くらし情報『#19「感情を“体”を描くことで表現する」。自身のアジア人としてのルーツを絵で模索するカナダ人アーティスト|GOOD ART GALLERY』

#19「感情を“体”を描くことで表現する」。自身のアジア人としてのルーツを絵で模索するカナダ人アーティスト|GOOD ART GALLERY

豊満な肉体をもつ裸のキャラクターが互いにからまり合い、キャンパスいっぱいに描かれている。トロント在住のNess Lee(ネス・リー)の描く絵画には、見るものを惹きつける強さを感じる。カナダ人であるネスのルーツは客家人(中国の漢民族)にある。客家人という自身のルーツを追い求める彼女のアートは多民族国家であるカナダやアメリカで高く評価され、トロントのクイーン・アンド・ショー通りとチャーチ・アンド・ダンダス通りに描かれた壁画はNetflixの人気ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』と提携し制作したそう。また、ネスの作品のなかで、相撲や寿司など、日本的な要素を取り入れた作品も多く見られる。新進気鋭のアーティストである彼女は一体どんな思いで作品を作っているのか、そして日本をどう見ているのだろうか?溢れ出す疑問を彼女にぶつけてみた。

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ー以前のインタビューで、ネスは客家(漢民族の一支流で独自の言語や文化を持つ)系カナダ人として強いアイデンティティを持って作品を作っていると語っていましたよね。そうした民族意識は作品にどのような影響を与えているのでしょうか?大人へと成長する過程で民族意識が育たなかったからこそ、客家人のアイデンティティが私の作品に大きな影響を与えたのだと思います。

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