2014年12月26日 09:52
中国人達の戦いが今、"化け物サイト"で起きている--中国の帰省ラッシュ事情
と呼ばれる旧正月だ。この時期は一般的に1週間の休みが用意されており、遠方に帰郷する人などはさらに長期間の休みを取ることも多い。余談ではあるが、従業員たちがそろって帰郷するため工場がストップし、春節には1年で一番きれいな空が保証されている。
帰郷に使用される交通機関のメインは列車、いかに増発されているとはいえ、チケットの確保合戦は厳しい。以前はチケット売り場に行列が作られたものだが、今の主戦場はウェブサイト「12306」となっている。
○「全く中国人ってやつは!」という自虐も
2015年の春節は2月19日、帰省ラッシュの戦いは既に幕を開けている。2013年までは20日前からだったチケットの販売が、2014年からは60日前からとなったのだ。しかも、手数料なしでの払い戻しは出発15日前まで可能。
この施策に対して中国版ツイッター「ウェイボー」で見られる意見は様々だ。「便利だ」という意見もあれば、「こんなに早く売られてもまだ休みが決まってないよ」という意見もある。
買ってから手数料なしで払い戻すまでの猶予は45日あるわけだが、これはある弊害を招きやすい。買い占めだ。すでに理想のチケットを手に入れるために21枚のチケットを購入した夫婦の話題が広められ、やり玉に挙げられている。