2014年10月23日 09:30
早大など、細胞内の熱源の温度変化を直接測れる分子サイズの温度計を開発
測定の結果、温度上昇1℃あたり4%の蛍光強度の変化を伴う感度を有しており、蛍光温度センサとして機能することが判明したほか、ふりかけるだけで、生物の筋肉や脂肪の細胞にも温度計として導入できることも確認したという。
実際に、がん細胞の内部の熱源の直下、つまり、熱源からの距離がゼロの場所に同温度計を配置し、薬剤で刺激することに伴う熱産生をリアルタイムで観察することにも成功しており、これらの成果を受けて研究グループでは、医療分野では、熱に弱いとされるガン細胞を熱を用いて死滅させる温熱療法という手法があるが、同技術を活用することで、目視では分からない微小のガンを、顕微鏡下で、実際の温度を測りながら死滅させるなどの応用が考えられると説明している。また、生物学分野において、細胞の中の温度が実際どれくらい上がっているのか、ということは、議論が分かれるホットな話題となっていることから、今後、そうした問題を解決するための重要なツールになることも期待されるとコメントしている。
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