猫を飼っている人なら、猫が眠っているとき身体を丸めたり伸ばしたりしているのを何度も目にしているはず。しかし場所によっては前足を上手にたたんで、まるで置物のように眠ることも。そこで今回は、猫が眠るときの格好の違いに迫ってみましょう。
■猫の座り方の定番「香箱座り」
前足を上手にたたんでおなかを地面につける座り方は「香箱座り」といわれています。なぜこのような座り方をするのか詳しいことはわかっていませんが、危険を察してもすぐに体勢を崩すことが「できない」ことから、リラックスした状態を表しているのではないかといわれています。人間で言うところの足を組んだ状態と考えるとわかりやすいかもしれません。
「香箱座り」は眠るときに行うこともあれば、起きているときに行うこともあります。もし飼い猫が「香箱座り」をするようであれば、それだけ飼い主との信頼関係が築けているという証拠でもあるでしょう。
■「スフィンクス座り」を好む猫も
大型の猫類は「香箱座り」のかわりに前足を手前に置く「スフィンクス座り」を好む傾向にあります。これは四肢のつくりに違いがあり、足を内側に曲げづらいことが理由です。特に若い猫は「香箱座り」