くらし情報『使い終わったあと「命になる鉛筆」を生み出すデンマークの文房具メーカーSprout World|GOOD GOODS CATALOG #026』

使い終わったあと「命になる鉛筆」を生み出すデンマークの文房具メーカーSprout World|GOOD GOODS CATALOG #026

持続可能性、サステイナブル、そういう単語にハードルを感じてしまうのは筆者だけだろうか?それら単体でも高いハードルは、“未来”や“社会”なんて単語が付属することで、どうあがいても超えられなそうな壁に進化する。要するに、ささやかな日常を維持するのにヒィヒィ言いながら生きる筆者にとって、持続可能性は考えたくても考えられない贅沢品のような存在なのだ。しかし、そんな持続可能性について、安価で手軽に考えられ、なんなら実行もできてしまう、素晴らしいプロダクトがあると知り、興味を持った。そのプロダクトとは“鉛筆”だ。

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そんなSprout鉛筆の仕組みについて簡単に説明しよう。末端部分の水溶性の黒いカプセルに植物の種が入っている。そして、鉛筆が短くなって使えなくなった際には末端部分を土の中に埋め水をかけると、カプセルが溶け、種が土の中に露出する。その結果、植物が育つのだそう。
さらに、軸の部分も、鉛を使わず、炭に熱処理を加えることで生成され、炭素のみで構成された元素鉱物グラファイトを利用しており、軸を取り囲む持ち手の部分も天然の杉でできているため環境に優しい。

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小さなSprout鉛筆だが、今年で創業6年目を迎える。

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