今時「豪邸に住むこと」なんて夢見ない。消費社会でポートランドが気づいた、“本当の自由”が手に入るタイニーな暮らし
アメリカでは、自分にとって本当に必要なものだけを残して生活をダウンサイジングし、小さな家でシンプルに暮らすことを選ぶ人たちが増えている。トレイラーに乗った居住面積約3.4坪という小さなタイニーハウスでの暮らしが、近年、「自由に近づく」と若者を中心に大量消費社会のカウンターカルチャーとして広まっているのだ。オレゴン州ポートランドには、そんなタイニーハウス好きが集まり、大人8人+1人の赤ちゃんで共同生活を送るコミュニティがある。一見、窮屈で不自由そうな共同生活や小さな居住空間で、彼らがどのような“自由”を手に入れているのかを探った。