「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会②|#YouAintNoMuslimBruv
<#YouAintNoMuslimBruv と叫んだ目撃者へ、彼は何百万人いるイギリス人を代弁し、その一瞬で直接真意を伝えたのだ>
#YouAintNoMuslimBruvというハッシュタグ・アクティビズムがあります。
これのもととなったのは、昨年12月にロンドン北東部の地下鉄で起きた刺傷テロ事件の現場に居合わせた通行人が発した言葉です。
文字通りに読むと「お前はムスリム(イスラム教徒)だ」という意味になってしまいますが、これは階級の低い人の言葉使いで、否定する言葉を2回使うことで“否定”を意味しています。
例えば、日本語なら“お前はムスリムじゃなくない?”のようなイメージ。
つまり、「お前なんてムスリムじゃない」という意味です!
階級の低い人の言葉使いを用いたこのハッシュタグは、多かれ少なかれ皮肉の意味も込められているのでしょう。
(Photo by The Day)
<無罪の人々を襲撃するの?君は不名誉だし、イスラムは君を認めないよ #YouAintNoMuslimBruv><“お前はムスリムなんかじゃない。