JR西日本、農業・健康関連事業の強化に向けて2社との業務提携を発表
JR西日本はこのほど、米卸業最大手の神明ホールディング(兵庫県神戸市)、医療機関などで提供する機能性食レシピのデジタル化に取り組むグローカル・アイ(大阪府大阪市)とそれぞれ業務提携を締結したと発表した。
今回の業務提携は、JR西日本グループが地域活性化に寄与する新たな事業分野として取組みを進める農業・健康関連事業を強化するねらいがあるという。
神明ホールディングは米穀事業に加え、外食・無菌包装米飯、アグリビジネスなどの国内事業を展開し、海外でも食に関わる多彩な事業を展開する企業。JR西日本は、同グループと相互のネットワークを活用して地域にはたらきかけを行い、地域農業の再生と活性化を図ること、ならびに地域自治体や生産者と連携し、相互に農業分野で事業拡大を図ることで合意した。
グローカル・アイは、管理栄養士・栄養士が病院施設内で提供する機能性食レシピのデジタル化を推進し、そのレシピを食品会社へ配信することで、在宅療養者への宅配やスーパーの惣菜売り場での販売などを通じた機能性食普及事業を展開している。
今後、JR西日本グループの持つネットワークの活用により、全国の配食・中食・給食会社などへの機能性食レシピの普及に取り組むことで合意した。