2014年11月19日 10:00
コンセプトは「継承と挑戦」 - ヤマハ定番新VPNルータ「RTX1210」販売開始
継承と挑戦は、型番にも表れている。RTX1210は、RTX1200+10であり、これは、既存ユーザーに従来機種からの置き換えモデルであることをアピールすることを意図してつけられたものだという。ただ、中身は「フルモデルチェンジ」を果たしている。社内では当初、モデル名を「RTX1300」する案もあったという。
まず、「継承」については、インタフェースを踏襲している点がある。LANポート×10(スイッチングHUB用LANポート8)、ISDNポート×1、microSD×1、USB×1をそのまま搭載し、ポートの配置もほぼ同じだ。変わった点は、シリアルポートがD-SUBからRJ-45になった程度だ。RTX1200ユーザーは、ケーブルはずし、RTX1210の同じ位置に差し換えればよい。
また、設定ファイルであるコンフィグも、これまでヤマハルータの設定内容をそのまま利用可能で、機種をアップグレードしても、そのまま安定稼働が可能だ。ファンレス/省電力電源/国内メーカーのコンデンサ採用といった信頼性もそのまま踏襲した。●「挑戦」により、パフォーマンスと使いやすさが向上
「挑戦」については、まず、ハードウェアの性能向上がある。