愛知県・名古屋グルメに新メニューが登場! 話題の「カレー煮込み」とは?
からの挑戦
名古屋のカレー煮込みが面白いのは、全く別のアプローチからの流れもあるということだ。そのひとつが、味噌煮込み専門店からの挑戦である。2013年4月に味噌煮込みの代名詞ともいえる「山本屋本店」が、名古屋大須にカレー煮込み専門店をオープンさせたのだ。店名は「鯱市(しゃちいち)」という。
店内はまるでショットバーのような作りで、何とカウンターのみというから食事処としては異色だ。「味噌煮込みは年配の食べ物というイメージがあり、若者には敷居が高かったんです。若者層に受け入れてもらえるように工夫しました」というのは、山本屋本店企画室の永田剛典さん。立ち上げから出店まで数年を費やし、若手スタッフを中心に開発を進めたというその味は、専門店プロデュースだけあって天下一品。
味噌煮込みとカレーが見事に融合している。
シンプルな「カレー煮込うどん」は750円だが、今回は「チキンカレー煮込うどん」(950円)をチョイス。グツグツと沸騰したつゆは名古屋風カレーうどんとは違ってトロみはほとんどない。しかし、スパイスの複雑な味わいと、炒めタマネギの程よい甘さが絶妙なバランスだ。麺は味噌煮込みそのままの極太。