使い終わったあと「命になる鉛筆」を生み出すデンマークの文房具メーカーSprout World|GOOD GOODS CATALOG #026
アメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、フランスなど欧米各国で展開し、近年では、日本の企業とも取引があるそう。そうした人気の秘密は、持続可能性に対する強い思想と、企業名や個人名を記名し、鉛筆をパーソナライズ化した商業的な戦略にある。まず、前者について解説すると、Sprout鉛筆の開発者は、身近なプロダクトを介することで、日常生活のなかで持続可能性を実行してもらいたいという思想を持ち本製品を考案した。そして、鉛筆を使う子どもたちが植物を育てる楽しさを知ることは、持続可能性だけでなく、環境について考えるきっかけを作ることにつながるのではないか、というオリジナルの発想が多くの教育者や保護者の共感を集めることに成功。
▶︎これまでの「GOOD GOODS CATALOG」・p.25 アパレルだけじゃない。“食”も考える企業「パタゴニア」がムール貝の缶詰を発売した理由・p.24 「サンゴ礁を代償に、あなたの肌を守るのはもう終わり」。肌も海も守ってくれる日焼け止め・p.23 洋服やカバンにつける「ピンズ」で、小さくともパワフルに自己主張する時代▶︎オススメ記事・「ブサイクな野菜と果物」