“武器”ではなく“楽器”で反核を訴える。シンガー朴保(パク・ポー)氏が人生をかけて歌う「愛と平和のロックンロール」
「歌いたい歌を歌うんだ」とギターを手に、原発、沖縄問題、従軍慰安婦問題など反体制の歌を38年歌い続けるロックシンガーがいる。彼の名は朴保(パク・ポー)氏。朴保氏は1955年、在日コリアンの父と日本人の母の元に生まれ、静岡県富士市の海沿いで育った。兄の勧めで若干10歳の頃にバンドでドラムを叩き始めるが、当時はドラムセットなどはなかなか買えない時代。そこで彼は、実家の自動車の解体屋からいろんな物を持ってきてドラムセットを自分で作っていたという。この時の朴保氏に、これからの彼の音楽人生がどのようなものになるかなど、きっと想像できなかっただろう。今回Be inspired!は人生をかけて反核を歌う朴保氏の人生を伺った。