あたしがAV女優になったワケ ~元カリスマAV女優と8人のAV女優との女子トーク本がおすすめ~
語られるすべてが本音で、何よりみなさんがにこやかに話している印象を受けました。
個人的に、1番印象に残ったのは、長谷川瞳さんのインタビューですね。彼女のこの言葉がとても印象に残っています。
「AVやって良かったな。選択は間違ってない。何も無駄にはしていないよね。AV女優になったのは良かった。なっていなかったら、もっと酷いことになっていたかも知れないし、もっとつまんなかったかもしれない」(本文より引用)
平凡な人生を送ってきた私でも、自分の選択を丸々肯定することは難しいのに……すごい、と思いました。
みなさんは、自分の職業選択に対して「間違ってない」と断言できますか?
良かったことも悪かったことも、ぜんぶ自分のモノとして受け入れ、前に進んでいくことは決して簡単なことではありません。この本から「こういう生き方や考え方もあるのか!」と発見とともに多くを学び、AVという仕事をプロとしてこなして自己肯定しながら強く、強く、前へと進んでいく女優さんを、心から尊敬することができました。日常から新たな扉をちょっと押し開ける感覚で、ぜひ『らふ』を読んでみてください。なんだか、がくっと肩の力が抜けますよ。