【予告編】クリスチャン・ベイル主演『エクソダス』、映画史に残る規模で描く“奇跡”
徹底したリアリティを追及するスコット監督は、イギリスのパインウッド・スタジオで屋内のシーンを撮影した後、地中海に面したスペインで大規模なロケ撮影を行ったという。王ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街並の巨大なセットが実際に建てられ、撮影のエキストラは延べ15,000人。バトルシーンの撮影ではカメラ17台を投入し、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、チャリオット(戦闘用の二輪馬車)での壮絶な戦いを繰り広げた。
また、“奇跡”のシーンを始め、蛇、ラクダ、鷲、チーター、象、そして400匹の蛙など、多くの本物の生きた動物たちも物語の影の主役になっており、制作関係者たちは「『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばない」とコメントを寄せるほど。まさに映画史に残る、前代未聞の撮影規模であったこと伺わせている。
さらに、『ダークナイト』で新たなヒーロー像を確立したオスカー俳優クリスチャン・ベイルは、本作でも、これまで語り継がれてきたモーゼ像を一新。到着したビジュアルからも、たったひとりで巨大なエジプト軍に挑む“戦うモーゼ”と、モーゼが導く“10の奇跡”が見て取れる。