障害者という“レッテル”はやめよう。アートキュレーターが語る「言葉に左右されない審美眼」の重要性
食事をするレストランを決めるときや、買い物をするとき「有名店の〜」「あの有名人がオススメの〜」という謳い文句に惹かれやすい人は少なくないのではないだろうか。「有名」という言葉がもたらす影響は大きいかもしれない。しかしながら「有名」だからといって、そのレストランの食事が「おいしい」とは限らないし、必ずしも本質的に価値があるわけではない。話題のレストランに行ってみたものの、期待していたほど味がよくなかったという経験もあるだろう。雑誌やTVには取り上げられていなかったわけでもなく、たまたま入った無名の店がとってもおいしいなんてこともある。これはアートに関しても同様で、アーティストが有名なだけで人が見に集まってくるが、そのアートは無名の人が作ったものとどう違うのだろうか。