渋谷で「北欧」を感じられる7日間。『トーキョーノーザンライツフェスティバル』が今年も開催
絞首台に立つような絶望的な状況でうまれてくるユーモアという意味を込めた「絞首台ユーモア」で有名だという。そのネーミングからしてかなりダークである。これは国内・国外で成功を納めるデンマークの監督アナス・トーマス・イェンセンの「もしデンマークで死体が見つかったら、必ず誰かがその死体についてジョークを言うよ」という言葉にもあらわれているだろう。(参照元:BBC culture)「極夜が北欧の自殺率の高さの原因かもしれないし、そうじゃないかもしれない(フィンランドは西ヨーロッパで殺人が1番多い)。でも間違いなく、ダークユーモアには影響している」と北欧のダークユーモアを天候と関連づけてBBCライターは説明する。(参照元:BBC culture)今回の映画祭でどれくらいこの「絞首台ユーモア」が見られるかは、行ってからのお楽しみだが、語られるのは「理想の北欧」だけではないことは確かだ。
『ストロベリーデイズ』
ラインアップされている映画は、児童文学を元にした愛に溢れるものから、精神病、家庭内暴力、人種差別などをテーマにしたものまで多種多様である。「理想の社会」のイメージをもつ北欧の国々にも問題は存在し、彼らのストーリーから私たちが学べることや共感できることは多いかもしれない。