富士フイルム、標準ズーム「FUJINON XF16-55mm F2.8 R LM WR」を海外発表

富士フイルムは1月6日、同社のレンズ交換式カメラ「X」シリーズ用の交換レンズ「FUJINON XF16-55mm F2.8 R LM WR」を海外向けに発表した。2月に発売となっているが、日本国内での発売に関する情報は明らかにされていない。
新たに開発した「Nano-GI (Gradient Index)コーティングテクノロジー」によって、ゴーストやフレアを抑制。この技術は、レンズの表面にナノサイズの凹凸構造を形成し、光の反射を低減する。レンズ全面に施された独自のHT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating:高透過電子ビームコーティング)によっても、ゴーストやフレアを効果的に抑制している。
35mmフィルム換算の焦点距離は24~84mm相当で、インナーフォーカス方式を採用。AFはリニアモーターで駆動し、最速0.06秒で合焦するという。フォーカスリングに加えて絞りリングを搭載し、レンズ本体は防塵および-10度の耐候性を備えている。
そのほか主な仕様は、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、レンズ構成が12分17枚、最短撮影距離が0.6m(ワイドマクロ時は30cm)