キャリアななめ斬り! (28) 一般常識や時事問題についてアピールするには

就職活動を行っている学生や転職活動中の若い世代の方に「一般常識や時事問題については、どの程度、準備しておけば良いのですか?」と尋ねられることがある。それだけ、一般常識や時事問題いうのはアタマの痛い問題なのかもしれない。
○何が合理的なのか?
一般常識テストやSPI試験の結果が選考の材料にされることも多いので、勉強しないわけにはいかないが、「就職活動を有利に導くため」という目的だけであれば、「日々ニュースをチェックする」「毎日、新聞を隅から隅までよく読む」という習慣を課して生活することは非効率かもしれない。就職活動のために必要なビジネスパーソンとして押さえておくべき情報と、必ずしもそうでない情報とが混在しているからだ。普通に講座を受けるなり問題集や参考書で勉強するなりしたほうが、よほど合理的だと思う。
とはいえ、自分が希望する業種のトレンドや業界動向などについては常にアンテナを張っておく必要がある。それこそ、その業種に関するニュースをチェックしたり、ブームを把握したり、今後の展開を自ら考えたりするなど「先読み」する習慣が必要となる。
面接の担当者はその業界で実際に仕事をしている人なので、付け焼刃の知識では一瞬で見透かされてしまう。