気づきを得るまで話をするだけです」