ある母親が“皆勤賞”を取った息子を授賞式に出席させなかった“優しい”理由
一方、本市には様々な立場の子どもがいます。学校に行くことができず不登校である子ども、自身の努力ではどうにもならない病気や障がい等のある子どもなど、学校に行きたくても学校を休まざるを得ない子どもたちが本市にはたくさんいます。そうした立場の子どもたちや保護者は、市が皆勤賞を贈ることで複雑な心情になるものと考えます。また、インフルエンザなど感染症に罹患した子どもや、けが及び病気により安静を要する子どもたちが皆勤賞のために無理して学校に行き、他の子どもや自分自身の健康に影響を及ぼすことも考えられます。このような理由から、市としての皆勤賞の設置は難しいと考えており、各家庭で大いに賞賛していただきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
(引用元:出雲市市長ポスト)
皆勤賞を設置するか否かについての議論は遠い海の向こう側だけでの話ではない。日本にも既にこういう考え方が存在しているのだ。
「学校に行けない」から頑張っていないのか?
Photo by 胡 卓亨
日本でも、夏休み明けの子どもの自殺数増加や、時間外労働を大幅に超えての自殺が問題になっている。
心が疲れてしまって、命を失ってしまうくらいなら無理をせずに休んでほしい。